JUSSI SALMIAKKINEN (ユッシ☆サルミアッキネン)

フィンランド各地の日の出、日の入り時間の変化をウィークリーでご紹介します。

L-011 Halvan Salmiakki Lakritsi 300g

2006-06-08 19:04:39 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
もうすぐ梅雨入り、夏至それから夏本番へと向かって行くのであるが、当ブログは冬景色をひきずりながら、夏を越す所存である。

本日の一品は、フィンランド・ヘルシンキのHALVA(ハルヴァ)社の製品である。
これを下さったひろこさんに感謝。ちなみに、ひろこさんは先日サルミアッキ・ケーキを作って下さった方でもある。

SALMIAKKI LAKRITSI というネーミングからこれをどちらに分類すべきか悩んだのだが、実食の結果、ラクリツィに分類されるという判断を下した。
サルミアッキ(塩化アンモニウム)の成分が入ったラクリツィということである。

サルミアッキ、ラクリツィの分類基準(私案)2006年6月現在

 サルミアッキ(SALMIAKKI)
  ★サルミアッキは口に含んで、溶かしながら味わう。
  ★塩化アンモニウムを含有する。
  ★アンモニア臭を感じる。
  ★塩気(食塩分)を含む。
  ★甘草(エキス)成分を含む。

 ラクリツィ(LAKRITSI)
  ☆ラクリツィは噛んで、ムシャムシャ食べるもの。
  ☆甘草(エキス)成分を風味の主体とするもの。
  ☆表面が湿気を帯び、ベタつくもの。

  ※例外はもちろんあるが、上記の該当項目から総合判断する。




【テイスティング】
上の写真が、袋から取り出し状態である。
直径1.2cm、長さ3.5cmで、表面はつやがあり粘り気がある。最近は気温が高くなってきたせいか、つやつやと黒光りして「漆黒」という言葉がふさわしくなってきた。(注:写真は、冷蔵庫から取り出して間もない時に撮影したもの。)
食感はもちもちっとした感じで、ラクリツィとしてはいままで味わったことのない感覚だ。サルミアッキに見られる塩気も感じるが、甘草(リコリス)独特の風味が結構濃い、酸味も若干感じられるが、広がる苦みはそれをしのぐ。これらから私はラクリツィ(LAKRITSI)に分類した。ムシャムシャと食べることと、甘草の濃い風味が決め手だ。

結構クセになる味だ。人によっては歯にくっ付くかもしれない。「お歯黒遊び」では最強の「黒み」を発揮する。
食感と形からは、黒いトッポギ(韓国料理の食材)とあだ名したくなった。似ているのはそこだけなのだが...


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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月08日(木)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
なしなし24時間00分
OULU オウル
フィンランド北部の大都市
02時40分23時57分21時間17分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時01分22時39分18時間38分

※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。

ロヴァニエミが白夜となったので、その南にある都市オウルを加えた。
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S-017 Haganol APTEEKIN SALMIAKKI 15g

2006-06-06 12:15:10 | 今日の一品(サルミアッキ)
 
フィンランドの首都ヘルシンキ(HELSINKI)の北約100Kmの都市、LAHTI(ラハティ)のメーカー Haganol(ハガノル)のサルミアッキのご紹介である。
ちなみに LAHTI には3本の大きなスキージャンプ台があり、街のシンボルとなっている。私もスキー大会を見に通った経験があり、スキー競技の街という認識が強い。

同じメーカーの製品(S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI)を過去に紹介してるが、今度の一品は APTEEKIN という言葉がキーワードである。APTEEKINとは「薬局の」という意味である。つまりこれは、フィンランドの薬局で販売されているサルミアッキなのである。
といっても、これは薬品ではない。いわゆる「医薬部外品」で処方箋がなくても購入が可能である。

この一品は、先月(5月)日本に観光旅行に訪れたフィンランド人Vさん、Lさんから、東京案内した折にお礼として頂いたものである。パッケージ自体は既に、当ブログの「サルミアッキのある風景 東京を案内する」でデビュー済みである。改めて謝意を述べたい。Kiitoksia paljon!

