寝たきりなのに歩数計!? : 滋賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
確かに配慮が足りない気もするが・・・
何年か前に我が社でも敬老の日のプレゼントを企画したことがあった。
上司の知り合いからの持ち込み企画だったので失敗が許されない案件。
限られた予算内でどのような商品を選ぶかもの凄いハードな戦いを強いられたのだ。
・男女どちらでも使用できる
・高齢者が一家に一人だったり二人だったりするので、二つ貰っても良いもの
・元気な高齢者でも、車いす生活でも、ベッド上の生活でも使えるもの
・高齢者が使用できない場合でも家族でも使えるもの
・低予算であること
・700個同じものを供給できること
・箱の梱包で長寿祝いの熨斗紙をつけること
・最終決定から納品まで一ヶ月足らずなこと
このような条件がずら~っと並びその中での商品選び。
渡した時におっと思われるような嵩も欲しいらしい。
小物だったらば予算内で色々とあるんだけど・・・
それに競合相手は某大手の百貨店。
百貨店の包装紙に負けないような品物でないといけないのだ。
もちろん喜んでもらえるものと言う大前提付き。
既製品では到底無理なので、取引先の御大を巻き込み羽毛のひざ掛けを作ったの。
その商品がとっても評判が良く、百貨店を押さえスムーズに決まった。
名の知れたブランド品ではないけれど、国産なのでとっても縫製や質が良かった。
高齢者は目が肥えてるからきっと私達より物の良し悪しが分かるんだろうね。
好評につき次の年は既製品だけれど、ちょっと目新しいクッションを納品した。
さすがに百貨店からクレームがきて、3年目までは達成できなかったけどなかなか大きな仕事と
なった。
まぁこちらもネタ切れだったからそっと胸を撫で下ろしたんだけどね
長浜市の高齢介護福祉課の担当者もきっと色々考えただろうにお気の毒だ。
喜んでもらえずクレームが来るとは・・・
第一候補の拡大鏡付き爪切りが頓挫した時点できっと慌てて決めてしまったのだろう。
第三候補くらいまで決めておかなかったのは確かに詰めが甘いかな。
でもこういった贈り物って品物選びがと~~っても難しいのだ
来年はきっと良いものが贈られることでしょう。
軽くて温かいとか質が良くて丈夫とか
うちの父もブランド品や表示マークを
まったく見も聞きもしないのに
「これいいな!」と思って手にしている物が
平気でお高いブランド品で
お金に糸目をつけず買おうとするんだよね
私も物の良し悪しが分かるおばあちゃんに
なれるのかなぁ(笑)
そして質の良いものはある程度、値の張るもんなんだろうね
私達もおばあちゃんになったら、目先のことにとらわれずに
直感で良し悪しが分かるようになるのかも♪