松本清張原作
国選弁護人の佐原貞吉(田村正和)はある裁判当日、仮釈放中の被告を逃がしてしまうが、以降の事件とは無関係。
大雨の夜、海に車が転落する事故が発生。車には老舗料亭「金城樓」の主人・白川福太郎(小林稔侍)と妻の白川球磨子(沢口靖子)が乗っていた。球磨子は自力で脱出するが、福太郎は車に残され溺死してしまう。
結婚して数カ月の福太郎には、8億円の保険金がかけられ、さらに球磨子には、詐欺や恐喝等の前科もあった。
警察やマスコミは、金銭目的の計画的犯行と踏んで世間に報道。
白川家の顧問弁護士・原山正雄(津川雅彦)は弁護を引き受け裁判に備える。さらに後輩の佐原を呼び、球磨子に会わせ、共同弁護を依頼する。
悪態をつき、金に執着するような態度をみせる球磨子。佐原は一旦は断る。しかし、あまりにも一方的な報道。
後日、球磨子からの手紙を読み、そして原山は病気で続けられないという。
佐原は弁護を引き受け、事件を洗い直していく。
田村さんは法廷モノは少し苦手だったとか?
でも法廷モノに限らず、もう少しみたかった。
沢口さんの悪女役も珍しいのでは? 法廷でも悪態をつき、感情剥き出しの演技。
悪女役の沢口さんと対峙する田村さん、いいと思います。
古畑でも、沢口さんは冷静に犯行を遂行する殺人犯役で共演してましたっけ。
小林稔侍さんも古畑で殺人犯役で共演。
沢口さんと小林さんは初期科捜研でのコンビ。
同じコンビでもまるで違う役どころ。
科捜研関連の出演者はこのドラマにあと何人かでてますね。
津川さんも古畑で古い友人役で共演。終盤の会話のシーン、多分あざといセリフだと思うけど、それでも思わず感動してしまった。
田村さんと沢口さんの共演をもう少しみたかった。