パッケージは、小振りで縦5cm、幅5cm、厚さ1cmで、S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI と同寸法。



サルミアッキの形状は菱形で 1.5cm × 1cm。
写真でお分かりのように粒がくっ付きあってしまっている。これは、日本の湿気と気温の影響である。箱を開けた当初は何でもなかったのだが、東京案内をしているうちに次第くっ付き始めてしまった。保管には注意が必要である。
これは余談であるが、私の持っている英・芬・英辞書(Nokiaの携帯に搭載して使用中。価格なんと5ドル!)に salmiakkikuvio という語があって、その意に diamond と出てきた。“?”と思いながら、kuvio をさらに引いてみたら、design,pattern,figure...などと出てきた。ということで、salmiakkikuvio はサルミアッキの形状を表す語で、diamond は宝石のダイアモンドでなく、菱(ひし)形を表す語であった。ということでサルミアッキの形は菱形が伝統的な形状なのである。

【テイスティング】
味自体は、S-009 Haganol Perinteinen SALMIAKKI とほぼ同じ。
塩気、甘草(リコリス)の風味、ほのかなアンモニア臭で、サルミアッキの伝統的な要素を備えている。



上の写真は、Haganol社のウェブ・サイトの一部をキャプチャーしたものであるが、3つ製品が紹介されている。
15g入りパッケージ、15g×6個入り化粧箱、そして新製品のサルミアッキ・シロップ500ml?である。
シロップと書いたのは、アルコールが入っていないからだ。興味津々である。
同サイトでは、サルミアッキを使った各種レシピが紹介されているので、参考にして頂きたい。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月06日(火)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
01時43分なし24時間00分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時03分22時37分18時間34分

※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。

ということで、ロヴァニエミもいよいよ、完全な白夜のシーズンに突入である。
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サルミアッキのある風景-VII サルミアッキ・ケーキを食す

2006-06-04 18:41:02 | サルミアッキのある風景
 
昨日、ちょっと変わったお菓子を作って頂いたので、予定を変更してご報告したい。

私が通うフィン語教室は、6月の第3土曜日に夏休み前のパーティを開くため、昨日からその日に供されるお菓子を作り始めた。
当日に全員が集まって作る時間がないので、昨日はケーキ、そして来週はコルヴァ・プースティ(プッラ)を作り、冷凍保存してパーティに備えるのだ。

パーティ用のお菓子づくりが済んだ後、調理に参加した有志の役得で、慰労のお茶会に食べるケーキとして、サルミアッキ・ケーキ(Salmiakki-kakku)を作って頂けることになった。(これをユッシ☆スペシャルまたは、ユッシの誘惑と名付けたい!)
調理の総指揮を司るひろこさんのご好意である。それは、私がひろこさんに昨年より“サルミアッキ・ケーキを作りましょうよ!”と言い続け、根負けした結果である。(言い方を変えれば、私の熱意に共鳴した?)
ちなみに、このケーキに使ったサルミアッキのフレーク(S-007 Dr.Oetker SALMIAKKI HIPPU 100g)はひろこさんが昨年の渡芬の折に私が所望し、滞在先のフィンランドの Vuonislahti(北カレリア地方の風光明媚な村)の村長さんまで動員して入手したという迷惑掛けっ放しの一品なのだ。
ひろこさん!重ねて感謝申し上げます。

ということで、今回は調理風景も含めてご報告する。



ケーキの生地は、アーモンドの粉を混ぜたものだそうだ。
生地が焼けたら薄く切って生クリームを塗り、まずサルミアッキを軽くパラパラとふりかける。それを巻いてロールケーキにして、さらにお化粧用の生クリームを塗る。
レモンの皮をおろし金ですりながら軽くまぶした後、仕上げのサルミアッキを再度ふりかけて完成だ。
仕上げは私の手に委ねれた。私としては生クリームが見えない位真っ黒にふりかけたかったのだが、周囲の冷ややかな視線もあって、悲鳴が上がる前に手を止めた。



