卓球女子の試合で、韓国代表のシン・ユビン選手と対戦した日本代表の早田ひな選手が勝利した。
其の瞬間、感極まった早田ひな選手が泣き崩れた。
其処へシン・ユビン選手が駆け寄り、早田ひな選手に優しくハグをして勝利を称えた。
試合後のインタビューでシン・ユビン選手は、
「私に勝った相手は私より長い期間、黙々と努力した選手達。其の様な点は認めて学ばなければならない。私もより長い期間、黙々と訓練しなければならない」
そして早田選手について、
「早田を長い間見て来た。本当に一生懸命頑張って真剣に試合した。そんな部分を認めてあげたかった。私ももっと心が強い選手になりたいという一心で抱きしめて、祝福の挨拶をした」
とコメントを残している。
一流と称されるアスリートは、シン・ユビン選手の様に謙虚で冷静な心を持っている。
極められた心・技・体を持っている。
シン・ユビン選手の此の姿勢は凡てに通ずる。
見習いたいが、余りにも崇高過ぎて及ばない。
パリ五輪はまだ始まったばかりだが、今現時点で、最も心を揺さぶられた対戦だった。
早田ひな選手、シン・ユビン選手、本当にお疲れ様でした。