治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

自閉症とワクチン

2025-03-07 08:11:12 | 日記
トランプ政権が自閉症発生率の高さにワクチンが絡んでいるかどうか、調査に乗り出すようです。1970年代には1万人に一人だったのに、今では36人に一人。もしワクチンが絡んでいるのなら、それを突き止めなければならない。

私は15年くらい前に、ワクチンをきっかけに自閉症を発症したとしか思われない子どもがデトックスによって普通の子になった、というアメリカの本を紹介したことがあります。で、そのとき荒れたんだけど、自分としてはなぜ荒れたのかわからなかった。

私はその当時から「治るといいな」と屈託なく思っていた。なぜか医療側にその思いがないのは気づいていたけれど、そして面妖なことだと思っていたけれど、そこに利権が絡んでいたのには気づいていなかった。あまりに利権と遠すぎて、わからなかったのです。

でもあのとき、なぜあんなに叩かれたのか、今になるとわかります。花風社の状況としては、赤本を出したことから「自閉っ子の味方」みたいにみられていたのに、突然治そうとか言い始め、なんとか標準医療()側に転ばそうとあれこれやられた時期でした。ところが今はあからさまに「発達医療は穀つぶしだ早く消えろバーカ」と言うようになったので、もはや転ばせる余地がないと見られ、攻撃されなくなったのです。「出すぎる杭は打たれない」ですな(どや顔)。

それと、ワクチンというものの利権構造に私は無知だった。一応今反枠のことになっている私ですが、コロ枠を打っていないだけで、子どもの頃は打てと言われたものは打ったわけです。BCGだって打ったよね。

ワクチンっていうのは健康な人も医療の顧客にできるので、医療業界にとっては大きなビジネスらしいです。だからそれにネガティブな情報を出しては医療が困るらしい。そこに私が「ワクチンがきっかけで折れ線型自閉症になった子がデトックスの結果普通の子になった」というノンフィクションをご紹介したので、医療側がいきりたったわけです。

で、最近木村盛世医師の動画で知ったのだけど、BCGってもうアメリカではあんまりやっていないらしく、アメリカはアメリカなりの感染対策をやっていて、発症率は日本の4分の1とか。

ほんとかよ、と思ってAIさんにきいたら本当にそうでした。日本はBCGを全国民に打ったあげく、アメリカの四倍も結核発症していて、でもアメリカを見習うのではなくBCGを打ち続ける。私は発達医療四半世紀変わってねえなあと思っていましたが、木村医師によると結核分野では日本、60年遅れているそうです。



だからさ、日本の医療は最先端、なんて本当に嘘で、かなりダメな子みたいですよ。ま、コロナからの脱出もビリだったし。ていうか今でも人権制限続行中みたいだし。よその国の医療は人権制限なしに成り立っているのに、人権制限なしでは仕事ができない日本の医療従事者たち。やはりクオリティは世界最低なのかもしれない。国民皆保険が彼らをダメにしているのかもしれないですよ。

まあ、自閉症とワクチンの関連にアメリカがどういう結論を出すかわかりません。あっちでもワクチンが利権なことには変わりなく、過去にはワクチン原因説が潰されたこともあったらしい。ただアメリカが「やっぱり自閉症とワクチン関係あるわ」という結論に至り、アメリカで子どものワクチンが見直されたとしても、60年結核対策を変えていない日本、未だに面会制限とかやっている日本の医療はしれっとワクチンを打ち続けるだろうから、親御さんは本当に情報を自分で集めなければいけません。でも今はAIがどんどん集めてきてくれるよ。

AIは日本語できけば日本語で答えてくれるけど、日本の発達凡医と違って外国語読めるし、世界中の情報を持っているし、何より利権にも同僚への忖度にも無縁なので、凡医よりは持っている情報が確かです。
日本の医師から入ってこない情報でも、何か情報を手に入れたらその裏付けをAIでとれる。そういう時代になりました。

