オルティスの呪いにからんだ投稿はこれで3本目になってしまたけど、今回紹介する記事のNew York Postこそがいわば騒動の火元というか功労者。
15日付とちょっと古いんだけどタレこみから犯人の息子のコメントに至るまで盛りだくさんで面白い。
NO.1 FAN 'BAR' NONE
PUBSTER'S SOX-POX TIP
さていきなり“見だしでポン”に相応しいネタ。BAR NONEはイチバンという意味なので意味が重複するけど、英語は似た意味を畳みかけるような表現もよくある。なによりここは、「事件はバーでの会話から始まった」ということにひっかけたシャレなのだ。ここは単数形だから常連の一人?
PUBSTERの“STER”はGANGSTERみたいに使われる~カンケーのみたいな意味の接尾語。飲み屋の連中みたいな意味になるんだろう。
でPOXは前回のZAK ZAK記事の誤訳指摘でも言ったように「呪い」。天然痘ぢゃないよ(笑)。
さて本文は内容だけ紹介。以下↓
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もし一人のヤンキース・ファンがベイ・リッジのあるバーでビールをあおりながらそのハナシを耳にしなかったら、あのレッド・ソックスのユニフォームはいまだ新球場のコンクリートの下に埋められていたことだろう。
先週木曜日の朝早くベンハースト出身の大工・ビリー・ディクリスティーナさん(27)はビーン・ポスト・パブでレンジャースのプレイオフを見ていた時に、そこの常連客の一人から呪いのジャジーがスタジアムに埋められたというたくらみについて聞いたのだった。
「ボクは問いただしてみたんだけど、最初は彼がボクを怒らせようとからかってるんだと思ったんだ」とディクリスティーナさんは取材に対してこう答えた。
「でも彼は大真面目だったんで、ボクはムカついてきてこう言ったんだ『そのボストンのゴミをボクたちの球場から出さなきゃ』ってね」
そしてディクリスティーナさんはバーテンダーに「ニューヨーク・ポストをかしてくれ!」と叫んだ。彼は2ページ目に載っている番号に、それこそ購読受付からお客様相談係まで片っぱしから電話をかけまくった。
彼はなんとか酔いでろれつのまわらない中で、ある記者の留守番電話にメッセージを残すことができたのだが、それが記事になったときは匿名情報としてだった。
「酔っぱらってて自分の電話番号を言うのを忘れてたんだ」と彼は昨日の取材で明かした。
本紙は作業員らにウラをとることができ、潜伏していたデヴィド・オルティス・ジャージーは掘り出された。なので今はもう新球場は汚染されてはいない。
何ひとつ彼の手柄にはなっていなかったがディクリスティーナさんは「呪いは解かれた」という(自分がタレこんだネタの載った)金曜日付の本紙の一面と月曜日付に掲載された「呪いが解かれた」という記事を読んだ時に興奮を覚えたという。
「ボクはあまり迷信を信じるほうではないんだけど、そいつが掘り出されたことが純粋にうれしかったんだ。だってもし埋まったまんまだったら新球場に行くたんびに気分が悪いからね」
「多分、掘り出した人たちも同じ気持ちだったと思うよ。彼らがやんなかったらボクが掘りにいってたところだよ」
ディクリスティーナさんはそれがデヴィッド・オルティスのものだったということもよかったと思ったという。
「他のヤンキースファンもテッド・ウィリアムスのじゃなくってよかったと思ってるはずさ」
ディクリスティーナさんは今回のこの“妨害工作”を行ったジノ・カスティノールについては、彼はなんらかの報いを受けるべきだと語った。
その“ブロンクスの裏切り者”はいまのところ刑事責任は追及されていないとブロンクス地区検事局のスポークスマンは本紙にコメントしているが、コンクリートを破砕するのに50,000ドルもかかっており、ヤンキース側は彼への告訴も検討しているという。
今回の犯人の息子であるジノ・カスティノールJrくんは、父はチャンスさえあったらもう一度やるだろうと言った。
「ボクのパパはスゴイことをしたと思うよ、これは多分ブロンクスでレッドソックスファンを代表してやったことなんだ。そして今じゃそのことをみんな知っている」
そんな中、ヤンキースは明日の因縁のレッドソックス戦に先だち“この世界の外からの”始球式を計画していた。
ニュージャージー出身の宇宙飛行士ギャレット・ライズマンが国際宇宙ステーションの中から無重力空間を漂いながらの始球式を行う。
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“the insidious David Ortiz jersey”の“insidious”って病原菌がまだ発症していない潜伏期間みたいな意味なのでその後の“no longer be poisoning”と呼応していて、無事滅菌されたみたいなノリになって、タイトルにあったPOXの元の意味である伝染病ともひっかかっている。
実は宇宙からの始球式に関してはMLBコムにのってた記事ではレッドソックスの「Bill "Spaceman" Lee」の名前も織り込んであったので紹介しようと思ってたんだけど、日にちも経っちゃったし、この記事のケツにあったからこれでいいか…ってことで。
ちなみにビル・リーの背番号は今、岡島秀樹がつけている37だった。
例によって元記事を参照したい人は英語見だし部分をクリック。
15日付とちょっと古いんだけどタレこみから犯人の息子のコメントに至るまで盛りだくさんで面白い。
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さていきなり“見だしでポン”に相応しいネタ。BAR NONEはイチバンという意味なので意味が重複するけど、英語は似た意味を畳みかけるような表現もよくある。なによりここは、「事件はバーでの会話から始まった」ということにひっかけたシャレなのだ。ここは単数形だから常連の一人?
