12/8(日)
出張4日目は後日書くとして,出張5日目の記事になります.
現地時間で13時50分にチューリッヒ空港からシャルルドゴール空港へ到着.
本来の予定ではTGVを使ってバーゼルからストラスブール,そしてパリへ行く予定でしたが,フランスの労働組合による大規模なストライキによりフランス国内の公共交通機関がほとんど運休になっているため,Swiss International Air Lines (機内で貰えるチョコが美味しい)を利用しての入国となりました.
(チケットの手配はT先生にご協力いただきました.助けていただいてばかりで,頭が下がる思いです.本当にありがとうございます.)
シャルルドゴール空港へ到着後も1時間ほどバスを待ち,渋滞に巻き込まれつつ,デモ活動もチラッと目撃しつつ,何とか夕方16時過ぎにParis Gare de Lyon(リヨン方面への駅という意味)に到着.
2014年以来のパリ.
治安はスイスに比べて悪い印象ではあるものの,前回の経験から「まあなんとかなるだろう」という安心感が心の底のどこかにある.(T先生,O先生が一緒だから安心しているだけなのかもしれんが・・・)
ホテル到着後,夕飯まで時間があるということでレストラン探しも含め,周囲をO先生と散策.
フラフラとセーヌ川沿いをノートルダム大聖堂方向に散歩しつつ,O先生が博士課程へ進学された理由や自分のこれまでの経緯など,普段話したことのなかった会話をする.
その後,T先生と合流しParis Gare de Lyonの近くにあるレストランで食事.
T先生,O先生と年齢が近い若手の先生方から,助教としての仕事に関する話をお聞きする.
特に印象に残ったのは,博士課程の恩師であるK先生の助手(当時の助教の呼び方)時代のお話.
こりゃ,自分が秘書さんだったら惚れてしまいますわ.
(聞きたい方が居ましたら直接ご本人に聞くか,自分に聞いて下さい.)
また,修士時代にパリへ一か月滞在したときのことをお二人に伝えると,H先生が相当な愛情を持って育てて下さったんですねとの言ったお言葉を頂いた.
当時H先生は,「やる気のある学生は2~3か月フランスへ滞在してみてはどうでしょうか」とった趣旨のメールを学生全員に送付して下さったと記憶している.
結局,自分以外には当時M2の先輩が10日間ほど滞在.
研究室の学生全員にそのチャンスはあったのだから,本件に関しては自分だけが特別愛情を注いでもらったとは思っていなかった.
しかし,実際にパリへ到着後はH先生のご自宅に何回も伺わせていただいたり,今回のT先生のように手料理を振る舞ってくださったり,普段見ることのできない娘さんお二人と接するH先生のご家庭での姿を自分の目で確かめられたことは非常に貴重な経験だったと思うし,本当に愛情たっぷり注いでもらっていたなと今回の夕食時に感じる.
頂いた愛情は,愛情という形で返したい.
いつか自分もこんな先生方のように研究と家庭の双方で後輩たちに良い経験をさせてあげられるような人になりたいです.
話は戻りますが,自分の専門とする分野でご活躍されている若手の先生方(T先生,O先生)とこんなにも長くご一緒させていただくような経験は,今後も含めあまりない貴重な機会.
この時間は一生思い出に残ると思うし,自分の今後にも必ず役立つ経験がちりばめられていることは確か.
そんな今日感じたことをブログで未来の自分へ残しておきたいし,少しでも同年代もしくは若手の方々のためになればとの思いで綴りました.
最後に,パリに到着すると前回の訪問時の印象が強いためか,H先生のことが何かと頭に浮かんできて,何となくH先生のパリ滞在時のブログを読み漁っていると,娘さんとのエピソードが書かれた心温まる記事を発見.
今回の出張では研究のみならず,普段忘れがちな家族のことを考える良い機会になっている.
(家族の皆さま,いつも支えて下さって本当にありがとうございます.)
明日は初めてお会いする企業の方が大勢いらっしゃる.
自分もハイチュウをポケットに忍ばせていこうかな.