ワクチンで感染までは防げないという不都合な真実～不織布ケーサツの次はワクチンファシズムがコワイ？

　なんかここにきてワクチンまわりのモノ言いが不穏なオーラをまとってきた。二木とかいう好感度おじさんもワクチンの安全性についてのコメントになると甘々になっている。
　あの冷静沈着な荻上チキ氏でさえも自身が打つことに決めているせいかコメントがワクチン側に寄せ気味にみえる。さすがに「ワクチン打ったほうがいいよね」とはいわないが、識者への一見、両論併記的な質問構成もよくよく聴いていると言葉を引き出している感じで、しめは「懸命な人ならわかるよね？」的な雰囲気で、むしストレートに促されるよりこわい。

その計算まちがってません？
　テレビの街頭インタビューでは
「メリットとデメリットを考えたとき接種したほうがいいと思ったので打とうと思いました」という意見をよく紹介する。でも、これって確率論的には間違ってね？
　だってこの人って感染する前提ではなしてるよね？コロナ感染者っていままでのぜぇぇぇんぶ累計でも40万人弱だから全人口の0.3%にすぎない。ほとんどの人はまだまだ感染しないのだ。

ワクチンで感染はふせげない。
それにワクチンで防げるのは発症からで、感染そのものはふせげない。ここらへんの説明にも「前のめり感」がただよっててコワイ。
「たしかに感染は防げないが～」とはじめた後になんだかわかったようなわかんないような説明が続き、総合的、俯瞰的にいかにワクチン接種が意味あるかという結論にもちこむ。

集団免疫という名の一億火の玉
　実際のところ、全員が接種すれば、劇的に流行を抑えられるのかもしらんが、全体のために多少の犠牲はやむを得ん…ときこえる。いや、実際そういうことだろう。
　それをいちいち言ってたらはじまらない？いや、たしかにそうかもしれないのだが、今の報道、なんかあまりに選択肢をせばめめにかかってないか？前のめりすぎないか？チキ。おまえもか…と。

医師のリアルな肌感覚
　けさ「とくダネ」で接種の「開幕戦」を中継していたが、解説をしていた医師は最後に「センセーはどうするのか？」ときかれて、わたしは様子を見て、患者さんに安全ですと説明できるようになってから打つと答えスタジオをずっこけさせていた。

「打たんのかーい」みたいな。
　だが、しかし、これが正しいスタンダードな危機意識だ。というのも

安全性は明らかに低い
　技術の進歩とSARS-1からの蓄積で開発速度はアップできたとはいっても、臨床検査の期間を縮めることはできない。つまり通常の医薬品開発における危機管理プロセスが省かれていることは事実。

「すぐ消えるから安全」には明らかな論理破綻
　mRNAワクチンは数日で消えるから安全だというが、それが安全の必要十分条件ではないと思う。ここらへんの説明をするときの専門家の語尾がなんとも腰がひけた感じなのも気になる

「数日で消えるから…安全だと…思うよ、多分」

↑誇張的翻訳するとこんなかんじ。

　ワクチンの種類の説明がはじまったとき
「人類史上だれも経験したことのないワクチンなので副反応についても未知」というくだりをよく聞いたものだがここにきてピタリとこの文言がひっこんだ。そこにもなにか意図を感じる。
　ネガティブな情報流したら供給しないよ、と売り手市場な構図は確か。

　そもそも数日で消えるから安全ということ自体に論理的破綻がある。つまり副反応は多くの場合、「効き目」と表裏一体だ。たとえば一時期よく耳にした「サイトカインストーム」は免疫の暴走、いわばセルフ副反応で免疫系の疾患にはよくある構図だ。免疫と受容体にまつわる誤動作はよくあることだし、「キキメ」をからだに刻んていくワクチンは常にその危険をはらんでいるともいえないか？。数日でキキメまでも消えてしまうというならグっと安全性も増すが。
　なんか数日で消えるから安全ってまるで食品添加物の説明みたいでシロウトをなめた感じ。そもそも早めのに消えちゃうから２回打つんでしょ？

国は信用できるか？
　日本はひいき目に見ても薬害大国だ。間違いは誰にでもある？でも間違いが起こってからのケアはどうだ？高裁でほぼ真っ黒になっても伝統的に最高裁まで粘る。もし賠償となれば国民の血税だから、控訴、上告はお上の義務？国民への誠意？でも、ほぼ真っ黒という状況なら寿命ある被害者はさっさと救済したほうが人道的だし、余分な裁判費用もかからないというもの。

特例承認のワナ
　製薬会社というのも、いざとなったら弱者を踏みつぶすというのは歴史的事実。しかも今回は非常時ということでいろんな「免責」があるだろう。

日本はアレルギー大国。
原発訴訟ははどうだった？
公害訴訟は？
アスベスト訴訟は？
そーいえば休業補償は結局のところ…？

…占いの材料はいくらでもある。

え？
自分だけの問題ぢゃないだろって？
だったら、先述のまだ接種したくない医師の名誉のためにも補足するが、彼は感染対策はしっかりとしつつ、と言っていた。つまり感染対策でもワクチン相当の社会貢献は可能なのだ。厳しめの感染対策なら感染そのものが防げないワクチンよりむしろ上。理屈の上ではワクチン接種者が無敵感覚で感染まき散らすなんて構造もあるってことじゃない？
　
結局、社会のための個人の行動って、やっぱり「天秤」だと思うのだよ。決して一択ではなくね。

　実際のところ、いまの日本の状況だと「打たない権利」を主張するのもアリだと思う。なんか極端な意見を紹介してワクチンに懸念を示している人が「陰謀論者」のように扱ってる番組もあったが、それを言うなら政府は結局、オリンピックを見てるんぢゃない？とも疑いたくなるよ。

結局のところ五輪を見てる