PUBSTERの“STER”はGANGSTERみたいに使われる~カンケーのみたいな意味の接尾語。飲み屋の連中みたいな意味になるんだろう。
でPOXは前回のZAK ZAK記事の誤訳指摘でも言ったように「呪い」。天然痘ぢゃないよ(笑)。
さて本文は内容だけ紹介。以下↓
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もし一人のヤンキース・ファンがベイ・リッジのあるバーでビールをあおりながらそのハナシを耳にしなかったら、あのレッド・ソックスのユニフォームはいまだ新球場のコンクリートの下に埋められていたことだろう。
先週木曜日の朝早くベンハースト出身の大工・ビリー・ディクリスティーナさん(27)はビーン・ポスト・パブでレンジャースのプレイオフを見ていた時に、そこの常連客の一人から呪いのジャジーがスタジアムに埋められたというたくらみについて聞いたのだった。
「ボクは問いただしてみたんだけど、最初は彼がボクを怒らせようとからかってるんだと思ったんだ」とディクリスティーナさんは取材に対してこう答えた。
「でも彼は大真面目だったんで、ボクはムカついてきてこう言ったんだ『そのボストンのゴミをボクたちの球場から出さなきゃ』ってね」
そしてディクリスティーナさんはバーテンダーに「ニューヨーク・ポストをかしてくれ!」と叫んだ。彼は2ページ目に載っている番号に、それこそ購読受付からお客様相談係まで片っぱしから電話をかけまくった。
彼はなんとか酔いでろれつのまわらない中で、ある記者の留守番電話にメッセージを残すことができたのだが、それが記事になったときは匿名情報としてだった。
「酔っぱらってて自分の電話番号を言うのを忘れてたんだ」と彼は昨日の取材で明かした。
本紙は作業員らにウラをとることができ、潜伏していたデヴィド・オルティス・ジャージーは掘り出された。なので今はもう新球場は汚染されてはいない。
何ひとつ彼の手柄にはなっていなかったがディクリスティーナさんは「呪いは解かれた」という(自分がタレこんだネタの載った)金曜日付の本紙の一面と月曜日付に掲載された「呪いが解かれた」という記事を読んだ時に興奮を覚えたという。
「ボクはあまり迷信を信じるほうではないんだけど、そいつが掘り出されたことが純粋にうれしかったんだ。だってもし埋まったまんまだったら新球場に行くたんびに気分が悪いからね」
「多分、掘り出した人たちも同じ気持ちだったと思うよ。彼らがやんなかったらボクが掘りにいってたところだよ」
ディクリスティーナさんはそれがデヴィッド・オルティスのものだったということもよかったと思ったという。
「他のヤンキースファンもテッド・ウィリアムスのじゃなくってよかったと思ってるはずさ」
ディクリスティーナさんは今回のこの“妨害工作”を行ったジノ・カスティノールについては、彼はなんらかの報いを受けるべきだと語った。
その“ブロンクスの裏切り者”はいまのところ刑事責任は追及されていないとブロンクス地区検事局のスポークスマンは本紙にコメントしているが、コンクリートを破砕するのに50,000ドルもかかっており、ヤンキース側は彼への告訴も検討しているという。
今回の犯人の息子であるジノ・カスティノールJrくんは、父はチャンスさえあったらもう一度やるだろうと言った。
「ボクのパパはスゴイことをしたと思うよ、これは多分ブロンクスでレッドソックスファンを代表してやったことなんだ。そして今じゃそのことをみんな知っている」
そんな中、ヤンキースは明日の因縁のレッドソックス戦に先だち“この世界の外からの”始球式を計画していた。
ニュージャージー出身の宇宙飛行士ギャレット・ライズマンが国際宇宙ステーションの中から無重力空間を漂いながらの始球式を行う。
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“the insidious David Ortiz jersey”の“insidious”って病原菌がまだ発症していない潜伏期間みたいな意味なのでその後の“no longer be poisoning”と呼応していて、無事滅菌されたみたいなノリになって、タイトルにあったPOXの元の意味である伝染病ともひっかかっている。
実は宇宙からの始球式に関してはMLBコムにのってた記事ではレッドソックスの「Bill "Spaceman" Lee」の名前も織り込んであったので紹介しようと思ってたんだけど、日にちも経っちゃったし、この記事のケツにあったからこれでいいか…ってことで。
ちなみにビル・リーの背番号は今、岡島秀樹がつけている37だった。
例によって元記事を参照したい人は英語見だし部分をクリック。
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