長く深く暗く淀んだ水底を歩いてようやく淵にたどり着いた。
しばらく水から顔を出しては沈み、顔を出しては沈み
重い水底も出ようと思えば怖い。
まとわりつく水も無ければ酷く心許無く感じてしまう。
だが意を決して這い上がってみた
そこは白い大地。
まるで北の国の雪の原のような
まるで暑い国の砂の原のような
どこまでも続く何もない白い大地
怖いくらい広く 果てしなく そして何も無い
色も音も無く
暖かくも寒くもない
ただ柔らかい風が吹いている
ただ仄かに良い香りがする
そんな白い大地に孤り立っている
不思議と安らいだ心
胸に手を当てると心臓の鼓動が聞こえる
唯一の音
身体をゆっくり巡る赤い血をの流れを感じる
唯一の色
何て安らいだ大地
何て静かな大地
そんなビジョンの中にいる
一先ず歩き出してみようと思う
いずれ音も色も満ち溢れるだろう
いずれ何処かに辿りつくだろう。
しばらく水から顔を出しては沈み、顔を出しては沈み
重い水底も出ようと思えば怖い。
まとわりつく水も無ければ酷く心許無く感じてしまう。
だが意を決して這い上がってみた
そこは白い大地。
まるで北の国の雪の原のような
まるで暑い国の砂の原のような
どこまでも続く何もない白い大地
怖いくらい広く 果てしなく そして何も無い
色も音も無く
暖かくも寒くもない
ただ柔らかい風が吹いている
ただ仄かに良い香りがする
そんな白い大地に孤り立っている
不思議と安らいだ心
胸に手を当てると心臓の鼓動が聞こえる
唯一の音
身体をゆっくり巡る赤い血をの流れを感じる
唯一の色
何て安らいだ大地
何て静かな大地
そんなビジョンの中にいる
一先ず歩き出してみようと思う
いずれ音も色も満ち溢れるだろう
いずれ何処かに辿りつくだろう。
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