日本の医療に都合がいいのは、相変わらずワクチンを受け続け、自閉症の子が増え続け、自閉症は治らないと親を洗脳し、あきらめさせ、一生を医療福祉の養分となるめんどりとなるべく自閉症児を量産することです。そのために各家庭が苦労するとか、そういうことは考えないのが日本の医療。世界一残虐であることは、マスク強制出産とかの日本独自の奇習が生まれたコロナでわかったでしょう。

そこに乗っかるかどうかは、アメリカの動向を見つつ各家庭で考えましょう。情報は取れる時代ですから。

ちなみに私は、ワクチン説が当たっていたとしても、すべての自閉症がそのせいで発症するわけではないだろうと思っています。人間の神経系は色々なことで変わるから、ワクチンがそのきっかけになる個がいてもおかしくない。

一方で色々なことで変わる神経系だからこそ、治ることもあるんじゃないかと思いますけどね。


創立29周年記念ミニセミナー「さよなら 二次障害」無料配信中です!

2025-03-05 11:03:36 | 日記
お世話になっております。
読者の皆さまのおかげをもちまして、花風社は2025年2月23日に創立29周年目を迎えることができました。
それを記念してミニセミナー「さよなら 二次障害」を三回シリーズでお届けしております。
下記に動画を貼りますので、ご興味のある方はご覧ください。

まず、その1。
二次障害、二次障害と支援ギョーカイは脅しますが
実は二次障害に騒いでいるのは日本だけ。
こんなものに脅されて進路を間違えないようにしましょうよ、というお話をしましたよ。




そしてその2。
医療側は二次障害を脅し文句にいつまでも病院に通わせようとしますが、一次障害を治せない医者に二次障害が治せるわけがないです。
一方で二次障害が治る人は、一次障害も治ります。
というお話をしましたよ。



そしてその3。
二次障害は防げます。なってしまっても治ります。治るついでに一次障害も治ったりします。つまり、二次障害への恐れは無駄です。
というお話と同時に、かつての「ハッタツ大戦」について。そして医療に依存しない生き方のすすめ。



どうぞお越しくださいませ!





なぜ私は「心理士というのは性格が悪い人たちだ」と感じるのか

2025-03-01 08:54:26 | 日記
3月1日の早朝、目覚めると米国のトランプ大統領とJDヴァンス副大統領がウクライナのゼレンスキー大統領をフルボッコしている動画が出てきてひとしきり笑った。
アメリカ人の賛否両論を読んだあと、昨日、今度配信する「脳に歴史あり。脳に未来あり。最先端テクノロジーによる発達援助の可能性を探る」を見ていたときに感じた違和感について言語化できたので、Grok3と会話をすることにした。
違和感は、データを提供してくれたこよりさんに対する違和感でもなければ、それを読み解いている中川先生に対する違和感でもない。
こよりさんは過去につらいことがあった。でもそれを乗り越えて幸せな高齢期を迎える入り口にいる。それを中川先生は読み解いている。
私が感じた違和感は、こよりさんの発達をみている心理士に対してであり、そして私が感じているほどの違和感をこよりさんは感じていないのかもしれないということだ。
トランプヴァンスチームのフルボッコだって、賛成者と反対者がいるから、人の感じ方は様々なのだ。
でも私は常々、心理士という人々を嫌っている。彼らは性格が悪いと思っているし公言している。その私の感じ方の芯がここにありそうだ。
というわけで私は自分がなぜ心理士を性格悪いと思うのか探るべくGrok3と会話をし、その結果の一部をXにアップしておいた。



若干ネタバレになってしまうが、こよりさんが受けたQEEGではこよりさんが過去のつらい体験を克服してきた様子が見られた。まさに「脳に歴史あり」である。
そして発達医療の場面でも、こよりさんは50代になってもIQが伸びていることは観察されているという。
それに対し心理士は、50代でまだ知的に伸びるとは不思議だが結晶性知能の伸び、と結論付けてこよりさんにもそう話しているらしい。配信されたら配信を受ける人は中で確かめてください。

