今日、「あっぱれ!!さんま新教授 」を見てたら、有坂来瞳が「クイック恋愛心理テスト」というのをやっておった。考えたのはもちろん有坂来瞳ではなくなんとかっていう占い師みたいな名前のセンセーだった。
その問題のひとつでワイングラスを持つときどこを持ちますか?ってのがあった。
1上部分(ボウル)
2中部分(ステム)
3下部分(ベース)
これで「貴方が女性に何を求めているのかわかる」とかそんなんだったと思ったけど、でもこれってテーブル・マナーで決まってんぢゃん(笑)。
ステムを持つのが正しいと教わってきたのだけど、一応、今回書くにあたって検索してみたらトンデモなサイトを発見してしまった。
『日向清人のビジネス英語雑記帳』
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2005/06/post_55.html
彼によれば
「ワイングラスはボウル状の部分を持つ」
のが正しく
ステムを持つのは
「外国の人たちから見れば、まさに東洋の奇習」
だそうだ
でステムを持つ習慣はソムリエのテースティングを勘違いして広まっただけで
「食事の席で日本茶を飲む際、茶の湯の会よろしく、器を小器用にまわしながら飲んだりしたら相手も驚くわけで、そのぐらいの違和感があります。」
なんて言ってるけどアンタこそ日本人なら茶の湯の儀礼の持つ意味くらいは学んだほうがいいぜ。
まわすわけねーだろ!
この人は“喩え”がちょいちょいおかしい
当然のようによせられた多数の反論コメントの中に…
友人の外務省高官、仏大使館員、またワイン生産者は、すべからくステムを持っています。
写真を拝見しますと、カットグラスの場合がほとんどですよね、これ。カットグラスの場合、ステムにもカッティングが施してある場合が多く、ただ単純に持ちやすいところをもっているようにしか思えず、これが証拠というにはいささか早計に過ぎると思われます。
…というのがあったんだけど、これに対しては
「外務省高官と言ってもピンキリ」
だそうで
「ここでワイン生産者が、なぜ出てくるのか理解に苦しみます。おちょこの持ち方の話にどこかの蔵元を引っ張りだすのと同じで、英語ではこういうのを irrelevant authority と言います。」
と英語学習者の読者の方々に小ネタまで披露して下さっている。
生産者の“知識”と“口出し”を全否定している割にはその前の肯定者のコメントの中あった「シャトーの代表者やオーナー,経営者,醸造主の方々」は諸手をあげて受け容れちゃってる(笑)
で、上に紹介した反論の中にある「持ちやすいから」が大ヒントなんぢゃねーのかな?。
そこに“証拠”として並べられている晩餐会風のスナップ写真に写っている人たちはみな立っていることに注目。
フツーはワインなんて座って飲むもんだ。
だからこそテーブルマナーっていうんだろ?
立ってるときは粗相しないようにと安定を重視してるじゃないのかな。
しかもあれらの写真っていかにも乾杯の直前直後の雰囲気にみえるし。
そんな状況の100分の1秒くらい切り取ったところで証拠になるかっちーの。
っていうかマナーのハナシするんだったら、せっかく英語学習者向けのサイトのようなんだし、欧米の高名なマナーの権威とかの文献でも引用・紹介すればいいのになんでここで写真?
「外務省高官と言ってもピンキリ」なんて言ってるくせに証拠物件の中に「エイリアス」のシーズン2とか入れちゃってるのが笑える。
以前、食の本場、フランスからやってきたはずの貴公子アラン・ドロンはあのビストロ・スマップでけっこーきたねー食いかたしてたぜ。
念のためと思って英語で書かれたサイトではどんな風に書いてあるのかと思って検索してみた
how to hold a wine glass
http://www.google.com/search?hl=en&ie=ISO-8859-1&q=how+to+hold+a+wine+glass
まぁ、英語で書かれたサイトでもフィリピンやシンガポールや日本で書かれている可能性はゼロではないけどね。
日向センセーだったらそれくらいの反論はしてきそうなので先に言ってみた(笑)。
そもそも検索文が英語としてヘンとか突っ込んでくるかも
ひょっとしたらスポーツ記事の英語解釈がヘンとか別件で攻めてきたりして
まぁそれはそれでこっちも勉強になるからいいや
で
とりあえず、やっぱり世の中の推奨はstem(長い部分)だったなぁ
理由もやっぱり体温が伝わらないようにってのと指紋をつけないようにってなってたな。
この体温説に対してセンセーは
「赤にしろ白にしろ、体温が伝わるほど長く持っている方がどうかしています」
なんて言ってるけど、儀礼というのは科学的合理性が必ずしもあるとは限らない。
それほど気を使っているんですよ…っていう美意識だったりとかもするのだ
でもイッキのみでもしないかぎりは影響もあると思うけどなぁ。
あと指紋をつけないようにってのも欧米文化で育った気配りだと思うんだが。
それこそ日本人よりもガラス製品の輝きに敏感なのでは?
