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タイトル:
ホワイトデー
配役:
スイート
芸人として成功を夢見る女の子。まだ幼い感じが残る。
向海
スイートの担当マネージャ。真面目な性格で、スイートを一番理解している人。
場面転換:
1.暗転からスタート
2.スイートが一人舞台中央
3.暗転から明転へ
4.終わりまで、明転
場所設定:
デパートのクッキー特設売り場。
混雑している。
(開演)
スイート:今日は向海さんがバレンタインデーのお返しを、このデパートに買いに来るって情報をキャッチしたんだ。
先回りして、なにげなく向海さんにあたしの好きなクッキーを伝えるの
あたしの好きなクッキー、ここのデパートにあるかなぁ?
(あたりを見回す)
えーっと・・・。
あ、特大クッキーみっけ。
(混雑している売り場を、かきわけて進んでいく)
どいて下さい。どいてどいて、どいてったら。
それ、見せてください!
あら?あたしと同じとこ手を伸ばしてる、あなたは誰?
線路立ち入りで書類送検されて、ブログで謝罪した松本伊代?
出たな、リベンジャー!
バレンタインデーネタであたしに負けたから、リベンジ売る気ね。ムキー。
その勝負買ったわ!
あら?右手隠してるの?
ははーん。さてはブロックしているつもり!?
でも、甘い。甘いわ。その甘さ、上海に届くぐらいの甘さよ。
こおゆうのをコトワザで、右手隠して、左手隠さずって言うのよ!
こうなるんじゃないかって思ってたから、さっき亀の子タワシ2個買っといたの。その1個をあなたの左手にあげる。
(無理やり伊代の左手に乗せる)
左手にぴったりじゃない! お金はいらなくてよ。
取れないって?
今回のは鳥もちじゃないわよ。
特別にポケモンのねばねばネットさんから採取したエキスをたっぷり配合してるの。
亀の子タワシ取りたかったら、ねばねばネットさんの属性やタイプを確認しなさい。
ナメんじゃないわよ。
ブロックしている右手にも、亀の子タワシ乗せちゃうんだから!
(伊代の右手にも亀の子タワシを乗せる)
いいじゃん、いいじゃん。両手に花! ではなくて、両手に亀の子タワシ! あはw。
(スイートが勝利する)
やったーー!!!またまた、あたしの勝ちよ!リベンジャーになんか負けるもんですか。
(向海が舞台袖より入場)
向海 :バレンタインデーでチョコの代金払わされてさ、事務所の中で「お返しちょーだーーーい」って散々騒いでさ・・・。あー、なんか気分重いなぁ。ま、スイートに頑張って欲しいから、クッキーでご機嫌とっとくかな。
(スイートが気づいて声を掛ける)
スイート:あ! 向海さーん! こんな処で会うなんて、めちゃ奇遇ですね。あれぇ~? あたしへのチョコのお返し買ってくれるんですか? ありです。
向海 :えw? そ、そうそう、そうだよ。チョコ頂いてるからお返ししないとね。
(さっき見つけた特大クッキーを向海に差し出す)
スイート:はい、これ買って。おねがい
向海 :ぶっw。ストレート! なにげなく俺に伝えるとかさ、そんな気遣い無いのね。
スイート:ねね。
向海 :話聞いてないしw。 なに?
スイート:さっきね、あたしにリベンジしてくる人いたから、撃退してやったの。
向海 :それ、マズイんじゃない? 旦那さんからクレームくるぞ。
スイート:旦那さんって誰? 落語芸術協会の人? 「ぶっち」の知り合いとか?
向海 :おいおい、知らぬが仏とはこの事だね。 ま、本人がこのネタを見る事はないだろうけどね。
スイート:クレーム来たら、後処理よろしくね。
向海 :おまw。
(暗転)
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