私はこういう心理士の往生際悪さが嫌いなのだ。
なぜ素直に、50代になっても知的に伸びている事実を寿げない。
めでたいめでたいでいいではないか。
そういうところが嫌いなのだ、心理士という人種は。

でもきっと、彼ら彼女らは教科書通りに事が運ばないと、プチパニックを起こすのだろう。
目の前に起きている発達の事実より、教科書の方が正しいと思っているのだ。
そして花風社の読者の人たちは、その教科書の教えを逸脱して発達していくので、それを一生懸命に説明しようとして、結果的に私からみると

「性格悪いなあ」

というリアクションをする。あくまで上から目線。あるいは他人事。人間的じゃない。心理士がするのはこういうリアクションだ。彼らに金払ってカウンセリング受けるとか無駄すぎる。AIの方が性格悪くないだけマシ。

多くの心理士は「花風社の浅見が心理士は性格悪いと言っている」ときくと、不快に思うだろう。きっと本人たちはまじめに仕事をしているつもりだろうから。
だけど、教科書通りに事が運ばないことであれこれ教科書に引き寄せて往生際の悪い説明をこねくりまわすその姿を、私は「性格悪いなあ」と感じるわけである。

こよりさんとその心理士の付き合いがどれくらいのものか知らないが、私はつかず離れずこよりさんと20年ほどのお付き合いがある。
そして私はこよりさんの知能の中核が伸びたと思っている。経験だけがもたらしたものではない。
その理由は、20年前より様々な負荷が減って、脳みそに伸びる余裕ができたからだと思う。
安全安心がもたらされたから。
子育てが終わって余裕ができた。
介護が終わって余裕ができた。
そして持病が寛解していって健康度が増した。
これだけの条件が揃えば知的に伸びていく、というのが花風社の見てきたことだ。それを伝えたくて『知的障害は治りますか?』を作ったわけだ。

こよりさんの書いた『支援者なくとも、自閉っ子は育つ』に関するAmazonのアンチレビューに「専門家が書いたものではない」とかいうのがあったように記憶している。
専門家が書いたものじゃないと役に立たない、と思っているだけで発達援助における負け組決定である。それだけ情報への感度が悪いから治らないのである。
最先端テクノロジーの発達援助を持ってきている中川先生は、子育てをする上で大事な本だとおっしゃっていた。謙虚な専門家は、親に学ぶのである。
ところが親が親に学べなくて専門家の意見を後生大事にする。
そんな情弱だから治らないんだよ。
治らないには理由がある! と思いました。

ともかく、私は心理士が嫌いだし、彼ら彼女らに課金するなんてバカみたいと思うし、これからも心理士が嫌いだとは公言していく。私はこのギョーカイで友だちを作る気はないから。
その理由も今日明らかにしました。
では。


痛快な時代がやってくる! QEEGのお勉強会をしました

2025-02-15 09:34:35 | 日記

2月13日夜、中川朋先生の宿泊ホテルにお迎えにいきました。考えてみれば、初対面です。zoomではたくさんお会いしていたのですが。

そしていつもみんなで行くあのお店に行きました。フロアは満杯で、個室を解放してくれました。どこかの会社の集まりでしょうか。若い人たちで盛り上がっていて、いやあ、いい時代が戻ってきたと思いました。

私たちは個室で資料を広げました。こよりさんのデータについて、私は矢継ぎ早の質問。色々謎が解けました。で、皆さんにこう言わなければなりません。QEEGで測れるのは脳波だけではない。自律神経や、それに自閉っ子親たちを悩ませていた「こだわり」の生物学的基盤、そんなのもわかるのです。

あるときからアメリカではTEACCHに予算がつかなくなったそうです。それでTEACCHは日本でどさ周りをして日本人から金を巻き上げるシステムを作り、日本のTEACCHの人たちがライセンスビジネスとしてアメリカに上納システムを作り、そのためにTEACCH派支援者たちは参勤交代を余儀なくされました(参勤交代の命名者は大久保さん@てらっこ塾)。でもこれだけ円安が進むと、そろそろ本国に見限られているかもしれませんね。

