ＴＯ－Ｙ

少年サンデーで連載された、この「ＴＯ－Ｙ」

何故か？皆、野郎の友達は単行本、結構持っている奴が多かったのですよ。
そして、私も何時の間にか、全巻持っています。

リアルタイム、８０年代中盤世代的にも近いし、
あんなルックスにタッパ（身長）カリスマ性、音楽の才能が豊か、モテモテで
頭も良く、したたか、喧嘩も強い・・・ある意味、言う事無し。

ので、野郎共の憧れ像だったのかも知れませんね。

まあ、マンガはパンクバンド「ＧＡＳＰ」→哀川陽司のバックバンドでベース
そして、武道館でのデビュー（その前にカイエ達に命を狙われた）→
キャラクターばかり優先された芸能界でのハプニング性でのＴＯ－Ｙばかり注目され
→芸能界でキャラを作られた・・名家の実家に勘当、パンクバンド出身、今のへなちょこ
メロコアとは違う過激なパンク時代、高校中退、従姉妹ヒデローとの同棲スキャンダル・・・・
→カマプロの方針に大反発で大暴れ→賞レース無視の半年で引退
→抹殺指令→加藤か志子女史と再び組んでの再スタートでエンディングでした。

まあ、途中までは好き放題やれたけど、いい眺めの芸能界に縛られ
大反発・・・苦悩と見れるテレビアクション。

この漫画、読んだ時、ＴＯ－Ｙの住んでいるビルの屋上にあんな掘っ立て小屋みたいな
部屋があるとは知りませんでした。今でも、総武線乗っていたら
浅草橋辺りのビルの屋上はそういう部屋見ますね。
正直、ああいう、チープな部屋に住みたいと・・・当時思いました。
（今なら・・・寒い・・・・）

ストーリーが有って所々コミカルで、
バブル、華やかな芸能界とそれに反抗するアナーキーな反骨社会の二面が見れますね。

芸能界はキタナイしねぇ。先日、友達でタレントやっている子が
仕事が来て喜んでいたのが、結局、色恋目当てにされていた・・・という事で
相当落ち込んで居ましたが（死にそうでした）

ＴＯＹ＝おもちゃ　


音楽をおもちゃにする、ＴＯ－Ｙ、芸能界におもちゃにされる反発、
そして、地道なスタート再開。
所で二矢の存在って・・・不思議なポジションのキャラですね。

それにしても、写真の「ＴＯ－Ｙ」１巻の表紙は、チビだった中学時代、
公衆の面前で、学年で一番喧嘩が強い不良（写真に似ている）
と喧嘩してボコボコにされ学校中に広まった・・・
ある意味、苦い経験があり、１巻の表紙のＴＯ－Ｙと
そいつが似ているので、一時期、１巻の表紙だけキライでした

今は全然、本当、笑い話ですがね・・・。