クローバーだより~履きやすい靴をご提供したいお店より~ 

私の足と気持ちに合う靴が欲しい!を叶えたいと日々奮闘中の

履き心地良くお洒落な靴 シュー工房ストウのブログです。

片足だけの木靴ストーリー

2012年06月24日 18時20分43秒 | 日記
先日、友人のF田さんから、“ここにピッタリだから”とステキなプレゼントを頂きました


F田さんのご主人は研究のためによくヨーロッパに行かれる方ですが、

もう20~30年前にオランダに行った時、研究者のご自宅に招待されたそうです。

ホームパーティーの後、玄関でお別れするとき飾られていた可愛い木靴を見て

褒めたところ

その方のお嬢さんが“歩き始めのお祝い”に履いた靴だそうで、

日本のお食い初めのような儀式に使った物とのことでしたが、

褒められたのが、とても嬉しかったらしく

片方をどうしてもプレゼントしたい、日本に持って帰ってくれ

と言われたそうです。


外の絵付けもさることながら木をくりぬいた中の形状が立体的な足型になっていて、

土踏まずの方はキレイなアーチがあり、外アーチも優しく付いています

赤ちゃんが履いても気持ちよく歩けるのではないかなと思える彫りかたです





中には、多分オランダ語でお嬢さんの名前や謂われが書いてあります。




長い間F田さんのお宅に飾られていましたが、

大勢の方に見てほしいと、くださいました

そのお嬢さんはおそらく50代になっていらっしゃると思います。

遠くオランダのご家庭にこの木靴の片方があるのだと思うと、不思議な縁にロマンを感じます

オランダ語の分かる方、是非靴の中の文字を教えてください