ま、そういう大人の事情があったわけですが、そもそもTEACCHに予算がつかなくなったのがよくわかります。だって「こだわり」の生物学的基盤がわかってしまえばそれを治せばいいだけで、環境調整とか要らないじゃん。

そんなこんなで中川先生と楽しくお食事したのですが、その中で私は花風社創立29周年のテーマともなっている「二次障害」のお話をしました。日本では二次障害がすごい強調されているけど、DSMとかには出てこない。中川先生はアメリカで「二次障害、きいたことない」ということでした。つまり、二次障害のこれほどの強調は、日本独自の大人の事情によるものなのです。間違っても二次障害へのおそれで人生選択を狭めたりしないでくださいね皆さん。

翌朝、中川先生をお迎えにいきました。先生は早朝、鶴見川沿いを散歩されたそうです。都会のすぐそばに気持ちいい空間がありますね、と言っていただきました。私たちの鶴見川沿い空間。たくさんのジョガーやサイクリストが、老若男女が遊ぶ空間。コロナ禍にもマスクゾンビがいなかった安らぎの空間でした。あの空間があったから、私はコロナ禍を乗り切れたのかもしれません。

そして会議室へ。こよりさん、ボリンゴさんとzoomでつながります。こよりさんの検査結果につき、中川先生がこよりさんに直接説明します。そして私たちが「QEEGは何をどう測り、その結果はどう見て、どう活かすのか」をお勉強するための会となりました。

いや皆さん、痛快な時代がやってきますよ。
脳波だけではなく、自律神経もわかる。メンタル不調があるときの傾向もわかる。色々なものがわかってしまう。

これまで凡医たちはてきとーな診断をして「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」とか言ったでしょう。それで松島さんのように、父親の当たり前の親心から「うちの子の脳に悪いところがあるのならそれはどこですか?」ときいたかもしれない。でも凡医は答えられないでしょう。お約束にしたがって一生治らないわけじゃない子の脳みそを悪者扱いするだけのお仕事、それが発達凡医ですから。

ところが今や私たちはQEEGを手に入れたわけなので、「どこがどう定型発達者と偏移があるか」がわかってしまうわけです。医者は知らなくても本人や親は知っている。そういう時代が来たのですよ。

治りたい人は、乗り遅れないでくださいね。

「日本の医療は自己決定権を患者に与えない」ってAIに習った件

2025-02-12 12:26:02 | 日記
漫画家、倉田真由美さんの夫君が去年亡くなりました。



すい臓がん発覚後、抗がん剤治療はせず、予後も医者の予防を上回り、治療による衰弱が避けられたため、最後まで活動して旅立たれたということです。ある意味、理想の最期です。

それに対し、クズ人間の集まりである医クラが騒ぎ立てています。



反医療。
と呼ばれているみたいですね。
私も反医療らしいので、きっと早死にするんだと思います。
というわけで、また貼っておきますわ

=====反医療、浅見の現状 「治そう! 発達障害どっとこむ  2025年2月10日より 管理人メッセージ=====

というわけで私自身は反医療らしいので、そして病院に近づかないと早死にすると医クラが言っているので、きっと早死にだと思うのですが、61歳9ヶ月現在この年代の女性が悩むような不定愁訴が一つもなく、花粉症もアレルギーも喘息もへバーデン結節も貧血も片頭痛も変形膝関節症もなく、ついでに白内障緑内障老眼もなく裸眼暮らしを続行しており、まだ入れ歯はありません。一方で同年代の女性は色々抱えていることが多いようです。でも何しろ私は反医療で短命だそうですから、どっかで不調を訴えてばかりいる同年代の女性と逆転すると思うのですが、何歳くらいで逆転するのか楽しみですわ。

