ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

スラッシュドミネーション 2018 2日目

2018年02月14日 | 音楽
昨年は開催されず、新作を出したバンドのそれぞれの単独公演や
ラウドパーク等フェスを観に行かねばならなかったのですが、
今年は常連ベテラン2組に若手(中堅?)の3組で開催されました。
前回はクリーター、ディストラクション、ダークエンジェルを5時間
MIYUKIさんと一緒に最前列で圧死するか?と思うような盛り上がりでしたが
開催時期が・・・キツイです。震災後は毎年、年明けで、前回は1/9でした。
今年は異常寒波なので、結構堪えました。

ぶりぶりざえもんさんと合流。
色々連絡行き違いがありましたが、無事会場に入れました(感謝です)
そして、テスタメントサイン券、抽選券を頂きました。
マーチャンダイズを購入すると貰えたそうで、
ぶりぶりざえもんさんはエクソダス、私はテスタメントに当選しました!

と、今年も体調不良でチト、思考力が減っていたので
今回はあまり色んなリポート&チェックが出来ていないかもなのですが、
前日深夜(当日)の伊藤正則のラジオで大まかなレポを聴いていました。
会場ではどこでも観る方々が、2日連続で参加していたり。
私は今年から耳栓を装着する事にしました。

1番手の若手(中堅?)のウォーブリンガー。
私、古参スラッシュメタラーしかチェックしていないので、彼等の名前は初めて聞きました。



持ち時間は50分。今回は一番手でもしっかり照明を使っていました。
前日は新作丸ごと再現セットだったそうですが、2日目は彼等のベストセレクトに。
30代なんでしょうねぇ。と、そこで古参メタラー達が50代中盤に達して居ること、
お客もやはり中高年齢層で男性が圧倒的に多いでした。
勿論、20、30年代、そして外国人、女性達も多数ではありませんが居ました。
ウォーブリンガーは30代らしい、そして、オールドスクールなスラッシュメタルを展開しています。
バンドもノリノリ、お客さんの反応も良い。
期待に答えるプレイをしていました。
アンプはメサブギー、レクティファイヤー。コレがとても良かった。
正直、リハスタとかでレンタルして使いたくなりました。
ベースアンプは定番のアンペグ。ベースやギターはESPっぽいフォルムをしていました。

そして転換時間が40分、マーチャンダイズ売店や再入場可能という事でタバコを吸いに
路上に出る方々も多く。
そこで、サイン会の当選発表があり、二人共、当選し、ぶりぶりざえもんさんはそのまま
エクソダスのサイン会場に並ぶ事に。そして、暫くした後、神様ゲーリーホルトと対面出来
ピックを貰った事、もう腰を抜かして帰還していました。
暫く放心状態でしたが、宝物のエクソダスメンバーのサインとピックを汚すわけにはいかない!と
転換時間を使い、ホテルにサイン&ピックを置きに戻りました。


前々から言われていたテスタメントのクラブチッタサイズにして巨大な
プラットホーム型のセットが組まれておりました。
クラブチッタ側もかなり組み立て大変だったそうですが、私も90年代初旬から行っている
クラブチッタ川崎の歴史からしても最大級のセットでした。


今回も両日共、テスタメントとエクソダスのダブルヘッドライナー方式を取っており
初日はテスタメント、2日目はエクソダスがトリでした。
持ち時間は90分。1年前にリリースされた最新作から怒涛のテスタメントナンバー炸裂!
黄金期はリズム隊が弱いとも言われていましたが、今のテスタメントは最強のメンツです。
前回観たのはラウドパーク2015でドラムのジーンホグレンはおらず代役だったので
今回は現ラインナップで、まあ、ジーンホグレンのドラミングが大迫力、すんごい重戦車ですね。
2バスが・・・特に過去観たHR/HMバンドの中でも最強クラスでした。
スコットトラビスや他にも名手、メタルではないですがデニスチェンバース等も凄かったですが
ジーンはやはり凄い。今回でジーンのドラムを観るのは3回目ですが、バンドのボトムは最強です。
そこにスティーブジョルジオのベースが乗り、個人的には最強スラッシュメタルツインギターと思っている
エリックピーターソンのリズムギターとアレックススコルニックの普通のメタルとはセンスの違うリードギター。
黄金期メンバーが復活してから、エリックも多くのギターソロをプレイする事になっています。
古典的なリードプレイ、そしてテスタメント以外にアレックススコルニックトリオとジャズトリオをやり
講師もしているアレックスのプレイは、一時期私が目指したスタイルのお手本です。
(勿論、全く辿りつきませんでしたが)


