タビーを迎えるにあたって、幾人かの友人にお願いをした。 私が死んでタビーが残されてしまったら引き取ってもらえないだろうかと。猫好きの友人たちからは快く了承を得た。 そのうちからタビーが一番良いと思う人の所へ行けるように。
動物を飼ったことはないが、タビーが嫌がることなく抱っこをされる人がいた。その人もタビーを可愛いと言ってくれたので、私が死んだ時の引き取り手候補かな、と思った。しかし、その人曰く、「タビーの柄が気に入った」
えっ? 柄…。 私は落胆した。
「タビーの魅力は、気配りする優しい性格でしょ。甘えっ子なところ、たまにやんちゃになるところ。思いもよらない行動とか…色々あるでしょ!」と、1000%親バカな私は思っている。
「柄」にしか目がいかない人は「ごめんなさい、さようなら」だね。
タビー、おかあさんといっしょに長生きしようね。