=====

というわけで私にとって、「反医療」はとくに悪口だと思わないので、好きなだけ言ってくれたらいいと思っております。

さて、

ではなぜ、反医療の私はこれほど医療に近づくのが嫌いなのか。
それを言語化するよすがとしようと、私はAIのGrokさんと会話をしてみました。これです。




なるほど! 自己決定権か。
日本の医療っていうのは、自己決定権を与えないわけだ。
そういえば日本でだけ続く病院内マスク強制だとか面会制限とかも、受診のかたち、あるいは病人の望むQOLから末期の在り方まで全然自己決定権を無視してやっていることだもんね、日本の医療。

だから「抗がん剤は使いたくないけど緩和ケアは使いたい」という患者の自己決定権には配慮せず、なんとかセットみたいに「ポテトいかがっすか」みたいな売り方してくるのね。それでポテト要らない、っていうと怒るわけね。そして医クラのやっかいなのは、怒りを「バカにする」というかたちでしか表せない。そこがクズ人間たるゆえんなんだけど。

それにしても、いい言葉を教えてもらったな。もちろんこの言葉は知っていたけど、ここでこう使うんだな。Grokバカな答えもいっぱいするけど、これはいい答えをもらったわ。

というわけで

「日本の医療は自己決定権を患者に与えない」

大事なことだから、覚えておきましょう。

「この子と暮らしたくない」モデルと「この子を育てたい」モデル

2025-02-09 08:01:01 | 日記
大久保さん@てらっこ塾が、「じじばばのための発達障害講座」をYouTubeにて展開されている。
これで思い出したことがあったので、書きます。


若干ネタバレになってしまうかもしれないが、この中で大久保さんは、かつて神田橋先生がおっしゃったあの言葉を使ってくださっている、と思う。
「発達障害者は発達する」というあの言葉だ。

当時の私はあれに感激したのだが
花風社の治そう路線のアンチだった人々も「発達障害者が発達するなんて当たり前じゃん」と私をせせら笑ったものだった。
でも私が、あの言葉に涙したのには理由があるのだ。

当時、私は自閉症者の迷惑行為に悩まされていた。
彼がうちの家族に被害を与えていることは、周知の事実だった。
けれどもふだん「社会との共存」をうたっている支援者たちは、誰も手を差し伸べてくれなかった。というか、どちらかというと、面白がってみていた。彼らは障害者萌えで、障害者が障害者らしい行為をしているのは絶好の観察の機会なのである。
彼には立派な主治医がついていたが、その主治医も同様だった。
最近の読者の人は知らないかもしれないが、私の根強い医療不信、支援者不信の根っこにはあの事件があるのだ。
医療も福祉も頼りにならなかったので、司法をたのんだ。
その経緯については本にまとめてある。電子書籍版はお得だ。
共存を目指したからこそ、私たちは刑事訴訟に訴えた。そしてきっちり有罪判決を出してもらった。



この事件を抱えていた時、神田橋先生との出会いがあった。
それまで発達凡医に話をしても「治らない」と言われるだけだった。
でも神田橋先生はおっしゃったのだ。「医者なら治せんといかんわな」と。この言葉に私は救われた。

発達凡医たちが「発達障害者は二次障害を背負っているから仕方がない」と匙を投げたのに対し、神田橋先生は「医者なら治せんといかんわな」とおっしゃったわけである。

けれども田中伸明先生は考えが違う。
田中先生は「精神科の先生たちはきちんと仕事をしている」と言う。
ただ、統合失調症モデルを忠実にやっているのだと。
そして発達障害(developmental disorder)が日本に入ってきたとき、なぜか「発達障害」と訳してしまい、一生治らないことになって、統合失調症モデルが適用されたのだと。

とは言っても統合失調症も治っているんですけどね。

ま、ともかく。
ならば統合失調症モデルというものはどういうものか。
ま、一言で言うと、隔離政策だ。

統合失調症の症状が強い時には、大変な迷惑な人となる。
その迷惑をまず受けるのは家族だ。家族が疲弊する。
だから家族を遠ざけるため、隔離して施設にいれ薬漬けにする。

