クローバーだより~履きやすい靴をご提供したいお店より~ 

私の足と気持ちに合う靴が欲しい!を叶えたいと日々奮闘中の

履き心地良くお洒落な靴 シュー工房ストウのブログです。

☆海外買付の旅 その漆☆

2018年10月03日 15時20分40秒 | お知らせ
こんにちは!

笑えるほど更新が滞っており、まことに申し訳ありません。

今後も笑えるほどゆっくりと更新していく予定となっております!



そう、この子供靴メーカーDaumlingはほんとに真面目です

私がお邪魔した工場では1日に150足ほどの新製品やサンプルのみを作っているとの事。

そして、マケドニア?マセドニア?にて
1日に1500足!!子供靴のみです!

でもそれでも少ないんですが


以前にもブログに書いた事もある気もしますが、サイズは本当にぴったり、しかも1サイズの中に幅も細幅、普通、太幅の3サイズ、こちらも規格に忠実に法って作られています。

この子供靴のメーカーを訪れるのに、3日余分に、さらに数十万円かかりましたが


でもドイツのここから日本のつくば市の当店に届けられているというミラクル的な現実


足が細い子が半数に迫る勢いの現在では、大手の靴メーカーではどうにも届かない『足を育てるための靴』を取り扱いできて本当に何というか、恵まれているなぁと感じています。


ちなみに、なぜ大手の靴メーカーが作れないのか…それは、生産性が悪い&売りづらい   


要するにビジネスとしては効率が悪いんです。。。


たまたま靴を作るための靴型を頂けたのでご説明できるのですが、(言ってみるもんですね



上がダウムリング、下が日本の一般的な赤ちゃん用靴型です。



上がダウムリング、下が日本の一般的な子供用靴型です。

つま先にかけてのラインがかなり細くなっているのがなんとなく伝わると嬉しいです。

さらに踵から見ると







こちらも不二子ちゃん並にシェイプされています


この違い、本当に影響が大きいです。

靴を作る時は、平らな革や生地をこの靴型に沿わせて立体を作るわけですが、より凹凸がなだらかな方が当然簡単に沿います。

私も靴作りにてなかなか沿わず、苦労した経験も多々ございますが…

そして踵、こちらは固い芯を中に入れるのでさらに沿わせるのは難しく、面倒になります。


1足1足作るのが難しく、時間がかかる事は、大量生産している工場にとっては死活問題…と言うわけでなかなかやりたがりません。。。


そして、お店での売り易さ、売りづらさ。

足が細い子に太い靴を履かせることはとっても簡単

お客様には『簡単に履けましたね、今は成長期で伸びるし少し余裕があっても~、自分でも履けますしね』などの一言でOK

でも、細い靴を足がゆったりの子には履かせられない

という事は、足が細いのか太いのかを見極められなければいけない…

大抵お客様はご自分では太いと思ってらっしゃいます。

この売りづらさ…ネックです。。。



でも出会いってすごいです

実際に細い子が自分の足に合う細い靴に出会った時のあのうれしそうな笑顔は…ちょっとこちらもこみ上げるものが

中には最初は慣れない子も、次にいらした時はもう本人はもちろん、お母さんの表情でも分かります!


正直当店にとっても、ものすごい仕入れづらいんです。ちまたに売られている靴は電話一本で次の日送られてきますが、

この靴はそうはいかないです。。。


でも、勧めたい靴が勧められるこの環境、私は幸せもんです



何を話し出したのか分からなくなりましたが、子供靴になると急に熱がなぜか入ってしまいます


ちなみに私の子供は太足です