アレックスはESP、エリックはDEANのシグネーチャーモデルを使用しています。
アンプ等は巨大なセットの幕に隠され見えませんでした。
テスタメントは比較的前列に移動して観たので、耳栓を外してみると、もう轟音・・・・。
新作や旧作をセットに入れつつ、アレックスの流暢にフレーズを操るギターソロコーナーがスタート、
そしてまた曲に戻りエリックのリフとリードを混ぜたギターソロ、スティーブのジャコパストリアス的?な
ベースソロ、そして重戦車ジーンホグレンのドラムソロと。

90分の爆音ステージをフルに観るのが辛いなぁ・・と思っていた私にとってはとても有りがたいというか
80年代的、ソロコーナーで箸休めが出来ました。今回は3ヵ所にアルディアス的なお立ち台がセットされているので
お立ち台に上がると目立ちます。
テスタメントは激しさの中にインテリジェンスを含んだサウンドなのでサークルモッシュしている人達も居ましたが
「聴かせる」要素も沢山持っています。「ソウルズオブブラック」、「プラックティス~」と
キラーチューンも盛り込み90分のステージは終わりました。見所、満載でした。

ホールを出ると・・・改めてサイン会の時間確認なんですが・・・・
何と!トリのエクソダスのステージ開始15分後じゃないですかっ!
生殺しだぁ・・・・・。
と複雑ながらも、ぶりぶりざえもんさんが10年ぶりに再会したという岐阜県大垣市からやって来たドラマー
Kさんと3人で雑談。元々CDショップの店員さんなので私より現代メタルに明るく
情報交換となりました。特にぶりぶりぜもんさんと、Kさんはスラッシュメタルとプログレが大好きで
Kさんは色んなバンド掛け持ちしながら日本の有名どころと対バンしてきたそう。
今「11」という女の子のヒーリングユニットに参加していると。
と、色々話していると、今回限定販売!?ケータリングとして
出演アクトに評判の良い、クラブチッタのフライドポテトが
山盛りの「スラ盛りポテト」・・・というポテトが販売されていて、
そのミニ版をぶりぶりざえもんさんが購入したので
3人で頂く事に。そうしている間に、もうエクソダスの出番となりました。
慌ててフロアに戻るも、10分後にはホールを出てサイン会に並ぶ複雑さの中、エクソダスメンバー登場
いきなり、バンドの1st必殺キラーチューン「ボーンテッドバイブラッド」から幕開け!
初期の作品を連発している間、ホールを抜けサイン会場に向いました。
必殺チューンをかましまくっている演奏中、サイン会場に向かい並んでいる通路に
伝説の「柵がクラウドサーフされる」・・・09年に私が初めてスラッシュドミネーション観に行った年に
エクソダスの演奏中、会場の柵をお客が次々抜いて、
クラウドサーフされていくという異常事態になった柵達が立てかけられていて。
あの後から、もう柵にビス留めしても無意味の悟った会場側が予めA/Bブロックを区切る柵を抜くようになりました。
そしてテスタメントのメンバー達を歓声でお出迎え。
次々メンバーの元に向かい、会場が用意した写真にサインをして貰うのですが、
しょっなのジーン。「ハーイ」と握手して凄いドラムプレイに賛辞を送るも、かなり寂しい反応・・・・。
次、エリック。私の何ちゃって英語に答えてくれて「GOD!」と褒めてくれます。
次、スティーブ。彼のベースソロタイムがとても良かったのでその事を伝えると「イェーイ!」とノリノリ。
とてもファンキーな人でした。そして、まだ回ってこないけど
私のギターのお手本の一人、アレックスの表情を見てみると、疲れているのか?不機嫌?気味な険しい顔。
でも握手すると、笑顔になり、「貴方のギタープレイをリスペクトしている」と伝えると、
ポケットに手を突っ込んでまさぐったと思ったら何も出て来ず、そのままバツが悪いのか、微妙な表情に・・・。
私の心の中に風が吹きました・・・。そして最後、2Mの巨人チャックビリー、とても紳士でした。