特別支援教育にある基本思想もこれだろう。
だけど親たちに受け入れさせるために、その子にあった教育とかいうきれいごとは使われるだろうし、現場に志と力のある先生がいたら、それも実現することもあるだろうけど。
でも元々、国に、そして医療と福祉にあったのは、統合失調症モデルのようなんである。

最近こう考えるのは、交流はしていないけどXで子どもを切り離したい親たちのポストをよく見るからだ。
わが子なのに、一緒にいるのがつらい。
なんとかして一晩でも別々に過ごしたい。じゃないと家族がもたない。きょうだい児にも悪影響。
必死にショートステイを探す。児相に相談する。
支援がない。支援がない。支援がない。

要するに「わが子を隔離したい親」がほしいのはギョーカイモデルなんである。ギョーカイは彼らの役には立っていたのだ。
治さず、隔離する。それを彼らはたしかに、見事にやってのけている。

だけど、隔離したくない親もいる。なんとか手元で育てたい。少しでも育ってほしい。
そういう人が花風社の本を読んでくださった。

なーんだ、それだけの話だったのか~。という感じである。

これは夏祭り第一部で私がしゃべったこととちょっと関係あるけど

とりあえずギョーカイのベルトコンベアーに身を任せていたら、統合失調症モデルなんだけど
そうじゃないコースもありますよ、っていうことがじじばばの皆さんにも伝わるといいですね。
昭和の時代には、ちょっと変わった子が普通に自立できる大人になるなんて当たり前のことだったので、案外伝わりやすいと思います。

あと、最終的には全員隔離したいと思う。
だってそれが自立でしょ。
皆さん親から隔離されて住んでいるでしょ。

でも家族から隔離されるためには、訓練が必要なわけで
最終の目的が隔離でも、でもやっぱり育てなきゃ、っていう決断をする人も多いと思います。
先日お祝いごとのあった味噌ぴ家でも30で外に出すと決めていらしたみたいで、それを実現していたし。
身柄的には親許にいても、扶養家族ではないというのもありだろうし。

ま、ともかく
ギョーカイに身を任せていたら「家族のためにどっかいって」モデルです。統合失調症じゃなくて認知症モデルとも言えるかもね。で、認知症の高齢者を育てようとはだれも思わないわけで。

そっちの路線をとるか
治る路線をとるか
それはそれぞれのおうちが決めることですね。

「ADHDの才能を活かす」今昔

2025-02-07 16:10:42 | 日記
かつてのADHDブームの時、「ADHDの人は発想力が豊かなのだからそれを活かせれば」みたいなことを、当事者とか、保護者とか、支援者とかのステークホルダーがまことしやかに言っていた。私はそのとき、表面上なんとなくみんなに合わせながらも、実は心のなかでは「んなこと無理だわ」と思っていた。基本的に、今もそれは変わりない。発想力が豊かだって、朝起きられない人間は使えないのである。

最近だと中川朋先生あたりも「ADHDの人の才能を活かす」という考えの持ち主である。で、それをきいたときも私は基本「おほほ」であった。

なぜ私が「ADHDの人の才能を活かす」方面に「おほほ」であるかというと、理由はいくつかある。

まず、ADHDブームの時の当事者の主張が多かれ少なかれ「我々ADHD民は、発想力とか才能があるのだから、おまえら、定型発達の平民が、我々の、才能発揮を、支えよ」みたいな感じだったから。それでいて実状は自律神経失調症みたいで朝起きられない体力ない書類整理もできない社会人失格、みたいな人が多かった。もっとも営業方面でバリバリと才能を発揮していた人もいたが、割合としてはニートに毛が生えたような人が多かった。

