ミス・ユニバース日本代表はポルノ女優かっ

NHKにっぽんの現場
ビューティー・ガールズ ～東京表参道　世界へのステップ～

　これはイネス・リグロンとかいうおばはんがミスユニバースの日本代表を鍛え上げるという虎の穴式ドキュメンタリーで、ついこないだもフジテレビで同じようなのをやってたんでNHKは一体どういうアプローチをするのか期待して見てたんだけどキレイごとでまとめやがってガッカリだったよ。

　フジでやったときは、そりゃもうひどい内容だったのさ。いや、あれを見て感動したという人もいるかもしれないけど、少なくともおいらにはどんよりした気分になっちまった。

　イネス隊長が和気あいあいとしているギャルたちに対して候補者同士で仲良くしてんぢゃねー…ってが怒り狂うシーンがあったんだけど、それってどうなんだろうな？
真の美女って闘争心の中から生まれるもんなのか？

　別にこれがスポーツ選手のハナシだったとしてもやるときゃやるけど、合宿所ではフツーに話すなんてことはアリな気がするだけどな。

　そういや国際的なミスコンの楽屋では足の引っ張り合ってるとか、ステージ上ではアピールのために場所の取り合いみたいな裏話を聞いたことあるけど、そんなんで勝ち上がった女はとても尊敬できんな。

　「あいのり」みたいなノリで候補者の日記が紹介されるシーンがあったんだけど、水着で男性モデルとからむというイネス発案の選考課題について「そんなの聞いてない」「ありえない」と困惑しているコがいた。
　洗練された内面をも要求されるミスコンの候補者がテレビでの公開を前提とした日記の文面で「ありえなーい」などというギャル語を使ってしまうこと自体、ありえねーだろ…ってツッコミたくなったけど彼女の感覚には同意できる。

　あんなのイヤだって思うほうがフツーだろ。

　半裸の男女が舐め合うような“アダルト恋愛踊り”するなんて、まるでストリップ・ショーだ。案の定NHK版のほうではここは短めにしか流れなかったな。

　別に水着審査まではアリだと思うんだけど、それってプロポーション見せるくらいでいいぢゃねーか。

　森理世さん顔見てて、なんか思い出すんだよな…とずっと気になっていたんだが、今回やっとわかった。
あの顔は洋モノのポルノに出てくる東洋人の顔だ。


世界で認められたものがかならずしもいいもんじないかもってのは“たけし”とか“たかし”見てりゃわかるでしょ
例えば東欧製のトイレットペーパーなんて日本の部屋にあったらちょっとしたインテリアになるかもしれんけど、異国情緒なんてそんなもんよ。

　日本人が世界進出と供に逆にアイデンティティとか伝統を失ってるとしたらそりゃ皮肉ってもんだ。

まぁ、目指したいヤツらは目指せばいいけど、みんながあれを女性のあるべき見本だと思うようになったらいやだなぁ。