●『電車男』に隠されたデキるデート術！

電車男　アイテム・ガイドその2

　今回のフジの『電車男』の中で主人公くんがデート中の会話のネタとして必至に調べた店の名前に「タイユヴァン・ロブション」というのがあった。
　実はこの店、意外とオタクな人たちも利用していたかもしれない。
　というのも、この店のあった恵比寿ガーデンプレース、オープン当初はアドビやシリコングラフィックス、IBMといった電脳な企業が入居していたことがあり、そのまわりにも電脳（SE系・デザイン系）な事務所などが点在している。（ついでに某デザイン系専門学校も…）
　そういうギョーカイの人と秋葉のアイドルイベントに参加している人とはイコールではないかもしれないが、ガンダム率は高い（笑）
　その界隈にある会社でプログラマーをやっている私の友人はよくロブションのケーキを買って帰ったものだといっていたぞ。カミさんの指令らしいが…

　さて、エルメス（伊東美咲）が「いまはジョエル・ロブションにかわりましたよね」というようなフレーズかあるが、これが今回のポイントだ。
　「タイユヴァン・ロブション」は元々、パリの三つ星レストラン、タイユヴァンとロブションとのコラボレーションで“あわせて6つ星レストラン”と鳴り物入りでスタートした。

　あ、あわせて6つ星…て、

　これってオールスターで夢の共演！古田敦也×小宮山悟合わせて80歳バッテリーみたいなものか（笑）。

　で、後に共同参画のタイユヴァンのほうがパリ本店の不振だかなんだかで、この店から手を引くことになり閉店。店舗はロブションがそのままひきつぎ店名もロブション氏一人の名前、「ジョエル・ロブション」となった…というのがエルメスのセリフの向こうにあるコトの顛末。

　さて本当のポイントはこれに伴い経営がサッポロビールからフォーシーズにうつったこと。

ここからは具体的にいってみよう

男「ねぇ、今度、食事しない？」
女「えー？どうしようかなぁ」
男「恵比寿のロブション予約しちゃったんだけど」
女「えー？ロブションのディナー？いくいくぅ！　（メシ食ったらさっさと帰ればいっか）」

そして当日…

男「もっしぃー、今日さぁ仕事はいっちゃって予約の時間までに行けないんだわぁ」
女「えー？」
男「店のほうはキャンセルしたんだけど、かわりにうちこない？」
女「ムリムリ」
男「ロブションとおんなじとこからケータリングとるけど」
女「えー、マジぃ？だったらイクイク」
（ここで彼女は最近流行りの高級ホテルのケータリングみたいのを想像してしまう）

でも実際に彼が電話するのはPIZZA-LAだ。
そうフォーシーズの傘下にはPIZZA-LAもあるのだ。っていうかむしろこっちのほうが有名。

おなじとこからケータリング
…この言葉にウソはない。

　勝負は30分以内だ！（笑）




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