S村報告
今年の9/12は旧暦8/15にあたり、中国では中秋節でお休みです
中国のみなさんは“中秋節おめでとう!”と言うのです
日本では中秋の名月と言ったりしてお団子を食べたりするのですが
中国ででは“ちまき”を食べます。それもとってもでっかいヤツ・・・
また、中秋節前は月餅を贈る習慣があり共に私が中国にいた時とっても悩ませられた
習慣でした
ナゼ悩まさせられたかを説明します。
1.ちまき
とある台湾人の社長のお宅に招かれ昼食をいただきました
食後社長のお母様が『今日はもうすぐ中秋節だから“ちまき”を食べて行きなさい・・・』
で、社長も『私のお母さんの“ちまき”は絶品で世界一おいしいから・・・』
そこまで言われたら食べない訳には行かず、快くいただくこととしたのですが
出てきた“ちまき”のでっかいこと!ソフトボール大の“ちまき”・・・
それも、たくさん食べなさいと3個も(T T)
やっとの思いで食べつくしたところ、『そんなに好きなら持って帰りなさい』と10個も
お土産としていただきました(T T)
結局帰国まで私のホテルの冷蔵庫に7個以上収まってました・・・
ちまき怖い!
2.月餅
この習慣は日本の年賀状やバレンタインデーと同じ様な物ですが
中国のこの習慣は絶対国家的マルチ商法です!
周りのみんながセールスマン。胴元から月餅を売ってこいと言われ各自ノルマを課せられ
結局胴元に大金をピンはねされる仕組みになってます
この時期怖いのがホテルの従業員
月餅を私から買って!と皆が寄ってくるのです。私も知っている人が一人や二人ではないもので
結局3箱以上買わされることになります(T T)
次に怖いのが飲み屋!ホテルと同じように『買って!買って!』と寄ってくる
悪いことにホテルの時はシラフで対応できるのである程度理性も働きますが
飲み屋ではお酒が入っているので気持ちも大きく・・・
結果5箱以上ホテルに持って帰ることに・・・
3.従業員へ贈り物
中国では従業員に必ず月餅を送らなくてはならないらしく
更にはその金額が評価に値するとか・・・
一般的な月餅は40元(600円程度)なのですが、従業員へは200元(2,600円程度)の物を
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以上まったくおかしな習慣です!
でも中国の人たちはとっても月餅が好きで、私が貰った月餅をすべて食べつくしてくれます
一度日本に持って帰ったのですが大不評・・・
何せ饅頭の中に塩漬けの卵の黄身が入っているのですから・・・
でも、今年は“ちまき”と“月餅”の受難から逃れられてとっても良かったです
現在の中国担当ODAはうまいこと逃げやがって!