きのうのライオンズとのオープン戦。ホークスの中継ぎとして川原投手が投げました。1回を0点で抑えました。
川原弘之。背番号122。育成選手です。
川原くんは、2009年にドラフト2位でホークスに入団した本格派の左腕です。最速158キロは、日本人左腕最速記録だそうです。工藤監督が評論家だった当時、彼をとても高く評価しているのを新聞で読んだことがあります。
しかし、相次ぐケガで肩と肘を手術し、1軍では10年間に3試合(0勝0敗)しか登板していません。数年前には自由契約になったこともあります。それでも腐らずに野球を続けてきて、このマウンドに立っていることに素直に敬意を表します。
入団して10年目の今年、川原くんは中継ぎとして使われています。1軍での居場所をようやくつかめそうです。もうひとふんばりでしょう。
「川原くん」と「くん付け」で呼んでいますが、実は、彼は、わたしの三男の高校の同級生なんです。彼は、高校では2年生からエースとして活躍しましたが、残念ながら、甲子園にはあと一歩とどきませんでした。
三男に彼のこと聞くと「有名だったから顔は知ってるけど、クラスも違ったし、話したこともないよ」といいます。「学校から野球の応援に行かされて、カワハラァ~! ガンバレぇ~! とさんざん名前を言わされたけどね」と笑っていました。わたしも卒業式の時に初めて顔を見たくらいです。高校野球の応援には行ったこともありません。
それくらいの薄い縁ではありますが、三男の同級生として、ずっと気にかけてはいました。こうやって試合に出てくれば、「がんばったねぇ、川原くん」と、ちょっぴり特別な思いでカミさんと応援したくなります。
わが家の三男は27歳。同級生の川原くんも27歳です。野手に比べてピッチャーの選手生活は短いものです。プロ野球の投手として、このチャンスを生かして、ひとつでも多くの勝ち星をつかんでほしいものです。川原くんの向う側には、いまだ修行中の三男の影を投影させてもいるのです。
ギータの年俸5億7千万円。川原くんの年俸460万円。
同じフィールドで闘う川原くんの野球人生を、もうしばらく応援していきたいと思います。
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