1220人のコロナ患者。
打つ手は無いのかも知れない。
昨夏、吉村知事が「イソジンでうがいをすれば、コロナの陽性率が下がる」だったか文言は忘れたが、そんな事を云っていた。
此れは、論文等で検証発表されていた事ではない。
此の発言後、売り場からイソジンが無くなり、一時見掛けなくなった。
あれから、此のイソジンの効能はどうなったのか、コロナと五輪の喧騒に掻き消されてしまった。
話題は逸れるが、テレビ、有名な識者や機関により特定の食品の効能が声高に謳われた為、売り場から消えると云った減少が繰り返されて来た。
故意の印象操作で、或る識者や有名機関が効能を盛って喧伝していたとも聞く。
・あの人が云うなら間違いないだろう。
・あの研究グループが発表したのなら、科学的根拠もしっかりしているから間違いない。
我々は、知らぬ内にバイアスに掛かってしまっていて、疑う事をしない。
他人を信用させるには、真実を多めに喧伝して信用させれば、少量の嘘も罷り通ってしまう。
さて、此のイソジンについて、あれから吉村知事からのコメントは聞いていない。
在ったのかも知れぬが、吾は知らない。
イソジンは、使用が過ぎると口腔内の正常細菌を殺してしまい甲状腺に異常を来たす。
水による、通常のうがいを徹底する方が、イソジンよりも優っていると聞いた事が在る。
使用には医師や薬剤師の指導を厳守する必要があるのではないかと思う。
当時、此の無責任極まりない素人発言で、一般の人からの問い合わせが殺到して手を取られ混乱したと云う。
コロナ対応で手一杯の所に、吉村知事の此の発言で医療現場は困惑したのである。
まぁ過ぎた事ではあるが、結構大風呂敷を広げる人だなぁと思った。
今となっては、ワクチン接種と基本の感染予防徹底と人の移動を抑えるしか術は無い。
今後は、科学的根拠や臨床結果の無い事で、下々を混乱させないで頂きたい。