元パンテラ ヴィーニーポール 死去

また訃報ブログ化としてきました。
もうネットで大々的に流れていますが、元パンテラのドラマー
ヴィニーポールが５３歳で亡くなったそうです。
プロレスラーとミュージシャンの寿命は長いとはあまり思いませんが
弟、ダイムバックダレルが射殺されて葬式したのがつい先日の様に感じてしまうので。
そういえば、この葬式、問題のボーカリスト、フィリップアンセルモは
声がかからなかった事を嘆いていましたな。
と、一番ヤバそうな生き方をしているのはアンセルモの様な気がしますが。

パンテラが「俗悪」で大ブレイクした時、私の様な古参王道メタラーは
一度、メタラーとしての人生が終わったような９０年代でした。
ニルバーナ達グランジ勢、そしてパンテラから続くモダン、ラウドロック系。
アメリカでは更にＨＩＰＨＯＰ大全盛期。ＵＫはオアシスとか・・・。
日本は、渋谷系は別としてＶ系、ラウド系、メロコア系、一般９０年代ＨＩＴ系・・・・
これからバンバン、オリジナルをＲＥＣしていこうという頃湾岸戦争からの流れが来たので
もう古参王道メタラーはお呼びではない時代になってしまいましたし、
私はすっかりブラックミュージック方面やオールドロックに行ってしまいました。

「燃えろ！」誌では「フィリップアンセルモはロブハルホードの後継者だ」とか
（実際上手い男ですが）、実際プリーストを辞めたロブハルフォードは
パンテラとコラボ曲出したし、同じラウドロック路線の「ＦＩＧＨＴ」を結成してしまうし。
私もバンドとかで「アンセルモのようなシャウト（咆哮、グロウル）しろ！と
歌い手のこれまでの喉滅を破壊しなくてはいけない茶苦茶言われる様。
何か、私の音楽が全て否定されるような時代へ突入する様な
大きな時代の流れを変えたのはパンテラかもしれません。
まあ、それ位パンテラというバンドは衝撃的でしたね。
このダイムのイントロギターリフから。



Pantera - Mouth For War (Official Video)

Pantera - Mouth For War (Official Video)
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そこで屋台骨を支える兄ヴィニーポール。
なんとういうか、「鎖の音」のようなドラム。
このパンチも強烈な個性でしたね。
これまでのドラマーで言えばＤＩＯ、ブラックサバスのヴィニーアピスを
よりタイトにしたようなリズムと音。
何だかんだ言ってもこの「俗悪」と前作「カーボーイフロムヘル」は
結構好きでした。

しかし、５３歳は若いですな・・・・・・。
ご冥福をお祈りします。