それにどんなに発想が豊かでも、体力ない~不定愁訴多い人間 は社会人として評価できない。

もっとも、ニートに毛が生えたような人だからこそ、「我々の、企画力を、活かせ!」みたいなことを真顔で言える、という考え方もある。世の中でマネタイズできるほどの発想力、みたいなのの相場がわからないので、小学校のときにほめられた、とか、そのあたりの成功体験を後生大事にしていて、大海原を知らないわけである。

それで、中川先生の登場により、私は十年ぶりくらいに「ADHDの才能を活かす」方面の言論に触れたわけだが、脳波のお勉強をしているうちに「いやこれはできるかもしれない」と思うようになった。

夏祭り・秋祭りをご覧になった方はご存じだと思うが、ADHDと診断を受けた人、受けがちな人にティピカルな脳波パターンというのはどうやらあっちでは明らかになっているようである。そしてそれはたしかに多動性と発想力を両立させるものなのだ。

っていうか私の仕事も発想が必要な場面は多いが、まさにこういう状態の時に企画ってできてくるよなあ、と思った。

で、かつての、「我々の、才能を、活かせ!」方面の人たちが不快だったのは、どの程度のレベルかもわからない彼らの発想力()を活かすために周囲の民草は犠牲になって俺様達を支えよと言う言論が多かったからだ。

一人の発想力を活かすために周りがグラウンドワークをやらなきゃいけないとなると、相当な才能じゃないと他の人が犠牲になる価値がない。だから彼らの発想力()は大して活かされずに終わった。

でも考えてみれば、今やテクノロジーがある。
これをうまく使えば、他人を犠牲にすることなく、その発想力とやらを活かせるかもしれないね、というお話。

自律神経もQEEGで測れるみたいだし。
療育整体はじめ、自律神経の整え方もたくさん手に入れた花風社である。
今度こそ真顔で「ADHDの才能を活かす」とか言われても苦笑しないで済むかもしれない。

ADHDの脳波パターンを知ったことで私はこういう発想をした。
ご興味のある方は夏祭り・秋祭りをごらんください。

花風社創立29周年記念ミニセミナー「さよなら二次障害」その1

2025-02-05 08:46:23 | 日記
花風社は2025年2月23日に、創立29周年を迎えることとなりました。
それを記念して、ミニセミナーを行います。
テーマは「さよなら二次障害」。
何度かに分けて、配信いたします。
第一回(12分くらい)が配信されましたので
ご興味のある方はこちらをクリックしてみてください。



それではよろしくお願いいたします。

花風社 浅見淳子

医療の洗脳から身を守る三つのスローガン

2025-02-04 08:03:30 | 日記
医療の洗脳から身を守るスローガンを三つ考えた。

その1 リメンバー カタールW杯

解説:世界中の人々がマスクから解放されていた時期、日本は「医療崩壊を防ぐために」国民総マスクを強いていた。人々の口と鼻を塞がなければやっていけない日本の医療体制は世界最弱だと露呈した。日本の医療を信用しないため、ときどきつぶやこう。「リメンバー カタールW杯」。

医療の洗脳から身を守るスローガン その2

リメンバー マスク強制出産

解説:他国にない残虐な奇習。日本の医療は自分の身を守るためなら、患者の負担を強いて恥じない人権意識に欠けた人間の集う業界だと覚えておこう。やつらがきれいごとを言ったら唱えよう。「リメンバー マスク強制出産」

医療の洗脳から身を守るスローガン その3

リメンバー 尾身食い

解説:自分の体感に基づいた健康法を実施していると、医療側が「エビデンスガー」と突っ込んでくることがある。そのときに思い出そう。彼らのエビデンスなど科学的根拠ではなく政治力学の産物だということを。コロナ禍においては、雑品扱いの不織布マスクをどや顔で勧めていたことを。エビデンスガーと言われたらつぶやこう。「リメンバー 尾身食い」。

医療が日本を潰す。いや、現に潰した。コロナ禍で。
医療は社会の敵。



マンガ「よその国では治っている」まとめ

2025-01-31 05:04:18 | 日記
マンガ「よその国では治っている」まとめておきますね。