2~3週間前のことだが,とある喫茶店でお世話になったUさんとMさんとお食事させていただく機会があった.
(コロナ対策は十分にされてました.なにせお店が貸切り状態だったので...)
日本料理がメインの美味しいお食事を頂くとともに,久しぶりにお二人にお会いしたため会話も弾む.
薬を飲んでいる影響もあり普段は飲酒を極力控えていたのだが,今回は特別にお酒を飲むことにした.
どうでもよい内容の会話が多いと食事中何度も3人で笑いながら話していたが,
自分たちを肯定するかのように「雑談は重要」だという意見がその話の結論が繰り返されるのであった.
N先生の研究室では,今月に入りN先生がスイスに長期滞在したときに体験したカフェタイムを独自にアレンジし,毎週月曜日の昼に学生たちが集まり一つのテーマを設定して,雑談する時間を設けることとなった.
(本来の目的は,その後にある実験MTを先生と学生が忘れないことであることを念のためここに記しておく)
研究室とプライベートの時間の両方で「雑談の重要性」というキーワードが出てきたので,なぜ重要なの備忘録がてらブログの記事にしたいと思ったのである.
Uさん,Mさん,N先生のお三方からの話を勝手に解釈すると,仕事している最中は忙しい先輩には聞きたいことがあっても気軽に聞けないことが多い.
しかし,雑談する時間があることにより,日常会話の中でふと「あのことを相談してみようかな?」と気軽に質問できる環境が整い,先輩からのアドバイスも貰いやすくなる.
普段の業務で気軽に話しかけやすい状況にある場合は雑談時間を設けることで得られるメリットは少なそうだが,何か他にもあるのだろうか?
Jリーグの村井チェアマンが語っていたことだとと思うが,良い成果が挙げられる組織の一つの特徴は,人間関係の質を上げることとという話があった.
人間関係が良くなると,思考の質が高まり,良いアイディアが湧きやすくなる.そして行動の質も高まり,最後に結果が付いてくるというもの.結果から求めるとその逆の事象が起こり最終的に人間関係が悪くなる.
また会社の退職理由も半径10m以内の人間関係にあるそうだ.
とにもかくにも素直な心で気軽に語れる人間関係が重要ということ.
今自分は新しい研究グループにお邪魔させていただいているが,皆さん穏やかで優しい方ばかり.
どうりで良い研究成果が出てくるわけだ.
でも自分は一人で実験室に籠り気味なので,お昼ご飯くらいは皆さんと一緒に食べてどうでもよい雑談をしたい.そうすればきっと良い結果が得られるはず(笑)