ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ホワイトスネイク、デビッドカバーデイルとジョンサイクス確執、デビカバ側の言い分

2017年12月18日 | 音楽
TOPの写真は89年の私が所有しているヤングギター誌です。

私のリアルタイム、ホワトスネイクの「ホワイトスネイク(サーペントアルバス)」が
大ヒットして「スティルオブザナイト」「ヒアーゴーアゲイン」と
「バッドボーイス」をカバーする人が非常に多かったです。
私は「クライインザレイン」をkomaki-band、
「イズディスラブ」をめたぼでギターを、
そして各バンドで「バッドボーイ」を嫌という程歌いました。
この曲歌うの、私大変苦手でして、私のMIXボイスでのkeyが合わない上
メロディーラインがそのkeyで大きな音程の幅が無いので大変苦労した思い出ばかりです。
「クライインザレイン」は一時期完全に指が覚えておりました。
トリルと3連が多いので後はSOULですね。

私、このアルバムとアルバムでのジョンサイクスのプレイ&サウンドが好みでは無い事
以前書きましたが、こう歌いながらギターキメまくるサイクスは凄いですな。

★★★ John Sykes - "Bad Boys" (Live 2004) | John Sykes Bad Boys Live! ★★★


今回の記事、
今月号のヤングギターでボーカリストとギタリストとの相性の事が書かれており
圧倒的にボーカリスト側のインタビューが多かったです。
まず、リッチーブラックモア、マイケルシェンカー、イングウェイマルムスティーン、
スティーブヴァイ、クリスインペリテリと数多くのギターヒーローと共演、共作した
グラハムボネットがしょっぱなにインタビュー受けております。
先日観たマイケシェンカーフェストで近年初めてちゃんとマイケルとコンサート出来た喜びを
語っていましたが、ファンの間では笑いのネタになってしまっている
MSGコンサート失踪&クビも自虐ネタで話しております。

このボーカリスト&ギタリストとの相性で一番シックリくるのが
ローリングストーンズのミックジャガーとキースリチャーズの関係ですね。
70年代のストーンズのアルバムよく聴いていますが
キースのリズムギターとミックのボーカル、二人で造り出す楽曲、
最高の二人ですね。

で、一番関心ある記事が、このデビカバとジョンサイクスの30年経過しても
変わらない確執。
MTV観ても、ギタリストはエイドリアンヴァンデンバーグとヴィヴィアンキャンベルですし
その後、アルバムで全てギターを弾いていたのはジョンサイクスと知りました。

アルバム発売後、全メンバープロデューサーをクビにして
デビカバはこの事に対して発する事有りませんでしたが

殆んどの曲を共作&提供してきたサイクスの怒りは半端では無く
各マスコミに怒りのインタビューしてましたね。
私もデビカバは何て酷い奴だ!と長年思っておりましたが
ジョンサイクスも一作しか参加していないシンリジー復活を
音頭を取る形で復活させたり、不思議というか、
私は疑問符が付いてましたね。

で、核心。今回の特集で30年越しにデビカバ側の言い分を知りました。
元々デビカバのバンドであるホワイトスネイク、
デビカバが病気で半年、このアルバム製作を止めなくてはならない時に
サイクスは表に立ってプロデューサーと作業を進め
そして数度プロデューサーも変え、当初の予算をオーバーし
各メンバーやスタッフに支払うギャラに問題が発生した。
こりゃ、マネジメント、そしてバンドのリーダーであるデビカバにとっては
大問題!自分不在の中、傑作を造る為に予算オーバーし
運営に影響が出るまで製作に拘ったサイクスに対して
運営側は当然の決断という事になりますね。
ジョンサイクスになって時代に合ったヘビーメタル路線は
結果的にモンスターアルバムとなり大成功を納めましたが
コレがコケたら解散&残る借金をデビカバやマネジメントが
背負わなくてはならなくなる経営側の言い分。
別の側面から見たら、デビカバとジョンサイクスの主導権問題にも感じるというか。
メンバー、プロデューサーを解雇した後、まだスタジオで作業していた
デビカバをジョンサイクスが捕まえて大喧嘩になったそうで。
メンバーを一掃しツアーで「バッドボーイ」のギターソロを弾く
エイドリアンヴァンデンバーグのソロはジョンサイクスのオリジナルから
かけ離れたフレーズになっております。
デビカバ側から注文が有ったかも知れませんね。

