来年節目を迎える我が社では、設立当初のメンバーがいるうちに歴史をまとめようとの企画が持ち上がってる。
今までの古い資料をかき集めても設立から4~5年分の記録がない
もともとは横浜にあった会社なので、こちらに移ってからの資料しか保存されていない様子。
取締役に相談すると、お一人が今までの全資料が手元にあると言う。
わざわざ我が社まで届けていただいた資料を拝見すると、会議ごとに資料と議事録がきちんと
ファイルされている
とっても素晴らしい 思わず脱帽だわ。
そしてその資料はこちらで保管すれば良いのかと思いきやコピーして原本は返却するようにと仰せになられた。
なんせ20年以上前のものだから、議事録はルーズリーフで手書きだし、感熱紙で色が焼けちゃってるわで
コピーを取るのも慎重にならざるを得ない。
コピーするついてにスキャンしてデータとしてバックアップも取った。
時代を感じるね。
私がこの会社に入った当時はまだオフコンの時代で、windows3.1とかだったと記憶している。
そしてワープロやフロッピーの時代だった。
パソコンが導入されても、事務所に1~2台で主にみんなの手書きの伝票を入力して、月報を作成する
と言った使用方法だった。
行政への提出書類は複写の手書きがほとんどで、見積書・納品書・請求書になってたっけ。
商品の発注も手書きの発注書をFAXし、納品書をまとめてパソコンに入力していた。
インターネットが普及し始めると、まず発注方法がネットに代わり、手書きの提出書類もPCでの作成となった。
今では普通のネットでの発注システムは、当時業界では画期的なものと言われ、いくつかのインタビューを
受けたらしい。
アイデアで現システムの基礎を構築した取締役たちはかなり先見の明があったのだろう。
なんどか手直しをしたり、バージョンアップはしているが基本構造は今でも変わらないのだから素晴らしい。
当時こんなにネットが普及するとは思っていなかった私は、手で書く手間が省けて楽チンだわ~
くらいにしか思ってなかったんだけどね。
現在、我が社が少人数で十分な売り上げを確保し、運営していけるのはこのシステムがあってこそ。
よく機械(PC)は文句も言わず24時間365日働いてくれるからと冗談を言ってるけど、うちの会社にとって
まんざら冗談でもないのだ。
私はPCたちのご機嫌伺いに出社しているようなもんかもな