スエット02 のブログ

主に昔のお気に入りポップス系音楽、お気に入り映画、ドラマの感想等。
素人ですが小説らしきものを書こうと思います

(映画感想)博士の異常な愛情

2019-08-19 21:27:49 | ドラマ・映画

邦題「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」
(Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)


1964年公開、アメリカ・イギリス合作の映画。スタンリー・キューブリック監督。

軍拡核競争の行き着く先の一つとも思われない事もないかも知れない、ブラックコメディ。

バープルソン空軍基地で、イギリス軍の派遣将校マンドレイク大佐(ピーター・セラーズ)に基地司令官のリッパー准将(スターリング・ヘイドン)から緊急指令が発令される。「R作戦」(大統領命令なしに核報復攻撃ができる指令)といい演習ではないと、敵の攻撃を受けたのだと。又隊員の私物のラジオの没収も指示。マンドレイク大佐は何気なく聞いたラジオが通常放送であり、緊急事態でないと気付く。
リッパー准将を説得するが、准将は、以前愛の行為の実践中に襲われた虚無感から、エッセンスの消失に気づいたという。それは敵の陰謀で、水道水にフッ素が混入されている事実が原因であると力説した。大佐は毎日多くの水を飲んでるが元気一杯だと陰謀とは違うと言うが、准将は聞く耳をもたない。
ペンタゴンの戦略会議場には、アメリカ政府首脳部のマフリー大統領(ピーター・セラーズ)、タージドソン将軍(ジョージ・C・スコット)、大統領科学顧問のストレンジラヴ博士(ピーター・セラーズ)などが集まり、対策を協議していた。

スターリング・ヘイドンもジョージ・C・スコットもいいが、何と言っても、ピーター・セラーズの一人三役のおかしな演技。特にストレンジラヴ博士の造形、作り物のような表情…。

自分の想像力の鈍さ、視野の狭さで、やはりよく理解出来てないようです。博士の考え方、優秀な頭脳を別に置いとけば、博士は愛すべき存在なのだろうと思います。


(映画感想)マスカレード・ホテル

2019-08-17 21:39:38 | ドラマ・映画

2019年公開、東野圭吾原作、鈴木雅之監督

「全館禁煙です」時代の流れとは言え、個人的にはイマイマしい。
あんなゴージャスなホテル行ったことないので、行った気分になって、ええですわ。
出演者も豪華で、ええですわ。やっぱ、長澤まさみ、ええですわ。
「ホテルの潜入捜査?あり得ません」うんうん、あり得ない、あり得ない。


(映画感想) Lolita

2019-08-17 00:48:42 | ドラマ・映画

邦題「ロリータ」、1962年イギリス映画。配給MGM。ウラジーミル・ナボコフ原作、スタンリー・キューブリック監督。

ハンバート(ジェームズ・メイソン)は、パリからアメリカの大学でフランス文学の講義のためにやってきた。
その前の一夏を保養地で過ごすため、書籍委員会の会長シャーロット・ヘイズ(シェリー・ウィンタース)未亡人宅を下宿先にした。その未亡人の娘ドロレス(ロリータ)(スー・リオン)に一目惚れする。シャーロットはハンバートに惚れ、結婚を迫られハンバートは受諾する。ある日シャーロットは、彼の本心を知り、ショックを受け家を飛び出し、不慮の交通事故で死亡する。
ハンバートは義父の立場を使い、ロリータに干渉し束縛する。
そこに著名な放送作家クレア・キルティ(ピーター・セラーズ)が、さまざまに変装しハンバートの前にあらわれる。


個人的な見どころは、キルティ(ピーター・セラーズ)がさまざまな役でハンバートを翻弄するシーン。それとパーティーで謎の東洋人?(しかも女装した男性?)とのダンス。シェリー・ウィンタースともダンス。冒頭のシーンもおもしろい。いったい何の映画?と思ってしまう。
ピーター・セラーズはピンクパンサーでも東洋人?とドタバタやってましたね。


