ダービーが近づいてくると同時に毎年、
ペーパーオーナーゲームの馬選びの時期でもある。
私は決まってバブルガムフェローの血が
入っている馬を1頭選ぶ。
2009年もペーパーオーナーゲームの本を買ったきり
仕事に終われて殆ど目を通していなかった。
(今年は参加するの止めちゃおうかな)と思いながらも
高いお金を出して買った本、やめる訳にはいかない。
私は巻頭カラーに載っている馬は選ばない。
この年は山本オーナーの馬が特集されていた。
名前もセンスがあるし魅力たっぷりで走りそうである。
穴が開くほど見ていると山本オーナーのその他の
写真などない馬の中に母父・Candy Stripsの
名前を見つけた。
大好きなバブルガムフェローの兄である。
「ペルーサ」
名前の響きも中々いいじゃない。
今年はバブルの血が入った馬はこの馬にしよう!
あっさりと決めた。
ペルーサのデビュー戦は東京競馬場。
ほぼ毎週通っているのに何故かペルーサが出走する日は
用事があって競馬場へ行けなかった。
そしてデビュー戦から3連勝をして
再び東京競馬場へ戻って来た。
毎年、青葉賞は現地観戦しているが
この日のパドックは大袈裟ではなくG1並みに混んでいた。
何で?と考えてみるとフリーパスの日と
無敗のペルーサを観に来ている人が多かった。
レースは気持ちいいぐらいの圧勝で
迎えるダービーを想像するだけでワクワクして
期待が大きく膨らんだ。
その年はペーパーオーナーゲームも接戦で
私も2位に付けていて、もしペルーサがダービーを
勝てば優勝も夢ではなかった。
1年前、10年連続でダービーを現地観戦したら
一度、現地で観るのを止めようと思ったくせに
ハガキが当選した幸運とペルーサの走りが観たくて
また現地観戦を決めた。
1番人気は皐月賞馬のヴィクトワールピサ。
2番人気は関東の夢を乗せたペルーサ。
青葉賞組は分が悪いと言われていても
あの青葉賞の再現が出来たら勝つに決まってる
そう思っていた。
しかし最後の直線に入っても豪快に追い込んで来る
ペルーサはいなかった。
勝ったのは皮肉にも叔母の愛馬・ブルーミングアレーと
エリカ賞で接戦をしていたエイシンフラッシュだった。
ペーパーオーナーゲームを始めてから
現実で愛馬を持てなくても馬主気分が楽しめる。
今年は不振を極めていてダービーに指名馬はいない。
来年のダービーには、またワクワクさせてくれる
馬が出走している特別な1日でありますように・・・
そう願っている。
今年もダービーにちなんだエッセイを書いてみた
最近、G1でも入場者が減っていて寂しい限り。
やっぱりダービーは現地で観るのが最高だと思う。
(写真は2010年の青葉賞とダービーのものです)