偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●佐野Rock攻略への道 第一回(MusiG#11分析)

2006年06月15日 04時05分25秒 | 佐野ROCK@MusiG

佐野ROCK

佐野ロック

佐野元春

Tシャツ

MusiG

山口智充

 これは、よみうりTVの深夜番組「MusiG」の中のコーナー、「佐野ROCK」を攻略するための企みである。
 実際の放送を採譜(元春の言葉は音楽だ(笑))しながら、その傾向と対策を探っていく。初の視聴者投稿のあった本日の第11回からの考察となるが、必要に応じてスタッフ作品にジャッジをくだしたそれ以前の放送内容も引用してみたいと思う。

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■第11回

山口「今週もはじまりました。佐野Rockよろしくお願いします。」
佐野「よろしくおねがいします」
山口「朗報があります!」
佐野「はい」
山口「このコーナーに…」
佐野「はい」
山口「…なんとメールが来ております」
佐野「ほぉぉ、応募が来たということですか」
山口「はい!」
佐野「おめでと」
山口「…すごいことです」
佐野「すばらしい!」
山口「…そしてっ!せっかく来てくれた、この、メールがたくさん…ロックだという、佐野さんが判断していただいた方には…
ダダーン!佐野ROCK Tシャツを差し上げたいと思います。
…えーすみません、これなんと、佐野さんが書いてないと言うのがビックリですけども…スタッフが書きました」」
佐野「ぁ~ぁ…ぁ…ワルくないネ」
山口「あ、これ…悪くないスカ?、そすよね、このTシャツ自体がROCKじゃないねんと言われたらどうしようかと思いましたけどね。これもひとつ出してもらいましたねー」
佐野「はい」
山口「え、コレ差し上げまーす(コージー富田風に)」

山口「ちょっと今、タモリさん風にやってみたかったんです…それでは」
佐野「はい…」
山口「今週もひとつ」
佐野「いってみましょう」
山口「よろしくおねがいします、ハイ、ペンネーム…あ、もう、こういうの言いたかったですね、ペンネームとか」
佐野「Humm」
山口「スージー・ネギトロさん」
佐野「はい…」
山口「…からのメールです…、非常事態宣言」
(SE:ギター)
山口「…に似た言葉で…、起床しない全然」
(SE:ヤングブラッズイントロ)
佐野「非常事態宣言…」
山口「はい…」
佐野「…それと、起床しないぜんぜん」
山口「起床しないぜんぜん」
佐野「うん非常事態宣言…起床しないぜんぜん」
山口「起床しないぜんぜん」
佐野「うん、あ、でも~、こお、ゴロっていうかね」
山口「はい」
佐野「リズムとか響きは」
山口「あら?」
佐野「何回か言ってるとピタっと合ってくるよね」
山口「非常事態宣言…」
佐野「うん」
山口・佐野「起床しないぜんぜん」
山口「あ~」
佐野「ピタっと合ってくるよね」
山口「ピタっと合いますね」
佐野「悪くないですよ」
山口「アレ?…これは」
佐野「う~んROCKといっていいんじゃないですか?」
山口「おおうぇい!」
(SE:サムデイ)
山口「いきなりですかぁ今日は?…うわぁ、じゃこちら差し上げま~す(コージー富田風に。)..スミマセン..えぇ、スージー・ネギトロさんおめでとうございます」
佐野「おめでとうございます」
山口「おめでとうございますとか、ちょっと言ってみたかったですね、ほんとに、ね(笑)。やっと、こーなんか、こーいうのが出来てるような感じの」
佐野「はい」
山口「続きましてっ。ペンネーム:たっくんさんからのメールです。Have a niceday」
佐野「うん」
山口「きましたね、ちょっとこれ英語バージョンはじめてかもしれない…」
佐野「はい」
山口「Have a nicedayに似た言葉で、幅ないすねぇ」
(SE:ヤングブラッズイントロ)
佐野「クク(笑)ちょっと待って…Have a nice dayは分かる。ハバナイスネっていうのは何?」
山口「幅ないすねぇは、例えば冷蔵庫…の配達に行った、配達員の人が~、玄関入れよ思ったら「これ先輩幅ないスねぇ」っていう「こ~れぢゃ入らないっスね」みたいななんか…ハハハハハ(笑)…かな?とボクは個人的にちょっと判断…さしてもらいましたけど(笑)」
佐野「Have a niceday」
山口「はい」
佐野「幅ないすねぇ」
山口「幅ないすねぇ」
佐野「わーるくないねぇ。」
山口「(笑)…わるくないすか…」
佐野「いきなり…みなさん…クォリティ高くないですか?」
山口「いや、だから、自信を持ったヤツを送ってきてもらってるんでしょうね」
佐野「だと思うねぇ」
山口「うわぁ、これ…」
佐野「最初っから、も、やられちゃってますからね」
山口「あ~、そうですか、そうですよね…ところでこれ、今回たっくんさんは?…」
佐野「ROCKといっていいんじゃないですか?」
(SE:サムデイ)
山口「おおう!うわっ、これTシャツ発注間に合うかな…■♯○◎▲でーす」
(Tシャツをかかげながら)
山口「みなさんも、ちょっと、あー、応募のしがいがあると思います」
佐野「はい」
山口「どんどんこれからも、あの、似た言葉を送って来てください。はい、佐野さんがチェックしますんで」
佐野「よろしくおねがいします」
山口「ねがいします」

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【今週の傾向と対策】
 今回は初の視聴者投稿ということもあり二連発という景気のいいロック判決は、ややご祝儀的な意味合いもあったととれなくもない。
 でも、ここは、
「いきなり…みなさん…クォリティ高くないですか?」
 という佐野氏の言葉を信じよう(笑)。

 2例だけだとまだ傾向はつかみづらいが、とりあえず字数がキレイにあっているものがよしとされる…ということは言えるようだ。
 さらには、なるべくならその母音も揃っていることが好ましいらしい。これはいかにも元祖和製ラッパーの元春らしい傾向といえる。

 一般投稿以前のROCK判決

「愛・地球博」と「愛知9泊」
「忠犬ハチ公」と「中年最高」
「サン・トワ・マミー」と「3等はマミ!?」

など見ても、その傾向はうかがえる。

 先述の「字数」というのは正確に言うと「シラブル(音節)」。日本語の場合は基本的にはほぼ「字数=音節」なのであまり気にすることもないと思ってわかりやすくしたつもりだったが、今回のHave a nice dayみたいな英語の例もあるから注意は必要だ。
 で、
 Have a nice dayの例を見返してみると実は日本語のほうも「字数=音節」ではないことに気が付く。「ん」みたいな場合はもちろんだが、話し言葉の「ないす」の語尾などは英語の子音に近い位置づけといえる。

 実はここらへんがミソかもしれない。

 日本語でもあえて、話し言葉などから「字数=音節」になってないような発音を含む言葉を探して組み合わせていくと、結果としてハネた感じだったり流れる感じになったりしそうなので、ROCK判定を貰える可能性は高まるかもしれない。

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■応募はこちらから
【go URL】-https://www.ytv.co.jp/musig/form/form.html
■過去のオンエアリスト
【go URL】-http://www.ytv.co.jp/musig/rock_bn.html

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