大麻が炙り出す、この国の本質

とりあえず私は大麻解禁には賛成はしないが
元厚生労働省・麻薬取締部とかいう
高濱良次氏のもの言いには怖さを感じた

巷にはびこる大麻禁止を軽視する言説として

●大麻が合法的な国がある
●依存性は弱い
●酒やたばこよりも害は少ない
●大麻を支持する人は多い

などがあるが、高濱氏のいわせると
これらはすべて売人がひろめたデマだという。
え？売人？
「大麻が合法的な国がある」は事実だし
他の項目とて真向から全否定できないものばかりだと思う。
そもそも売人発信でもないし。

一応、くりかえすが
なるほどこれなら解禁だね…とは決して思わない。
ゲートウェイドラッグ問題とか
お国事情とか、熟慮すべき要素は多々あるからだ。
が
高濱氏のもの言いは
まるで冤罪を作り出す暴力刑事のようだ
短めの補助線を一本引いただけで独裁者にもつながりそうだ

議論の余地はある
が
この国会でさえ、質問の答えになってない発言が連発されるこの国で
果たして議論がなりたつだろうか？