この前ね。
ず~っと前に一緒に働いていたYちゃんと偶然にも駅ビルの地下の食品売り場で遭遇した。
私は福祉とは全く関係の無い部署に一年くらいいたことがありこの時隣の席で働いてた子。
その時の仕事は外務員が契約してきた顧客情報の入力や、電話対応や、顧客台帳片手に古い
データベースの修正入力主な仕事だった。
自分の与えられた仕事が終わると、ぐるっと回りを見渡し、忙しそうな人のヘルプ
私の勤務体系は部署の始業開始時間より30分遅い出勤で、退勤時間もこれまた30分前倒しと
どんな枠の採用なんだと周りから訝しげに見られる程の厚遇。
なかなかの素敵なOL生活を満喫していた頃に、一緒に働いてたのがSちゃんだった。
私よりかなり年下だけど、部署では先輩、だけど社歴は私が先輩と言う微妙な関係。
部署の人達みんながあだ名で呼び合い、休みの日はみんなで遊びに行ったりとここは学生の
アルバイト集団か!?と思うような若さ満開の部署だった。
ギャル系と言うのか、バッチリメイクに魔女のような長い爪(どうやってキーボード打ってた
んだろうか??)、キラキラが好きでキャラクターものが好きで・・・
過半数はそんな感じの子たちだったな
月初の月締めの後の飲み会は参加するけど、それ以外は一切遊びを断る私は付き合いが悪いと
言われてました。
私より全員年下で、しかも全員独身だったから遊びたい盛りだったんだよね
(そんな中に人妻のおばちゃんは参加できませんって)
私は適当にお茶を濁しつつ、噂話を右から左へ受け流し、風変わりなパートさんとして存在
してたの。
職場であだ名で呼び合うなんて私にはできませんので
そんなキャピキャピ集団で先頭だったYちゃんも結婚したらしいと噂には聞いていた。
遭遇した場所は地下の食品売り場となれば、話は必然的に夕飯のおかずの話題に・・・
彼女はどこの何がおいしいとか、地下街の情報をくまなく網羅している様子。
物価の高い駅ビルの地下は利用頻度が少ない私(貧乏だからね)なので、あまり
会話も弾まずに早々に立ち去ろうとしたのに驚きの展開に
立ち話もなんだからと隅にある喫茶コーナーで珈琲を奢ってくれと言うではないか
嫌な予感がしつつも断れず・・・意思の弱い私
社交辞令で新婚生活はどうだい??と水を向けるとまぁ~不満やら愚痴やらが溢れ出す。
よっぽど聞いてくれる人がいないのかと思えば、自分の友達には旦那の愚痴はこぼせないそうな。
「なんか負けた気になるんだよね~」
だってよ
私には勝てるから話せるのかよっと憤慨しつつも誘いを断れなかった自分を責めそのまま話を
聞いた。
彼女の旦那さまは朝食を作り、ゴミ捨てをしながら出社。
食事は夜に彼女の友人が遊びに来ていることが多いらしく、デリバリーを頼んだり、惣菜を買ったり。
外食やらなんやらで、ほとんど食事は作らないらしい。
トイレとお風呂のお掃除は旦那さまで、彼女は洗濯と部屋のお掃除担当。
旦那さまの親御さんと折り合いが悪く、親戚付き合いを全くしない。
思わず専業主婦の彼女に「毎日1日長いでしょ。何してんの??」と思わず聞いちゃったわよ
結婚の時の条件で、そのような役割分担になっているからいいのだと。
自分がやったら負けなのだそうだ。
で、何が不満なのかと言えば旦那さまは文句を言いながら家事をするんだそう。
そりゃそうだろう。
仕事で疲れて帰れば自分が本来くつろぐべき場所で、他人が我が家のような顔をして占領してる。
仕事もして、家事もして、毎日くたくたでも嫁はそれが結婚の時の条件だと譲らない。
旦那さまも文句も言いたくなるわな。
我が家では全く何もやらなかったオット殿もだんだんと自分にできることは手伝ってくれる
ようになった。
私のクタクタぶりを見て手伝ってくれるようになったのかな。
それとも文句言ったっけかな
一緒にやったほうが早いし楽しいし、何より嫁のご機嫌が良い(←コレ重要!!)
条件とか役割分担とかではなく、その時その時で自分のできることをやったり、相手の手伝いを
したりとお互いを思いやって自然に培っていくものではないのかな。
いっぱい文句を言い合って、お互いに妥協しつつ、着地点を見つけて行くそんなことを繰り返し
ながら二人で居心地が良い家庭を作っていくんではないのかな。
あんまし自分ばっかりが楽しかったり、ラクをしたかったりを前面に出すとそのうち旦那さまが
疲れちゃうよ~
家の中で勝負したってしかたないじゃん。
勝負師かっての
文句を言ってもやってくれているうちに歩み寄らないと取り返しがつかないことになるぞと
脅したらそうだよねぇ~と一応納得してくれたけど、どうかなぁ~
あと、勝ち負けを感じないで付き合えるような友達関係も作らないとね