何だか、複雑になってしまいまして・・・・。
エリックとチャックはビジネスをやっているから、とても紳士でした。スティーブはファンキーガイでした。
アレックスは知的ながら笑顔も。しかし、ピックが無かったタイミングの悪さ?と戻った顔の落差が。
そして、ジーンはクールというか・・・そっけない・・・・。
後にKさんから「ジーンは元々セッションマンでそういうタイプの人らしいですよ」と教えて貰って
気を取り直しましたがエクソダス出演中のホールに戻ると、複雑な気持ちでエクソダスを観ていました。
余程、弱っているのか?こんな事でチト、ダメージを受け、私には基本良くないお酒をスピリットを注入し
酔っていないけど、耳栓を外し、轟音でお祭り最中のエクソダスのサークルモッシュに参加。
いやぁ・・・・、この騒ぎのノリを体感すると、「お祭り好き」な人達の気持ちが解るというか
楽しいですねぇ。この数年、頭の中で色んなモノをチェックして勉強して、
楽しむがその次になってしまっていたので純粋にお祭りを騒ぎました。

テスタメントと同じく90分もステージをよくこの年齢になってエネルギーをキープしていられるなぁ・・と
底抜けスラッシャー達のステージのパワーに脱帽。
私、9月末「めたぼ」の70分のステージ、頭が3割程譜面を追っていたので・・・。
巨大なマーシャルキャビネットの壁の中、使用アンプは不明ですが、恐らくケンパーを使っているのかなぁ?
ゲーリーホルトとリーアルタスはESPのシグネーチャーモデルとEーⅡのギターを使用しています。
今回は数回、サークルモッシュにスキップで参加させて貰いました。
特に皆がお楽しみの「トゥクシットウォルズ」はバンド側が演奏を始めようとしてイタズラでストップさせて
ブーイング。スレーヤーの「レインインザバラッド」のイントロを弾き始めたり、
イタズラを含みながら、2014年度は骨折者を沢山出した「ウォールオブデス(死の壁)」がドンドンと。

やはり、「ドーン!」と。しかし、過去の教訓が有るのか?怪我している感じの人は見当たらなかったです。
で、個人的にはコレから!という気分の中、ステージはクライマックスに。
(途中でテスタメントサイン会で抜けていたので)
リーアルタスのお嬢さんが出てきて、パパ?がギターを弾かせてあげている姿が可愛かったです。
ステージ袖にはウォーブリンガーがファンとしてノリノリ、最後ステージに雪崩れ込んだり、
最近スレーヤーもツアーしていないとの事、孫も出来てお爺さんになったというゲーリーホルトは
長年の不良疲れ?が出て、前日のステージ後は相当ヘタっていたそうです。

と、気持ち的には珍しく余力を残し会場を後にしました。
その後、ぶりぶりざえもんさんとKさんとファミレスでお食事&会話。
隣のテーブルに中年ロン毛メタラー3人と、20代後半のおねいさん達という
不思議な組み合わせもありました。子供というにはチト年齢が微妙でした。

今年も無事スラドミ参加出来てよかったです。
ぶりぶりざえもんさんが用意してくれたホテルで色々整理しながら川崎泊、
翌日、東京駅&皇居をプチ観光して、東京駅でお別れしました。
ウォーブリンガーの新作と、後に記事にしますが、恐ろしいお宝を頂きました。
ネットで検索すると怖くて書けないと・・・・(笑)シロモノだそうで。

