狂歌(俳句、川柳、・)など

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宝石ごっこを詠む

2009-12-04 10:05:12 | エッセイ
ツールのアンティークの宝石屋に又行ってきた。
姫の要望は中々難しい。
でも、一つだけ、気に入ったのがあったらしくて、買うことになった。
この辺りは、その昔、沢山の貴族が居て、お城や別荘を持っていたので、時代物の宝石がかなり残っていると言うふれこみだ。
骨董品なのか装飾品なのか分からないけれども、何と無く夢を誘う話ではある。元々、宝石なんて、夢みたいな話で、値段が幾らであろうと、夢を付けているだけのようなものらしい。
つまり原価は無くて、どの位大きな夢を空想するかで、値段が高くなったり、安くなったりするらしい。
だから、訪問販売なんかでも、一軒一軒回ると、必ず自分から夢を持ちたがっている人が居て、そういう人に当たると、値段を高くするほど売れるということを聴いたことがある。
何と無く、詐欺のような話だけれども、世の中、そんなものかもしれない。
民主党政権だって、似たようなもので、沢山の公約を作ったけれども、インターネットでニュースを見ていると、端から、夢が潰れていくような気がします。
投資話しなんかも全く同じ発想で、ドバイショックなどは、その夢が崩れたところで、一気に破綻していくと言うことでしょう。幸い、今回は、誰かが、その夢を取り繕って、また、寝かしつけようとして、何とか上手く行きそうな気配ですね。
その昔、フロリダの海の中の土地が高く売れたということですから、ドバイの方は建物が出来かかっているだけ、ましかもしれません。
夢が崩れるような話ばかりで、恐縮です。
ところで、姫が買った宝石は、真紅のルビーと紫のサファイヤーと緑のエメラルドをあしらったブローチで、中々ロマンティックなものでした。

  姫が買う ブローチ一つ 夢の山


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