タイトル:
喫茶店
配役:
スイート
芸人として成功を夢見る女の子。まだ幼い感じが残る。
向海
スイートの担当マネージャ。真面目な性格で、スイートを一番理解している人。
場面転換:
1.暗転からスタート
2.スイートが一人、舞台中央
3.暗転から明転へ
4.終わりまで、明転
場所設定:
喫茶店。
スイートがウェイトレスで働いている。
向海はマスターとして働いている。
(開演)
スイート:最近お財布ピンチでさ、バイト始めたの。今日が初めてなんだ。なんか緊張するな。
(南海登場)
向海 :スイートさ、5番テーブル注文聞いて。
スイート:わぉw。なぜ向海さんがここに!?
向海 :うちの事務所、喫茶店も経営してるんだ。たまに助っ人で店長してるんだよ。
スイート:ちょっと! 設定がむちゃくちゃじゃない!? 芸能プロが喫茶店の経営してるなんて。
向海 :意見したから、給与から100円減給。っと。
スイート:えw。なにそれ?セコw。
向海 :何か言った?
スイート:なんでもない。でも注文取りに行くのいやだな。。。 そだ! 一人じゃんけんで注文取りに行くか、サボるか決めよっと。
最初はグー。ジャンケンホイ。アイコデショイ。アイコデショイ。
アタシの勝ちね。
ちょっと、貴方勝ってないでしょう。あたしの勝ちよ。
向海 :ちょっとさぁ。注文取りに行ってって言ったよね。
スイート:あいです。でも、じゃんけんどっちが勝ったか決まらないんだもん。
ん~。よし! 今度は、パーからいこか。最初はパー。ジャンケンホイ。アイコデショイ。アイコデショイ。
向海 :おまえは、「パペットマペット」かよ。さっさと注文取りに行ってよ。
スイート:向海さん。
向海 :は?
スイート:ジャンケン決まらない理由わかったわ。
役割設定が明確でなかったからよ。
「パペットマペット」さんは、右手が牛で、左手がカエルなんだね。
牛とカエルの「ぬいぐるみ」ある?
向海 :あるよ。
スイート:えっ。あるの? あるなんて聞いてないし。
向海 :誰に聞くんだよ! はい(手渡す)。注文取りに行って。
スイート:わかったわよ。行けばいいんでしょ、行けば・・・。
向海 :やっとやる気になってくれたかな。
(客にジャンケン勝負を挑む)
スイート:お客様ぁ、じゃんけんしましょ。ジャーンケン。。。
(スイート、帰ってくる)
向海 :注文どうだった?
スイート:ジャンケン負けちゃったよぉ。信じられない。
向海 :あれ? 右手がカエルで、左手が牛になってるじゃん。
スイート:あ! だから負けたのか。
向海 :誰がじゃんけんして帰ってこいって言ったの? そもそも牛とカエル付けてジャンケンしたら、見た目みんなパーだろ? で、注文は?
スイート:あっ! 聞いてない。もう一回行ってくるね。よーっし。リベンジだ! 今度は負けないぞ。牛とカエルのポジションもばっちりだし。
向海 :もういいよ。俺が神対応の接客見せてやるから見てろ。
(お客の前で何やら紙に書いている。その紙を客に渡して、何か書いて貰っている。その紙を貰って戻ってくる)
向海 :な! お客さんにオーダーを書いて貰う。これが本当の紙対応だろ、アハハハ。
スイート:次のバイト探そっと!
(暗転)
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