そして、その翌日、リバウンドはしっかり体におつりを付けて返ってきました。
そのぼやーっとした頭の中で驚愕のニュースが入ってきました。

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2 コメント

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ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2018-02-15 12:08:53
いやぁ、今回も色々大変な中ご招待頂き、有難う御座いましたm(__)m
昨年の垢がエクソダスのサイン会「神」ゲーリーホルトとの対面
そしてピックのプレゼントで飛んでいって良かったですね。
それだけでも今回、上京してきた甲斐があったかもですね!
憬れの人と会えたり話せたら、もう感激で自慢したくなります。

ウォーブリンガーのCD聴いています。
もしヴェクターがあんな事になっていなければ、今回
ヴェクターがオープニングの可能性ありますよね。
あれだけクオリティー高い作品を続けて作りましたし。

テスタメントは折角頂き当たったサイン会なのに
ステージ後に寂しい気持ちになったのは複雑でした(^^;
特に、ヒーロー的なアレックスとジーン。巨人のチャックの紳士ぶりが有りがたかったです。
ライブはとても良かったですね!ステージセットも豪華で見応えあるし
楽器隊全員のソロコーナーが良くて、尚且つ今回のイベントの時間配分では
有り難い構成でした。ジーンの強烈なツーバスが頭に残ります。
ダークエンジェルの時より響きました。

エクソダス、一番テンション上がる時に抜けるのは残念でしたが
もう、毎度の事、お祭りですね。ゲーリーが居なかったラウパでも皆大暴れでしたが
今回の様に沢山時間を取り、尚且つゲーリーの居るステージは全く違いました。

この年齢だと皆血の気が薄くなりますし、助け合いになりましたね。
2014年の時がサンクチュアリやVOIVODと大暴れタイプでは無いバンドだったから
あの時は大爆発して怪我人続出だったのでしょうね。

Kさんから知った情報も面白かったし、
とてもフランクな人ですね。ちょくちょく上京して
色んなライブに行けるのも、こちらに住んでいてなのに
羨ましいなぁ・・・と。

ホント、昨年憑りついた悪霊が一気に離れて行ったのでしょうね。
良かったですね。サイン写真、使わせて頂きました。

そして、お宝、有難う御座いました。
もう手袋はめて触らないとです。

また来年開催されると良いですね!またお会いしましょう。
色々と有難う御座いました。

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お疲れ様でした! (ぶりぶりざえもん)
2018-02-14 13:36:22
個人的には「キャ~ッ!?」の状態の
スラドミでした!!
まさか、サイン会に当選するなんて
全く予想したなかったし、本人達に会え、
しかもゲイリー本人からピックを渡されたときは
本当に腰を抜かしてしまいました(苦笑)
天皇陛下に会った人達(一般の人)は
こんな心境なのかなと痛感しました。

WarBringerは、正直、ここ近年のゴタゴタ振りと
Exodusコピーの筆頭格のバンドと認識していたので
余り期待してませんでしたが、実際のショーを観て
ライヴ慣れしてるバンドだなと思いました。
バンド内のゴタゴタとVektorの台頭が無ければ
かなり良いポジションを維持できたのにと
個人的には思っています。

Testamentは、ステージセットがとにかく豪華!!
演奏隊の各自ソロコーナーを設けたり、
緩急のある演目が印象的でした。
今回の出演ラインナップの中で正統派メタルに
一番近いバンドなので割と落ち着いた(?)
手堅いショーを見せてくれたと感じました。

Exodusは、ハイ!お祭りです!!(笑)
自分はステージ手前で揉みくちゃにされながら
演奏を観ていました(笑)
1st~2ndの曲を中心に盛り上げてくるので
観客達も狂喜乱舞状態でした。

その割には、ケが人が出たとか、ケンカしてると
いった揉め事が無かったので平和な開催となって
良かったと思います。
10年間、会っていなかったKさんと再会したり、
クラブチッタの入り口で知り合ったOさんと
仲良くなったりと有意義なスラドミでした!!

2017年は、個人的に不快な年で、
それを引きずった状態でしたが、
ゲイリーに間近に会えたことで、
今までの苦労が報われた気分になりました!!
諦めなければ必ず、目的に辿り着くことを
教えてくれた気がします。

今回のライヴは「楽しい」だけでなく
色々なことを学び再発見する機会になりました。

長くなりましたが、ありがとうございました!!
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