タイトル:
自販機
配役:
スイート
芸人として成功を夢見る女の子。まだ幼い感じが残る。
向海
スイートの担当マネージャ。真面目な性格で、スイートを一番理解している人。
場面転換:
終始明転
場所設定:
オーディションからの帰り。
(開演)
スイート:ねね、今日のオーディションどだった? そろそろ、通るんじゃないかな。なんかそんな気がするもん。最近三振ばっかだもんね。
向海 :そだな。点数にすれば、15.872 かな。
スイート:なにその小数点以下の数字。しかも落第点じゃん。
向海 :いやいやいや。惜しかったって事だよ。次回頑張ろうな。
スイート:ってかさ。既に落とされてるってこと? また三振だ。
スイート、当たり付きのジュース自販機を見つける。
スイート:自販機みっけ! しかも当たり付き! 向海さん、おごってよ。
向海 :いいよ。ジュースぐらい、幾らでも買ってあげるよ。
スイート:OK! じゃぁさ、当たりが出るまで買ってよ。いい?
向海 :え・・・。まっ、いいけどさ。
スイート、南海からお金を貰って自販機でジュースを買い始める。
しかし、なかなか当たりが出てこない。
スイート:あ、またハズレ。まただ、またまただ。またもw。あー、めんどくさくなってきた。向海さんジュース買うの変わってよ。
向海 :えっ。俺が買うの?
スイート:そだよ。当たるまでよろしくです。この当たりは、ホームランか三振しかないよね。三振、三振、三振、で、ホームランw みたいな。ハズレのジュースでドミノ倒しやろか。
向海 :いい加減にしろ。
(暗転)