陶磁器とかは指紋とか目立ちにくいものね
っていうか、だったらボウル部分を持たなければならない理由は何だ?
ワイングラスがいいものだったらよけいにステム部分を持って飲んだほうがエレガントに見える気がするが
とりあえずこのセンセーの反論はなんだか反論になってないものが多いのが気になった。
英語圏の人はロジック(論理性)を重んじるが、日本人にはそれが欠けているから、日本人は英語力以前にディベートに弱いだなんて読んだことがあるけど、センセーのレスはなんか屁理屈にもなってない。
まじめにコメントしてる人や真実を知りたがっている人たちが可哀想。
…だからおいらもコメントはしなかった。
思ったんだけど
「先日、姪の結婚式に行ってきましたが、姪までステムホルダーだったのでがっかりしたぐらいです。」
という一行がすべてを語っている気がする。
自分が正しいと思うマナーだったらそっと教えてあげればいいぢゃない。
それを無知の例のようにここで身内を晒すなんて
きっと学歴とか職業で人を見下すタイプなんだろうな。
「根本的な質問なのですが、ステムを持つと公の場で恥をかくのですか?」
という質問に
「『恥をかく」の定義次第ですが、「何か変だな、この人」と思われると思います。」
だってさ。
(たとえボウル説が正しいとしても)おいらはアンタがヘンな人だと思ったよ。
まぁ、とりあえずここはヘンリー・マンシーニの「酒とバラの日々」でも聞きながら乾杯しよう!
乾杯の瞬間だけはどこを持っててもいいよ!
その問題のひとつでワイングラスを持つときどこを持ちますか?ってのがあった。
1上部分(ボウル)
2中部分(ステム)
3下部分(ベース)
これで「貴方が女性に何を求めているのかわかる」とかそんなんだったと思ったけど、でもこれってテーブル・マナーで決まってんぢゃん(笑)。
ステムを持つのが正しいと教わってきたのだけど、一応、今回書くにあたって検索してみたらトンデモなサイトを発見してしまった。
『日向清人のビジネス英語雑記帳』
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2005/06/post_55.html
彼によれば
「ワイングラスはボウル状の部分を持つ」
のが正しく
ステムを持つのは
「外国の人たちから見れば、まさに東洋の奇習」
だそうだ
でステムを持つ習慣はソムリエのテースティングを勘違いして広まっただけで
「食事の席で日本茶を飲む際、茶の湯の会よろしく、器を小器用にまわしながら飲んだりしたら相手も驚くわけで、そのぐらいの違和感があります。」
なんて言ってるけどアンタこそ日本人なら茶の湯の儀礼の持つ意味くらいは学んだほうがいいぜ。
まわすわけねーだろ!
この人は“喩え”がちょいちょいおかしい
当然のようによせられた多数の反論コメントの中に…
友人の外務省高官、仏大使館員、またワイン生産者は、すべからくステムを持っています。
写真を拝見しますと、カットグラスの場合がほとんどですよね、これ。カットグラスの場合、ステムにもカッティングが施してある場合が多く、ただ単純に持ちやすいところをもっているようにしか思えず、これが証拠というにはいささか早計に過ぎると思われます。
…というのがあったんだけど、これに対しては
「外務省高官と言ってもピンキリ」
だそうで
「ここでワイン生産者が、なぜ出てくるのか理解に苦しみます。おちょこの持ち方の話にどこかの蔵元を引っ張りだすのと同じで、英語ではこういうのを irrelevant authority と言います。」
と英語学習者の読者の方々に小ネタまで披露して下さっている。
生産者の“知識”と“口出し”を全否定している割にはその前の肯定者のコメントの中あった「シャトーの代表者やオーナー,経営者,醸造主の方々」は諸手をあげて受け容れちゃってる(笑)
で、上に紹介した反論の中にある「持ちやすいから」が大ヒントなんぢゃねーのかな?。
そこに“証拠”として並べられている晩餐会風のスナップ写真に写っている人たちはみな立っていることに注目。
フツーはワインなんて座って飲むもんだ。
だからこそテーブルマナーっていうんだろ?
