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初めての長期入院で出会ったいろいろな人

2021-02-21 14:02:00 | 日記
疑われてる病気が女性に多い病気だったので、産婦人科病棟に入院していました。
毎日新生児の産声が聞けてとても希望と勇気が湧いたのを覚えています。

病室にはとてもおもしろいおばさんがいて、浣腸すると看護師さんが言ったら、嫌や!嫌や!と大騒ぎしてました。
手術前の浣腸です。
私が浣腸したことないんですか?!
(まだ障害者じゃなく普通に喋れてたので。)
と聞いたらないよー!と言われました。

確かに初めてする人にとっては怖いかもな、と。

で、よくよく聞いてみると、癌の可能性があって子宮や卵巣など全摘だと。
私はとてもショックでした。

私が薬が減らず、なかなか退院できなくて泣いていたとき、おばさんのすすり泣きが聞こえてきて、おばさんももらい泣きしてくれてたようで嬉しく感じました。

蚊に刺されるのがとても怖いらしく、蚊が入ってきたときは看護師さん呼んで大騒ぎしてました。

ご飯についてもしょっちゅう看護師さんに噛み付いてて私はこっそり大笑いしてました。

でもそのおばさんは結婚してなくて、確か体が不自由なお父さんがいるので退院後不安だと言ってました。

しかし、とにかくとても前向きでおもしろい方で
そのおばさんのおかげで楽しい入院生活になりました。

あと、卵巣を片方摘出する手術を受けたお姉さんがいました。
そのお姉さんとは今も繋がっていて、なんと、1年後子宮癌になってその病院に入院してるとのこと。

1人で動けるようになっていた私はその病院に駆けつけました。

その時は喋れなくなってたので携帯のメモ機能でお話できましたが、喋れたらもっと楽しいだろうな、と思いました。
お姉さんは私が障害者になったことに少しも驚いた様子は見せませんでした。きっとショックやったやろうに。。
お互い病気がひどくなっての再会だったことは悲しかったです。

後遺症も大変ですが、癌も大変だろうな、と。
抗がん剤治療もこれから始まると聞きました。

ほかに、悪阻がひどい妊婦で、お父さんやお母さんにとても甘えている元その病院の看護師がいました。
私は母親がいないし、毎日誰かがお見舞いに来てくれるわけでもないので、羨ましいのと腹を立てていました。
そんな甘えてて母親になれるんかい!と。

いろいろな人に出会いました。

初めて1ヶ月半も入院した病院だったのでいろいろ感じました。



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