タビー君と旅をする

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甘やかしている訳ではない。

2023-01-29 11:15:00 | 日記
 美容師さんと猫のお話しをしていて気が付いたのは、タビーに語気を荒げて叱りつけた事がない。いきなり「こらっ!」とか言った事がない。

 脱走した時も、乗ってはいけない所に乗った時も、目を釣り上げて叱った事は無い。

 怒鳴ったりしても、タビーにも私にもどちらにも良い事は無いと思うから。

 猫は怒鳴ったりすればパニックに陥るだけで、怒鳴る人=怖い人、と思われてしまうから。 猫の為を思って𠮟る場合は、優しく諭して、「心配してるんだよ」ということを分からせるようにしている。

 紙を切っている時にタビーがハサミに戯れついて来た事がある。急に手を出してきたので驚いたが、「タビー、ダメだよ。タビーの大事な手が無くなっちゃうよ。」「手が無いとネズミちゃんで遊べなくなっちゃうよ。」「タビーの手は世界で一つしか無いんだよ。」「お金を沢山持ってデパートに買いに行っても売って無いんだよ、大事にしようね。」「分かった?」
思いつく限りのことを優しく言う。

 だいたい怒鳴ったりしなくても、猫たちは飼い主の表情や声色で「しまった!」と思っている。だから追い打ちをかけるように𠮟るよりも優しくどうしてダメなのかを説明した方が効率が良い。

 脱走したり棚の物を落としたりしても元を正せば私の不注意だったりするんだよね…。




初めての「ウーッ」

2023-01-28 14:36:00 | 日記
 今日は風もなく暖かった。 そのせいかタビーが外へ出たがったので散歩に出た。

 タビーは、車の走る音に耳を傾けたり、草の匂いを嗅いだり、遠くに目を凝らしたりしていた。 

 ある家の前に、タビーと同じくらいの大きさのキジトラが座っていた。
タビーが気づく前に私はタビーを抱き上げたつもりだが、タビーはキジトラに気づいていた。

 タビーは低くウーッと唸った。
「タビー、お友だちだから喧嘩はダメだよ。仲良し、仲良し。」と、のんびりと私は言った。
タビーはキジトラから目を離す事なく睨んでいた。
「タビー、おかあさん寒くなっちゃった。風邪ひきそうだからお家へ帰ろう。」
タビーが腕からすり抜けてキジトラと喧嘩になったらどうしようとドキドキしたが平静を装いゆっくりと家へ向かった。

 タビーが自分の親兄弟以外の猫を近くで見たのは今回が初めてかも知れない。






本当は優しいんだよ

2023-01-23 13:45:00 | 日記
 遊びが足りない時、お腹が空いてるのにご飯がもらえない時など、タビーに噛まれることがある。気づいてやれない私が悪いのだが。

 子どもの頃母に言われたのは、「動物はワンとかニャーとかしか言えないのだからこちらがちゃんと分かって上げなきゃいけない。」本当にその通りだ。
タビー、ごめんなさい。

 昨夜は寒くてお布団に入っても足が冷たくて眠れなかった。家族を起こさないように小さな声でタビーを呼んだ。

 タビーの寝床は家の中にいくつかある。
どの寝床で眠るかはタビー次第だ。
もう眠っているタビーを何度か呼んだみた。

 ダメだなぁ、と思っていたら、タビーが眠そうな目をしてやって来た。
「タビー寒いから一緒に寝よう」と言うとタビーは布団に潜り込んできた。
タビーが私のお腹に寄りかかるようにして横になった。

 もうお腹はポカポカで気持ち良い。足も段々と温かくなってきて、いつの間にか眠ってしまった。

 おかあさんはタビーの気持ちに気づいてあげられない時が多いけど、タビーはおかあさんの気持ちをちゃんと分かってくれるんだね。ありがとう。







いや〜だよ

2023-01-21 12:38:00 | 日記
 今朝またタビーが脱走した。ドアを開けた瞬間足もとから飛び出して行った。

 ドアを開ける時はいつも気をつけていたはずなのに。本当に素速い。
「ダメだよ!」と言ったが、タビーの背中が楽しそうに「いや〜だよ。」と言っているように見えた。

 追いかけても捕まえられないのは分かっているのでしばらく待つことにした。

 10分か15分くらいした頃外へ行ってみた。微かに鈴の音がした。
タビーが走って来るのが見えたので「おかえりタビー。」と言ったら足にスリスリしてきたので抱き上げた。
「外は寒いからお家に入ろう。」

 タビーの首輪には名前と電話番号が縫い付けてある。こんな時は少し安心できる。

 タビー、必ず帰って来るんだよ。





猫は家につく…のか?

2023-01-18 11:50:00 | 日記
 猫は家につく。 昔からそう言われている。 しかし、全ての猫がそうであるとは言えない。と、私は思っている。

 17年前、今の家に引っ越した時のことだ。ご飯を食べに来る猫に母が「明日引っ越しするから一緒に行くなら明日の朝おいで。」と言った。
 すると翌朝、その猫は来てペットキャリーに抵抗することなく入り、車に乗せても平気だった。そして、飼い猫になった。

 母は、本当に来るとは思わなかった、と言っていた。
母は動物好きであったが、動物に好かれる人でもあった。