(映画感想)ジャイアンツ (Giant)

2019-08-14 22:58:24 | ドラマ・映画

大体以前みた映画で、記憶をたよりに書いてる部分もあります。

1956年公開のアメリカ映画。監督、ジョージ・スティーヴンス。

ジェームズ・ディーンが出演する数少ない映画として有名だろう。
移り行く雄大なテキサスを舞台とした大河ドラマ。長大なドラマでその断片について少しだけ。
テキサスで広大な土地を持つ牧場主ジョーダン・ベネディクト2世(ロック・ハドソン)と、その妻となる東部の名門の娘レズリー(エリザベス・テイラー)。そしてレズリーに密かに心を寄せる牧童のジェット・リンク(ジェームズ・ディーン)。
ジョーダンの姉で唯一の理解者だったラズの遺言によりジェットは土地の一部を手に入れる。レズリーは時々様子をみにジェットを訪ねる。ジェットはレズリーが好きなティーを用意する。レズリーが帰った後、土が深く沈んだ靴跡をじっとみつめる。もしや石油が出るのではと思い、一攫千金の賭けにでる。ジェットは石油を掘り当てそれを皮切りに富と名声を得ていく。
時は流れ、ジェットやレズリーは白髪も交じる歳になる。ジェットは巨大なホテルを建設し、その祝賀パーティにベネディクト一家を招待する。祝賀パレードではジョーダンの娘のラズ2世がジェットのオープンカーに乗っていた。
ホテルでは息子のジョーダン3世(デニス・ホッパー)のメキシコ人の新婦が不当な扱いをうけると、ジョーダン3世は祝賀パーティの席でジェットを殴ろうとするが、ジェットから逆に殴られてしまう。
しかしジェットは酔い潰れ、自ら祝いの場を台無しにしてしまう。
富と名声を手に入れたジェットだが、夢はかなった筈だが、最も手に入れたかったものとは…。

エリザベス・テイラーとジェームズ・ディーンの共演と、その息子役のデニス・ホッパー。出演者により映画をみる場合が多いです。


(映画感想)ブルーベルベット(Blue Velvet)

2019-08-14 13:30:53 | ドラマ・映画

1986年公開のアメリカ映画。デヴィッド・リンチ監督。

「ブルーベルベット」の曲にのせて映画は始まる。地方の町の のどかな風景、日常。主人公ジェフリーの父親が庭の芝生に水撒きをしているが、突然倒れ病院へと。カメラは草むらの下に蠢く虫たちへクローズアップする。町を離れ大学にいっていたジェフリー(カイル・マクラクラン)は帰郷し父を見舞うが、その帰りに偶然野原で人の耳をみつけ、知合いの刑事ジョンに報告する。
その後ジョンの娘の高校生サンディ (ローラ・ダーン)と知り合う。ジョンの話を盗み聞きしたサンディによると、今回の事件について、ドロシー・ヴァレンズ(イザベラ・ロッセリーニ)というクラブの歌手の名がでていたという。ジェフリーは「人生には知識と経験を得るチャンスがある」と言い、ドロシー宅に忍び込んで調べてみようとサンディに持ちかける。
そこでみたものは、倒錯した世界というか、恐ろしい犯罪に巻き込まれていたドロシーの姿だった。
主犯はフランク・ブース(デニス・ホッパー)。フランクの暴れっぷりとデヴィッド・リンチの怪しげな映像。
フランクはまさに悪の象徴と言えるが、「ブルーベルベット」やロイ・オービソンの曲はなぜか(何かを想うように)静かに聞いている。

ジェフリーはサンディに言う「なぜフランクのような人間がいるのか?なぜ、こんな事が起こるのか?」と。すると サンディは夢の話をする。「私の夢の中では、ずっと闇が支配しているのは、愛の象徴のコマドリがいないから。でも、ある日コマドリがやってくる。だからきっとコマドリはやってくる」と。

 

凡人の自分にはよく理解できていないのかもしれない映画。