平成23年3月11日午後2時46分、
山形県蔵王ロープウエイ(ゴンドラ)の中で1時間40分もの間、
吹雪のなかを宙吊り状態で過ごしました。
山頂は霧が立ち込め吹雪模様で、視界不良のため樹氷見学は不可能でした。
山頂駅から帰りのゴンドラに乗車、6か所ある鉄塔の内、一つ目を超えようとした時、
突然巨大な揺れを感じました。
さて、極寒の中、宙吊りのゴンドラに1時間40分もの長時間、
度々の大きな余震に耐えながら閉じ込められた体験は生きた
心地がしませんでした。中間地点の駅でまた1時間待ち、
その後、雪上車の迎えが来て30分の乗車でヤット山麓駅に着きましたが、
温泉街の他、山形市内全域が翌日まで停電が続き、ホテルに着いても
全館真っ暗闇の中、ローソク1本で一夜を過ごしました。
翌、12日の各紙の震災記事を見て、ビックリしました。
翌朝、朝食がとれただけでも幸せでした。
帰りの国道の橋が倒壊し、かなりの回り道を強いられました。
道路はひび割れ、交通渋滞、ガソリンスタンドは行列、ペットボトルの水は売り切れ状態。
蔵王から土浦に帰るまで途中1泊せざるを得ない状況でした。
土浦の我が家の周辺も「液状化」により、道路や電柱、石塀の倒壊等、酷いものでした。
1年半経っても未だに被災地の皆様のご苦労は大変だと思います。
私たちに出来る事といえば、義援金やボランティアの方々に対する
支援金ぐらいだと思っています。どうか、皆様方にも忘れることなく継続的に
支援して行こうではありませんか。さすれば被災地の復興に更なる弾みが付くと考えます。