ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

リックフレアー

2008年01月21日 | プロレス
バディーロジャースの後の異名を次いで、世界最高補、NWA世界ヘビー級タイトルを
幾度も脱出、防衛を続けた、「ネイチャーボーイ(野生児)」
リックフレアー。
72年にデビューし、恩年、58歳だそうです。

漫画「プロレススーパースター列伝」でも取り上げられ、
アマレス仕込の金髪の甘いルックスでスターになる要素が既にあったのです。
ただ、問題は足が短いと・・・・。
ただ、その短さで必殺技の足四の字固めで幾度も、勝って来たのです。

そして、NOぅ~~~っ!!!とピンチの時に懇願する仕草、
コレは芸術品です(笑)

プロレスをリアルファイトと信じていた子供時代、「何で、こんなヘニョヘニョした
外人レスラーが世界チャンピオンなんだ!?」と、思っていました。

そして、真実を知り、この人の凄さを改めて痛感しました。
あの、試合運び、ホント、芸術品です。
魅せる上手さ、やられっぷり(しっかり防御している)、そして、相手に
しっかり合わせて闘える、たまには、というか、殆ど、この人のペースで
試合が進んでいるという、コレは凄い事です。
2月にWWEで来日するそうですが、すっかり美青年の面影はなくなり
渋いオジサンとなりましたね。
日本の今のプロレスマスター、武藤敬司が尊敬するレスラーです。
そして、同じくフレアーも闘った相手で印象に残っている日本人レスラーに
武藤、鶴田、藤波、天龍、この四人を挙げています。
真っ先に一番若い武藤を挙げる所はプロレスマスターがプロレスマスターに
敬意を表しているという事実です。

個人的に思い入れの深い、フレアーの試合は・・・・

vs鶴田の原爆固めによるダブルフォール負けの試合
アメリカでの試合だったので試合は見ていないですが
「超獣」ブルーザーブロディーとの60分引き分けのNWA戦。
あのブロディー相手に60分とは・・・と子供心に思いました。
金網デスマッチ(多分、S57年)でのハーリーレイスからベルトを奪い返した試合。
元横綱、輪島をブレーンバスターで破った試合、そして、生で観た
地元の体育館で行われたvsハーリーレイスとのNWA戦。
目の前で世界チャンピオン2人を生で見て、あのNWAのベルトを見れた事、
会場に行ってからこのカードを知ったのです!
3本勝負の流血戦、引き分けでしたが、記念に二人の「血」を色紙に
採っておきました・・・(汗・・・子供がやる事ですから・・・)

そして、遅れて会場入りした本当の喧嘩屋でMrプロレスと呼ばれていた
ハーリーレイスのイレズミを触った事・・・・。
子供心にしてはもの凄い事でした。

リックフレアーは藤波と東京ドームでNWA戦やり、最初から決められていた
藤波の王座脱出、クレームによる王座返還と・・・。
今、思えば、見事な演出でした。

今の様に、見せ掛けの筋肉レスラーがスターになる時代ではありません。
私の心の中では、最高補のレスラーはルーテーズと嫌いになったA猪木ですが、

このリックフレアー・・・・見事にプロレス殿堂に入るレスラーですね。
WWEもエディーゲレロ、クリスベノア(ワイルドペガサス)を死で失い、
金メダリスト、カートアングルも退団し、個人的に魅力的なレスラーが少なくなりましたが
このエンテーテイメント世界最高団体、WWEに58歳の今も現役で上がるフレアー、
本当に凄い事ですね。
同時代のレスラーが、鶴田を始め、どんどん亡くなって逝ったので
天龍、そして、このフレアーはプロレスマスターとして
長く、リングに上がり続けて欲しいです。

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6 コメント

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そういえば (GRECOおやじ)
2008-01-21 19:04:00
ずるくて、うまくて、演技過剰の人だとおもってました。当時はストロングプロレスの猪木を尊敬しておりましたので。

でも、今、見るなら、うまいこの人の方が見てて楽しいかも。

全日全盛時代を支えた外人レスラーでしたね。

ハーリーレイスもとても懐かしいです!!

昭和プロレスを愛する親父より
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GRECOおやじさん (太郎)
2008-01-21 22:37:55
本当、この男が世界最高補の男という
強いイメージは全く有りませんでした。
ブロンドのハンサム顔に血を塗りたくって
ある意味、狂乱というか、ネイチャーボーイですね。

ハーリーレイスのダイビングヘッドバット
(全然、ダイブしていませんが・・・笑)が
外れ自爆した時は面白かったですね。
あれも、ハーリーの見せ場の一つでしょうかね?

本当、今観るなら、上手くて面白いプロレスが見たいです。
セメントファイターで、まだプロレスの未熟な
中邑をエースにしていたら、ファンはまた離れますね。
棚橋はかなり良いレスラーになってきましたが。
返信する
Unknown (がきんちょ)
2008-01-22 22:16:44
大好きでした(笑
私が観てた頃はず~っとこの人がNWAチャンプでしたもんね。
WWFがボブバックランドでAWAがニックボックウインクルだったかな?
ちょっとヅレてるかも知れませんが(笑
返信する
がきんちょさん (太郎)
2008-01-23 00:20:54
こちらではお初ですね

ある意味掴み所の無いようなヘビみたいた選手ですよね。
やはり、凄い事ですよね。
WWF、AWAの両チャンプ、正解です

ただ、バックランドはあまりに懐疑心が強すぎて、
干されて、高田に、無残に秒殺されるのですがね。
WARで両国に来た時のバックランドはキャラが
面白くて、同じタッグを組んでいたマスカラスやスヌーカを
喰ってしまいました
返信する
Unknown (早漏の遠吠え)
2011-03-06 10:54:54
こんにちは
すっかり彼はふけこんでしまいましたね。文中であるように、「狂乱の貴公子」っていう雰囲気は全く無くなってしまいましたね。
子供の時は、なんて狡くていやらしい選手なんだってどこか心の中で見下していましたが、この年になって、アントニオ猪木と同じく相手の選手にも花を持たせて、最大限の力を発揮させてから、自分はその上を行くっていう、お客を徹底的に意識した戦いをしてるんだって知った時、彼に対する評価は180度変わりました。彼こそ本物のプロフェッショナルだったんですね。今の時代は、本物が消えてしまっただけに、より一層その印象が強くなってしまいました
返信する
早漏の遠吠えさん (太郎)
2011-03-06 18:22:54
こんにちは。凄いHNですねぇ。
さしあたり私は遅漏の遠吠えですな(爆)

若い時は華やかでしたよね。
ファイトスタイルは小汚いなぁ、なんて思っていましたが
やはり何度もNWAチャンピオンになる等、それ位の
プロレスマスターですね。
ダメージも最小限に、そして、テリーファンク以上の
やられっぷりのムーブでしたし。
試合運びも先の先まで読んで進めていた訳ですからねぇ。

まあ、変人でしょうか・・・西村修が長州力を
恨む理由の一つに、キャリア、たった数年で
リックフレアーとのシングルマッチを組まれたという事もあるみたいです。
西村のファイトは古き良きアメリカンプロレスのスタイルで
まさにリックフレアーの路線にも行けると思いますが
流石のフレアーの前にまだ若造だった西村は、臆して
そのマッチメークをした長州を恨んだそうな。

本当に本物が消えて行きますね。
今のプロレス観ても、スピードと危ない技の技のデパート状態で
本当の凄みがまだ見えないレスラーがTVではPUSHされてますしね。
KENTAなんかは良いと思います。
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