この後ジョンサイクスはすぐ、カーマインアピスと
トニーフランクリンという名手三人でブルーマーダーを結成しました。
メンバーは変わりリーダーで活動してるのでしょう。
何度かデビカバからの歩み寄りが合った事、
デビカバが語っていた事を雑誌インタビューで知りました。
デビカバからアプローチしたけどジョンサイクスからは拒絶だそうな。

あの時代、デビカバとジョンサイクスは最高の相性として
取り上げられておりました。

個人的にはバーニーマースデンとミッキームーディーがギタリストの
中期位迄のギタリストコンビが好みです。


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14 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2017-12-18 22:55:55
太郎 さん


こんばんは、335です。なるほど、この言い分をサイクス側が聞いたらどう反応するのか? は気になります。ただ、もしそれだけなら若い頃はともかく、未だに確執があるのは不思議な気もします。

幸い? 私も太郎さんと同じでサーペンスは好きな作品ではない為、この二人に再び組んで欲しいとは特に思わないのですが、サイクスにはそろそろ新作を出して欲しいです (^o^)。
返信する
Unknown (ごり)
2017-12-18 23:04:04
こんばんは。
私はそこまで、ジョン・サイクスのプレイや作品にのめりこんだわけではないですが、ファンやメディアの評価はやはり『サーペンス・アルバス成功の立役者』といったところでしょうか・・・自分の身の周りの音楽好きの間でも、結構評価が分かれるギタリストですね。大絶賛する人もいれば、「シン・リジィをダメにした大罪人!」と酷評する人もいます。私が聴いた作品の個人的な好みでいくと
『サンダー・アンド・ライトニング』・・・×
『サーペンス・アルバス』・・・△
『ブルー・マーダ-』・・・○
といったところです。
シン・リジィ復活云々に関しては、ゲイリー・ムーアも公然と批判していましたね。フィル・リノットなしのシン・リジィなんて、デヴィ・カヴァなしのホワイトスネイクと同じくらいあり得ないと思う人も多いのでは・・・私もそう思います。
ホワイトスネイクに関しては、私もバーニー・マースデンとミッキー・ムーディの頃のほうが好きです。
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2017-12-18 23:09:47
あら、PC開いたドンピシャなタイミングでコメント頂き有難う御座います。

世間的にはメンバー&プロデューサー全員を解雇したデビカバにかなりの批判というか
ジョンサイクス側の発信が多かったのですが、今月号に少し書かれていた
ヤングギター内での解説で、デビカバ側の言い分は良く判りました。
モンスターアルバムになったから、MTVで流れるその楽曲を
エイドリアン&ヴィヴィアンが弾いているのは悔しかった筈ですね。
印税面では私は分かりませんが。
まあ、死んでも許せない、墓場まで持って行くという事もありますしね。
BOOWYの氷室と布袋氏の確執を良い人のドラマー高橋まこと氏があっさりネタバレさせたり。