立ってるときは粗相しないようにと安定を重視してるじゃないのかな。
しかもあれらの写真っていかにも乾杯の直前直後の雰囲気にみえるし。
そんな状況の100分の1秒くらい切り取ったところで証拠になるかっちーの。
っていうかマナーのハナシするんだったら、せっかく英語学習者向けのサイトのようなんだし、欧米の高名なマナーの権威とかの文献でも引用・紹介すればいいのになんでここで写真?
「外務省高官と言ってもピンキリ」なんて言ってるくせに証拠物件の中に「エイリアス」のシーズン2とか入れちゃってるのが笑える。
以前、食の本場、フランスからやってきたはずの貴公子アラン・ドロンはあのビストロ・スマップでけっこーきたねー食いかたしてたぜ。
念のためと思って英語で書かれたサイトではどんな風に書いてあるのかと思って検索してみた
how to hold a wine glass
http://www.google.com/search?hl=en&ie=ISO-8859-1&q=how+to+hold+a+wine+glass
まぁ、英語で書かれたサイトでもフィリピンやシンガポールや日本で書かれている可能性はゼロではないけどね。
日向センセーだったらそれくらいの反論はしてきそうなので先に言ってみた(笑)。
そもそも検索文が英語としてヘンとか突っ込んでくるかも
ひょっとしたらスポーツ記事の英語解釈がヘンとか別件で攻めてきたりして
まぁそれはそれでこっちも勉強になるからいいや
で
とりあえず、やっぱり世の中の推奨はstem(長い部分)だったなぁ
理由もやっぱり体温が伝わらないようにってのと指紋をつけないようにってなってたな。
この体温説に対してセンセーは
「赤にしろ白にしろ、体温が伝わるほど長く持っている方がどうかしています」
なんて言ってるけど、儀礼というのは科学的合理性が必ずしもあるとは限らない。
それほど気を使っているんですよ…っていう美意識だったりとかもするのだ
でもイッキのみでもしないかぎりは影響もあると思うけどなぁ。
あと指紋をつけないようにってのも欧米文化で育った気配りだと思うんだが。
それこそ日本人よりもガラス製品の輝きに敏感なのでは?
陶磁器とかは指紋とか目立ちにくいものね
っていうか、だったらボウル部分を持たなければならない理由は何だ?
ワイングラスがいいものだったらよけいにステム部分を持って飲んだほうがエレガントに見える気がするが
とりあえずこのセンセーの反論はなんだか反論になってないものが多いのが気になった。
英語圏の人はロジック(論理性)を重んじるが、日本人にはそれが欠けているから、日本人は英語力以前にディベートに弱いだなんて読んだことがあるけど、センセーのレスはなんか屁理屈にもなってない。
まじめにコメントしてる人や真実を知りたがっている人たちが可哀想。
…だからおいらもコメントはしなかった。
思ったんだけど
「先日、姪の結婚式に行ってきましたが、姪までステムホルダーだったのでがっかりしたぐらいです。」
という一行がすべてを語っている気がする。
自分が正しいと思うマナーだったらそっと教えてあげればいいぢゃない。
それを無知の例のようにここで身内を晒すなんて
きっと学歴とか職業で人を見下すタイプなんだろうな。
「根本的な質問なのですが、ステムを持つと公の場で恥をかくのですか?」
という質問に
「『恥をかく」の定義次第ですが、「何か変だな、この人」と思われると思います。」
だってさ。
(たとえボウル説が正しいとしても)おいらはアンタがヘンな人だと思ったよ。
まぁ、とりあえずここはヘンリー・マンシーニの「酒とバラの日々」でも聞きながら乾杯しよう!
乾杯の瞬間だけはどこを持っててもいいよ!