偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』定番はキホンやらせです。

2021年07月04日 14時58分06秒 | ◎ツッコミ思案neo

『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』(フジテレビ系)
7月3日放送回は、やらせのパターン等「ギョーカイの仕組み」を見せてくれたという意味では神回だった(笑)

 まずは恒例の飼い犬をおもちゃにする企画。今回は久しぶりに会ったご主人様に犬は喜びを爆発させるのか?という設定の段階で突っ込みどころ満載なやつ。
 久しぶりな時点で、その人は果たしてホントにご主人様か?という。犬は同居家族を格付けするというが同居時に最高位にあったのか怪しい人も。
 案の定、犬たちの反応は薄め連発。中でも多田柚那という女子。この人、自分がテレビ出たいだけでしょ感満々。
 犬と映ってる写真も「ペットと見せかけて実は私を見て」な、アザト女子の典型パターンのカメラ目線。しかも古いタイプw
しっかり出演も告知。


 やっぱりシロウトさんではなかった。
 必死さが滲み出る非一般人としては微妙なフォロワー数がリアル。
せっかく出演したのに増えない
残念。

 そもそも犬なんて愛犬家が期待するように、人間と同じ心理構造なわけもない。(記憶力も怪しい)あの忠犬ハチ公もエサくれるご主人迎えに行ってただけとカンニング竹山氏がこないだ言ってたぞ。
 その竹山氏は以前ラジオで、ドッキリなんて仕掛けられたほうが気付く場合も多々。ヤラセのどこが悪い?と開き直って、TBSの外山惠理アナを絶句させていた。

 この番組だって、ネタばらしのときに
『これドッキリGPすか?やったぁ!』
というくだりが多発されるが、この発言自体が矛盾をはらんでいる。
 だっていつも見てたら「定番」のやつは気が付くだろ?フツー。特にスースーパンツなんかは匂いもするだろうし。竹山式にいえば知っててつき進む芸人の勇気を賞賛しろってか?

 でも、たとえ初見だろうと、「ないわぁ」と疑われるのが『ターゲットを泣かせたい』シリーズ。
 お笑いコンビの片方に対してスタッフが相方(ターゲット)の悪口を言い、それに対して「あいつはそんなやつじゃねえよ」とキレる様子を撮影。そのVをターゲットに見せてお涙ちょうだいというパターン。

 今回はコンビではなく、おばたのお兄さんが仕掛け人となって妻のフジテレビ・山崎夕貴アナに仕掛けるという変則パターンだった。
 山崎アナは山崎アナをボロクソにけなすディレクターに対して、台本通り「あいつはそんなやつじゃねえよ」ときれるVをパソコン画面で鑑賞する。
 山崎アナ、焦って鑑賞を中断し、その場でおばたのお兄さんに電話。
「ディレクターにあんな口きいたらダメじゃん」
至極、真っ当な対応。
 今回は芸人とテレビ局の会社員という「わかりやすい構図」だったが、芸人コンビの場合でも同様なはずだ。
 つまり自分ひとりの問題ではすまないということ。

 よく芸人の下積み時代のハナシでスタッフに理不尽なこと言われて悔しい思いをしたエピソードが出るが、逆にいえば今、成功している芸人たちはキレることなく耐えぬいたということで、それは芸人というより社会人として、あたりまえといえば当たり前のハナシだ。

 コンビ芸人は友達のような仲良しはまれというハナシを考え合わせると、芸人でも山崎アナのように
「おいおい、何してくれてんねん、おまえひとりの問題ちゃうねんぞ」
と説教がはじまる芸人がいても不思議はない。ましてや生き残ってるクラスの芸人たちは常に冷静な視点を持っているはず。
 結論からいえば、あのパターンは仕掛けられてるほうはうっすらでも気づいているってことだ。だって仕掛け側のあのディスり方も文脈的に強引というか不自然ぢゃん。そもそも空気感でわかるでしょ。
 逆のパターンを見てみたい。今回のおばたのお兄さんのポジションがターゲットパターンのやつ。悪口で盛り上がって放送不能になるかも…


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