ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ノクターナルブラッドラスト+ココバット 2マンライブ

2017年11月18日 | 音楽
写真はtwitterから拝借。

お誘い頂き、初めて渋谷サイクロンに行きました。
地下何階なんでしょ?色んなロックバンドを招聘しですが
入ってみたら若い女の子!バンギャの女の子!白人女性!
私にゃ経験ないか?忘れている光景でした。
何せ近年はジャズ&ソウル系でビルボードライブ東京か
むさい長髪メタラーだらけの会場しか自発的に行ってないし。

スペイン坂にある渋谷サイクロンは初めてです。
どうも20周年記念ライブという事で
90年代ラウドロックの代表的バンドのココバットと
今をトキメク(?)V系メタルコアバンド「ノクターナルブラッドラスト」(ノクブラ)の
2マンライブという事で。
友人と待ち合わせ開演30分前に会場入りしたら、ステージ周辺は
もう若い女の子が圧倒的に陣取って押し合いへし合い!
ココバットのメンバーとファンの方と軽く挨拶し、広くは無い会場は
正直、あまり味わった事の無い個人的には異様な雰囲気。
エクストリームなイメージのあったサイクロンにバンギャや普通の可愛い20代女の子、
そしてラウド&タトゥー野郎達とキャパ幾つか存じませんが
ある種ミクスチャー状態とでもいうか、客層が色々。
こりゃ、サイクロン側も結構利益出るでしょう、と商売脳。
倉庫的2階のPAとか下から見ると、かなりしっかりした機材&ミキサーが置かれており
友人はここのサウンドバランスが一番好きと。

開演10分遅れで、まずパイセンのココバットのステージスタート。
今回でココバット観るの5回目ですが、個人的には一番良かったライブに感じました。
持ち時間も50分だそうで。サウンドバランスがとても良いから
各楽器&ボーカルがクリアに聞こえる。あれだけお客が入っていても。
で、すっかり忘れておりました・・・・。
元々はパンク、ハードコアにルーツがある事を・・・・。
ステージも進行していく中、途中からカリアゲ長髪&タトゥー野郎(オヤジ?)達
10名位が暴れ出しました。その暴れ方は拳、エルボー、回し蹴り、プロレス(笑)と
多種多様。いきなり後ろから水が飛び、目の前の奴が暴れ出し、胸にパンチを喰らいました。
そこそこな勢いで。コレで演奏を聴くというか、お返ししたいというか
何時暴れ出す野郎達に臨戦態勢状態&クビ痛めない様に退避で
ステージへの集中力がチト薄れたのが残念。
考えてみれば80年代のライブハウス、私達の対バンのファン達は暴れていた・・
コレが普通にあった、のでした。暴れて傷つけあっていた奴らは
ステージが終わると皆仲良くしていましたな。
と、演奏した曲は変拍子も含め16ビート系の曲も含め坂本氏のベースがビンビンに
ヒデキ氏のシャウトは良いサウンドバランスで良く聞こえたし
セイキ氏のギターも今回が一番ヘビーな音造り、ドラマーはパワードラマーでは無く
ちょうど坂本氏のベースとピッタリな乱れず、忠実なドラミングでした。

そして会場の雰囲気はガラっと変わりました。
バンギャを含め若い女子達の気合いが伝わる。
会社帰りの若いスーツ姿の奴らも居る。暴れるつもりでTシャツで臨戦態勢な奴らも。
どんどんステージ手前から後列ま若い女子率がハンパない。

事前情報で聞いていたのが、ノクブラは演奏力が高いと。
で、V系+ヘビーラウド系と。
ローディーも居るでしょうねぇ、ステージ転換はスクリーンで見えないけど
慌ただしい。リードギターが指ならしにピロピロ始めました。

で開幕。まあ、女の子達のノリがすんごい!
頭ぐるんぐるん振り回し、それまでの横に居た女の子達の姿が豹変しました。
白人女性達も。
ステージ中盤まではもう熱狂的な女の子ファンが歓喜でメロイックサイン。
いきなりブラストビートからスタートしました。
V系は狂信的だよ、と以前女ボーカリストの友達が言っていましたが、昨年観たとあるライブでは
ガスタンクトリビュートという趣旨でマリリンマンソンみたいなメイクをしている男女
どうもメンタルヘルス系なゴスロリ女子のV系フリ付けとか。
今回は違う。平日なのに普通に渋谷にいる女の子や109系のような店員の子
バンギャ、中年層の女性と。

