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気まぐれ日記

ヒアアフター♪

2011年03月09日 | 映画レビュー



昨日のパワーシェイプのおかげ(!?)で全身が微妙に筋肉痛

特に痛いのは腹筋と肩の全面部分。

足はそんなでもないんだけど、やっぱり上半身の全面部分って普段あまり活用されてないのね

妹とエアロビへ行こうかと思ってたんだけど、今日は休養日にして私の大好きなマットデイモンの『ヒアアフター』





映画『ヒア アフター』 - シネマトゥデイ


映画『ヒア アフター』予告編



【あらすじ】
霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ、津波での臨死体験で不思議な光景を
見たフランス人のマリー、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。
ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。
クリント・イーストウッドがメガホンを取り、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた死と
生をめぐる感動的なストーリーをつづるヒューマン・ドラマ。


イーストウッドとスピルバーグの割にはあまり話題になってないなぁ~って印象のこの映画。

とても良かったよ

最近CMで多い「涙が止まりません」って感じではないけど、じんわりと亡くした人を想い浮かべて
うっすら涙が溜まるって感じです。


この先はネタバレしますので、これから観る予定の人はスルーしてね

死後の世界や死人をテーマにすると宗教的になったり、サイコチックになったりするけど、この映画はもっと
リアルにありそうな世界観なのです。

死がテーマなんだろうけど、生を考えさせられる映画。

ストーリー的にはずっしりと重たい感じではなく、サラっと死が描かれてます。

だからと言って軽い感じで死を受け止めているわけではなくって、それぞれの登場人物は「死」に囚われて
孤独になってしまっているの。

ジョージを通じて死者と話したいって願う人たちの気持ちは痛いほど良く分かる。

でもその発想自体は凄く後ろ向きだと思う。

交信ができたとしても死を受け入れないと前には進めない。

前に進むきっかけにはなるのかもしれないけど・・・

死者の想いが生者の想いと同じとは限らないし、全てを知ることが必ずしも良いことではないだろう。

それは生きている者同士でも同じかも知れないね。

こうだったかもしれない、ああしとけば良かったと言う後悔が残された者のそれからの人生の糧になれば
それで良いのだと思う。

「死」と言うものに対して絶望感や恐怖感を感じのではなく、「生あるものはいつか死が訪れる」と受け止めて
「生」のある今を喜び、大事しようって言われている感じがした。

大切な人の死から逃げるのではなく乗り越えることで、人として成長できるのだろう。

それがその人の優しさだったり、強さになっていくんだろうと思う。

孤独だったジョージとマリーが心を開放し、互いに理解しあうラストは生きてれば必ず自分を救ってくれる人
自分が救える運命の人に出会えるのだとじんわり暖かくなった。

アン・ハサウェイのパッセンジャーズを観た時も思ったけど、こんな死後なら死も悪くないかもって思える
良い作品でした。


映画

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