出来上がったケーキが、上の写真だ。この他にもサルミアッキを使わないものも作った。そうでないと、周囲はうんと言わないのだ。
フィンランドのハーブティで、お疲れ様のお茶の時間を開始。
甘みを抑えた生クリームにちりばめられたサルミアッキが、独特の香りとやんわりとした塩気でなかなかの美味。“おいしい!”という声も周囲から上がる。
個人的には、もっと沢山ふりかけても良かったのかも!と再度心の中でつぶやく。

作った直後に食べた影響で、生クリームが溶け始め、サルミアッキも溶け気味になってしまったのはちょっと残念だったが、パーティ用のケーキを作った後の少ない時間の中で作ったのだから、良しとすべきだ。

最後に、ひろこさん!わがまま言ってすみませんでした。

でも、もう一回位サルミアッキ・ケーキ作れる分位は、このフレーク残ってますよ~。(悪ノリ)

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月04日(日)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
01時58分00時40分22時間42分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時06分22時33分18時間27分

※上記の時間は、FINIISH METEOROGICAL INSTITUTE のデータを基に作成致しました。
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L-010 MALACOLEAF Läkerol ORIGINAL 25g

2006-06-02 12:32:51 | 今日の一品(ラクリツィ)
 
前回に引き続き、スウェーデンのMALACOLEAF社の製品である。
鮮やかな緑のパッケージが美しい、スウェーデン語表記でいえばラクリッツ(LAKRITS)系の一品である。
この一品のいいところは、北欧系マニアで話題のIKEA船橋店で購入できることである。マニアの間では家具よりも、スウェーデン料理やスウェーデン食材の方に関心が集まっている。
ちなみに、この一品は貼付けられているラベルなどから見ると、IKEAが直接スウェーデンから輸入しているようだ。

moicafeのマスター、ありがとうございます。氏もIKEAを訪れた際、この商品を目にして買わずにはいられない衝動に陥ったようだ。氏はこのたぐいは苦手なはずなのに... 黒い引力は恐ろしい!
私は、moicafeでコーヒーを飲みながらサルミアッキを味わうことが多く、何かに付けマスターに試食を強制(別名:黒ミサ)?した効果が出ているようだ。(本当にすみません!!)

パッケージは、SALMIAKと同サイズの縦5.6cm、幅4.7cm、厚さ1.7cmであるが、内容量は若干異なり2g多い25gである。



【テイスティング】

形状は学生服の金ボタン形で、直径1.6cm、最大厚さ0.5cm。お約束通り、「A」の浮き彫りがある。
ただ、SALMIAKと異なるのは色、黒いけれど艶があることである。

口に含んだ時の第一印象はその強い香りに、“どこかでお会いしましたかね?”だった。
フィンランドのLEAF社と同系列と前回のサルミアクで書いたが、LEAF社のSISU(仲間内では黒SISU)のサルミアッキと同じようなフレーバーを使用しているように感じる。異なるのは、サルミアク(塩化アンモニウム)を使用していないことである。

味覚的には甘みを感じるのだが、それをしのぐ苦みは強めだ。
名の通り、他に比するもののないORGINALな味わいのラクリッツといえるが、ラクリッツ(甘草)入りドロップといったほうが、正しい表現なのかもしれない。

東京近郊にお住まいの方、スウェーデン料理を楽しんだ後は、ぜひ一箱買い求めスウェーデン気分を満喫して頂きたい。

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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年6月02日(金)
場  所日の出日の入り日の長さ
UTSJOKI ウツヨキ
フィンランド北端部
なしなし24時間00分
ROVANIEMI ロヴァニエミ
北極圏から南8Kmラップランド最大の都市
02時11分00時26分22時間15分
HELSINKI ヘルシンキ
フィンランド南端部
04時08分22時30分18時間22分

コメント (4)
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