ボーカルだけ雰囲気が違う。短い髪にわき毛が無く、筋肉だらけ。(羨ましい)
他のメンバーはモロV系なファッションだけどボーカルだけは
チト、新宿2丁目系?なオーラで、グロウル、スクリーモ、エモクリーンボイスと使い分け
かなり場数を踏んでいるカリスマ力の有るパフォーマンスをする男に感じました。
2バスドコドコだけど、何でか?スネアの音が聞き取り辛い。
そしてギター2人は7弦ギターを使い、何でか?音圧が無いなぁ、と思ったら
やはりフラクタルと思える機材を使い、上手(かみて)のリードギタリストは
モニター用に思えるスピーカーを載せていましたが、基本ラインで出しているのでしょう。
のでモニターから聞こえるのでしょうね。とにかくV系らしく?
ディレイ、リバーブを沢山使っております。そしてハモーナイズドシンセサイザーの様な
シンセの音も。後、ドラマーの横にタブレットが置かれていたので(i-padかな?)
MCの間や曲間にどうも同期音的SEが流れております。
ステージはお客さんと演者で盛り上がって行きます。
新木場スタジオコーストや渋谷クアトロで単独でライブやっている人気バンドの様で。

NOCTURNAL BLOODLUST - BREAK THIS FAKE(PV FULL)

"NOCTURNAL BLOODLUST - BREAK THIS FAKE(PV FULL)" を YouTube で見る


と、若い女の子、後、男子もこういうサウンド好きなのかな?
7弦ギターの音からヘビー系なリフが進み、サビになるとエモになる・・・・
んで、サビが終わりギターソロ迄の間奏の間はラウドロックになる。
曲作りする私の立場からすれば展開が判りすぎるベタベタな進行。
私の感覚では和製メタルコアですね。
ブレッドフォーマイヴァレンタインの1stを思い出します。
メンバーはKORN、リンプビズキット、システムオブダウン、スリップノット
X-JAPAN、エリッククラプトン(!)に影響を受けていたそうで
メタルコアな世代なのかもですね。そういえばガルネリウスのShuも
成人式でリンプビズキット演奏していたそうですし。

ステージもココバットがプレイした時間を超え、70分位は演奏していたと思いますが
フロア中盤まで、もう黄色い声援、掛け合いが凄い女の子パワー。
もう、おじさん、カルチャーショックです。人間観察というかライブ会場雰囲気観察ばかり。
ファンの方には申し訳ないけど、一緒に行った元バンギャの女友達も下向いてウケている、
私もチト、ウケてしまって。この空気&ノリに。
友人曰く、ガーゴイルに似た感じのライブだったと。
黄色い声が飛びまくったステージが盛大に終わり、物販に並ぶ女の子の列が100人弱居る!
会場の至る所でチェキを売りにくる女の子も居る。
バンドというかアイドルとかもそうですがマーチャンダイズ収益は
演者に取って大きな収入源。
会場でココバットを追いかけているファンの夫婦とお話しして会場を出ましたが
このバンドメンバーさぞかしモテるだろうなぁ・・・・と思っていたら
地上に上がる階段では女の子達がバッチリとメイクし直している子達が沢山。
そしてコンビニの前であるスペイン坂のT字路には出待ちをしている女の子が
最低でも50~60人居る!
晩は凄い事になってしまうのだろう、と当然◎◎◎な想像が浮かびます。
◎ッ◎も居るかも知れない。でも事務所が厳しいかも?
TOPの写真を撮影するので遅くなると聞いていましたが
寒くなった渋谷のスペイン坂ではずっと女の子達が待っていたのでしょうか。
(私もこんな時代が欲しかった(笑))

渋谷駅に向かう途中、友人はくたびれ果てておりましたが
私は凄いカルチャーショックで中々落ち着けるのに時間かかりました。

その晩は音楽というより会場の雰囲気が面白かったです。
チト長くなりました。




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