昨日(2014.6.8)の産経新聞『産経抄』で、金沢の生んだ文豪室生犀星の『忘春詩集』から、「我が家の花」が引用されている。室生犀星自選:『室生犀星詩集』、岩波文庫より全文を紹介しよう。
「我が家の花」
そとより帰りきたれば
ちひさきおもちゃの包みかかへ
いそいそとして我が家の門をくぐりしが
いまそのちひさき我が子みまかり
われを迎えいづるものなし
母おやはつねにしづかにしづかにと言ひ
あかごの目のさめんことをおそれぬ
さればわれはその癖(くせ)づきし足もとを静め
そとより格子をあくればとて
もはや眠らん子どもとてなし
かくして我が家の花散りゆけり
こういうことは起こらない方が良い。尚、新聞は朝日新聞のみでなく、産経新聞だけでもなく、両紙を読むことが望ましい。参考までに。
「我が家の花」
そとより帰りきたれば
ちひさきおもちゃの包みかかへ
いそいそとして我が家の門をくぐりしが
いまそのちひさき我が子みまかり
われを迎えいづるものなし
母おやはつねにしづかにしづかにと言ひ
あかごの目のさめんことをおそれぬ
さればわれはその癖(くせ)づきし足もとを静め
そとより格子をあくればとて
もはや眠らん子どもとてなし
かくして我が家の花散りゆけり
こういうことは起こらない方が良い。尚、新聞は朝日新聞のみでなく、産経新聞だけでもなく、両紙を読むことが望ましい。参考までに。
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