貴公子と言われたサイクスでヴィジュアル面でも貢献した事でしょうが、
あまりサイクスの活動をラジオ等で聞かないので、周りから
あまり声がかかっていないのでしょうかね?ブルーマーダーも動き出す迄に
ビッグネームの多くのメンバーチェンジが有ったそうですし。
335さんもこのアルバム、お好きで無かったんですねぇ。
返信する
ごりさん (太郎)
2017-12-18 23:19:12
あら、ごりさんもドンピシャなタイミングでコメント頂き有難う御座います。
リアルタイム世代としては、サイクスの評価は結構分かれますよね。
「サンダーアンドライトニング」が一番ヘビーで好きだと言う人、
プリlティーメイズのようにシンリジー好きが功を奏し
「プリーズドントリブミー」の大HITによるオリジナルのサイクス&フィルのアルバムも売れたり。
その「シンリジーをダメにした男」という評価もよく聞きますよね。
ゲーリームーアーのフォロワーという面で見たら、ジョンノーラムの方が
私を含めて好きな方もいらっしゃいますし。
親友だったゲーリーがシンリジー復活に怒ったという理屈はよく判りますよね。
何せ1作ですし、スコットゴーハムが「サイクスには悪い事した」なんて言われる立場ですし。
事実上、解散アルバムですしね。
スコットゴーハムが音頭を取るなら話は全く別だったのですが。
ごりさんもミッキー&バーニー派ですか。
ダグアルドリッチやレブビーチも良い仕事した感じもしますね。
ジョンサイクスという人・・・個人的にはNWOBHM時代の
ダイガースオブパンタンが一番良かったりして・・・。
返信する
Unknown (ごり)
2017-12-18 23:36:25
私もゲイリー・ムーア・フォロワーと言われる人の中ではジョン・ノーラムが一番好きです。
ダグ・アルドリッチは実は結構好きで、
彼がかつてカル・スワンと組んでやっていた
バッド・ムーン・ライジングの来日公演を見に行った事があります。カル・スワンもデヴィ・カヴァとテイストの近いヴォーカリストだと感じていたので、後の白蛇参加はなんとなく合点がいきましたが。ウインガー、バッド・ムーン・ライジング、そしてサイクスのブルー・マーダー、あるいはリンチ・モヴの『ウィッキド・センセーション』あたり・・・あの当時のHR/HMではちょっとグルーヴィな感じのスタイルがトレンドだったのか・・・コピーこそしませんでしたが、結構好きではあります。
返信する
ごりさん (太郎)
2017-12-18 23:56:07
ジョンノーラムもソロ作ではフィルライノットと一緒にシンリジーの曲やってましたよね。
LIONやバッドムーンライジングは残念でしたよね。
と、来日公演行かれたのですか。
言われてみればカルスワンのウェツトな声、デビカバに通じるモノありますねぇ。
「ミッドナイトフロムトキオ」という曲好きでした。
後、超やる気の無い2ndがどこかに埋もれております。
100円位で売っていました。
と、ダグもハリケーンやDIO等の強いラブコールありましたよね。
白蛇にダグを引き抜かれたロニージェイムスディオは白蛇に怒っておましたね。
この頃、リンチモブ含めて70年代回帰が多かったですよね。
ハシリはキングダムカムやグレイトホワイトでしょうか・・。
ジェイクのバッドランズとかも見事にその路線ですよね。
09年ラウドパークでロニーオーガンが居るリンチモブ観たのですが
ジョージリンチが何となくイマイチでした。暫くウエストコースト時代のバンドのように
客に背中を向けて、オールド系マーシャルでワウかけ弾いていました。
(コレの姿に怒っていた知人が数名いました)
リンチモヴ、燃えろ!誌で70点台だったのでチェックしなかったんですよ。
90年代中盤頃の各バンドのモダン&グルーヴィー路線は私、もう白旗上げてしまったんです。
返信する
ジョン・サイクスって… (ぶりぶりざえもん)
2017-12-19 18:45:21
結構、悪評高い人物に映りますね(苦笑)
悪名高いフィル・ライノット(故人)不在の
Thin Lizzy再結成は故ゲイリー・ムーアを
激怒させ、ファンでない人からも
「金目当ての以外の冒涜に他ならない」と
辛辣な言葉がかなり飛び交いましたね?

The Winery Dogsは当初、
サイクスが加入予定だったそうですが、
余りの仕事のマイペース振りに嫌気を差した
ポートポイとビリー・シーンがクビにして
リッチー・コッツェンを迎えた経緯があります。

どんなに才能があっても「協調性」ない奴は
どこへ行っても嫌われる見本みたいな人物ですね。
当時、完全に悪者にされていたデイヴィッドが
庶民的な考えの人物に思えるから不思議です。
デイヴィッドはジーン・シモンズに
考え方が似てると思います
(現実的/商業的な意味で)
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2017-12-19 19:03:01
嫌いな人は結構多いですよね。
ブルーマーダーもアルバム出すまで、マルコメンドーサが居たり
コーイーパウェルが嫌気をさして脱退したり、レイギランをクビにしたり・・・とか。

シンリジーに関しては、多くの人がおかしいと感じた筈です。
誰が持ちかけたかは存じませんが、コレで賛同する人がどれだけいるか?ですね。
こう見ていると、基本的、自分中心というか、
イングウェイのようにメンバー雇って地道に活動するのが良いかな?と。
ワイナリードッグズは、リッチーコッツェンで大正解です!
コッツェンの方が、私個人大好きだし、幅も広いしで。

一時沈んで復活の機会を逃していた感がある白蛇ですが、
やはり長年人気バンドのリーダーやっていたら
経営面への考えは相当シビアでしょう。
DIOから移ってきたヴィヴィアンキャンベルは、DIOの年間のギャラ?かしら?
(すみません定かでは無い)が白蛇では一週間分だったとか。
ダグアルドリッチも白蛇に取られていますもんね。
KISSはお金儲け上手な筈ですよね。
ポールスタンレーが毎晩クラッシュするギターは、
毎回ファンに買われていくシステムが出来ていますし。
返信する
Unknown (japametal500s)
2017-12-19 21:37:32
まぁどっちもどっちだよ

(爆)
返信する
japamntal500sさん (太郎)
2017-12-19 21:39:40
まあ、主導権争いかしら……。
何だかスッキリしないのがバンドなのかも?
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