ずっと頭の中で、こんなことが出来る足をはかる計測台があったらいいのに…と思い描いていた形が現実のものになりました
これは信頼のおける家具屋さんに何度も私の想いと実現の可否を打ち合わせさせて頂いて、家具屋さんも職人さんと何度も打ち合わせ、試作してもらい、安全に使えてかつ耐久性があり、動かせて色々な機能を備えた本当にギリギリの設計+職人技で実現していただきました。
じゃーん!!
って言っても絶対伝わらないですね。
ちょっと想いを説明します。
この上でフットプリントが楽々採れます♪
実は、完全にかがんで採るのは、何人も続けて採るとちょっと採ってる側も辛い姿勢、かつ採られてるお客さんも何かちょっと不思議な居心地の悪さを感じたりもしがち。。。
なので30㎝くらいの台の上に乗ってもらうといいな~って。本店では20㎝くらいの台の上に椅子を置いておりますが、こちらはお子様が多いのでその椅子の上に乗っちゃうと危ない!
元気いっぱいのお子様が多くご来店頂いておりますので。
なので手すりがあって立ったまま計測が出来たらいいな、かつ寄りかかってももちろん折れたり倒れたりしない耐久性がある手すりで。
手すりの高さも指定、場所も指定、長さも位置も指定。本当に職人泣かせな無茶ぶりの連続。
めちゃくちゃ考えてくれました。でもまだこれ、序の口。
座った際に足をチェックできる椅子に変身し、道具をしまえる場所も欲しい。
そして、
わーい!
え?スロープ?でもその先に段差ある??
用途が違うんです。
足首の関節って、良い足をつくる上でとても重要な関節なんです。その足首の関節をチェックする際に↑のように手で曲げたり伸ばしたりするのですが、『柔らかいですね~』とか『硬いですね~』とかって今まで伝えていたのですが、お客様は実際どのくらい硬いの?柔らかいの??が想像しづらいだろうなと思っていました。それで可視化したかったんです。
この傾斜の上に真っすぐ立てるかで一つの基準になってます。立つ方向によって立てないと硬いのか、立てると柔らかすぎるのかを判断できます。
この発想
天才!!
絶対誰も言ってくれないから自分で自分に言ってます。
実際は条件が違うので完ぺきではないのですが。
でも…
こちらが実現に向け、2つ目にして最大の難所でした…
当初は、いや…無理…三角の台を別に作ったらどうでしょうか?と言われたのですが…
引き出せて、しまえたらカッコいい!!
という私の我がままのせいで大変なことになりました。。。
当たり前のように傾斜の角度指定!
引き出して下がって抜けなくて耐荷重70㎏…。
子供が手を挟めない構造。
おまけに乗った際に滑らない構造。
書いてて今更ゾッとしてます。
職人さんとすーーーごく大変な思いしてたと思いますすみません。。。
そして、私『移動できるようにしたいです』
何かトイザらスのはしごってキャスターついてて乗るとスプリング式で動かなくなるの見たんですけど、それできませんか??
…
はぁっ!!??←(家具屋さんの心の声を察してます。)
出来ましたっ
すんげーーー!!!職人魂!!
見習います!!
というわけで、見えないこの箱の中、キャスターがたくさん付いているらしいです。乗るとロックして動かなくなります!構造上、色々なものがものすごいカツカツに入っているとのことでした~。
この他にもさらに使い方として色々とメソッドが詰まっておりますが、今日はこのくらいにします!
最後に職人さんよりご伝言を頂きました。
『想定の2~3倍の時間と労力がかかりました』
以上、願いが叶ったという嬉しさをただ伝えたかったブログでした。
ps.同業の方へ
欲しい方は設計図は捨ててないと思いますので、受注承れます。ご連絡ください笑