病歴⑧

警備会社での勤務は夕方5時or6時出勤。そして、色々書類を作り、
夕食を取り、夜9時頃～11時過ぎ迄、巡回。12時に仮眠、朝４時頃巡回、
６時前迄巡回。そして７時or８時に上がり、帰宅。
車で、色んな工場を回る巡回警備です。
そして通勤は大した距離ではないのに夕方の帰宅ラッシュ、朝の通勤ラッシュに
ハマるんで大体１時間半～２時間。
そして９時頃に家に帰り寝て、昼３時頃起き、また通勤。

病気に良くない夜型スタイルが見事に出き上がりました。
夜の仮眠時間は眠剤の配分の為、ほぼ寝れず、悶々と・・・・。
非常ベルが鳴ったら行かなくてはいけないし。
しかし、働ける喜びに自分に自信を取り戻し始めました。
やはり、働ける事、収入がある事、これが嬉しかった。
社会に必要とされてるという感覚（リストラに遭った人、そして定年で退職しても
働きたい人の心境に近いかな？）
職場の人達は・・・・ギャンブルによる借金、それかちゃらんぽらんな人が
大半を占めてました。中には、まともに仕事しないで、さっさと巡回を終え
お酒飲んで、私達若者に説教、そして夜中、発報（非常ベル）が鳴っても
そのまま寝っぱなし、そのしわ寄せは私達に来る・・という人達でした。
気楽でてきとうな人にはある意味適職、普通の企業で働いてた人やある意味
世間一般常識的感覚を持っている人達には神経は結構マイる・・
そういう職場でした。でも秋の台風から冬の早朝の寒さ
（私の住んでいる所と気温は３度は違った）でも働ける嬉しさが有ったんで
体はしんどくても心はそこそこ充実してました。
１２月、当時、彼女が居なかった私はエステのT○Cで働いてる女友達から
T○Cで働いている子を紹介して貰いました。
まあ、普通に紹介され、特別良い感じになる訳でも無く、でも頑張ろうと
思った矢先、年が明けた１月にその子に別の彼氏が出来ました。
私は特別好きではなかったし付き合ってる訳でもありませんでしたが、
何というか、振られた感、そして置いてきぼりにされた孤独感が一気に襲い
段々抑鬱状態になり、鬱も出て、仕事も巡回時間迄、横になり半分寝込み状態に
なってしまい・・・、何とも情けない限りでした。でも、これが鬱病の
孤独感状態という症状にハマってしまったんですね。自分は価値の無い人間だと
卑下する様になります（これも病の症状です）
そして段々仕事の夜勤のリズムに体が悲鳴を上げかなり苦しい状態になってきたので
春頃、少し、休職する事になりました。（課長がてんかん持ちだったので理解が
得れました）しかし、ちゃらんぽらんな人達は、怠け病、贅沢病だ！と言ってました。
（あなた達には言われたくないなぁと思いながら）
そして、休職、寝込む様になります。
そして、父の薦めもあり、徒歩３０秒の所にあるスポーツジムに通う様になります。
筋力トレーニング、ベンチプレス、そしてボクシングにハマる様になりました。
インストラクターは当時日本ランキング１位の兄ちゃんで、剣道を１０数年やってた私は
ボクシングと剣道の動きが近い為、日本ランキング１位の兄ちゃんに
パンチを褒められ、嬉しく、ハマっていきます。褒められるとやはり嬉しいし。
実際、パンチの踏み込みと剣道の打ち込む踏み込みは似てるんです。
（無酸素運動で貧血起こし倒れてハズかしかったですが・・・）
その兄ちゃんの試合を後楽園ホールや両国国技館での日本タイトルマッチに
ジムで仲良くなった人達と応援に行ったり（フェザー級、世界チャンピオンに
なった越元のライバルだったし）で盛り上がってました。
夢を託すというか、彼が頑張るから私も頑張って体作っていったというか。
そして、警備会社に復職して今度は工場の守衛をやりました（夜勤から２４時間勤務）
業者が入ってきて深夜もバタバタうるさかったけど、仮眠時間は安心して寝れたし。
ゴ－ルデンウィークなんかは６泊７日勤務でした。
しかし、復職した喜びも有りました。
が・・・夏前には再度体が悲鳴を上げ、約１年務めたこの会社を
辞める事になりました（バイト登録でしたが）
（そろそろ有給が付く頃でしたが）

そして、体重はどんどん落ちて行きました。（つづく）（まだあるの！？）