ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

sugi ギターDH496

2017年12月23日 | 楽器
10年以上前に散々書いていたのですが、
恐らく今までの人生ので一番欲しかったギターが
このsugi・DH496だと思います。
まだプロトタイプが3本しか無かったのですが
ジェームスシンプソン?と故松原正樹に一本づつ寄贈?されていて
残りの一本だったんです。最初にsugiを取り扱った(イケベ渋谷店さんも)
ミュージシャンランドKEY渋谷店のMさんに
滅茶滅茶、推されましたがいざ弾いてみて
この響きに感動したモノでしたよ。
もしコレを買っていたらPRSは買って無かったでしょう。
新品のギターでそんだけ、一音弾いただけで痺れたという出会いは中々無いかも。


Stratosphere (Kenji Narumi Original)at White Rockサッポロシティジャズ

"Stratosphere (Kenji Narumi Original)at White Rockサッポロシティジャズ" を YouTube で見る


とにかくM氏は松原さんが今使っている、という推し。
当時、スローバーをはじめ、ホローチェンバーのギターが
とても注目されて居ましたね。
(あのブームは何処へやら)
後にギブソン迄、出してしまったのですから。

フェンダーのマスタービルダーにと口説かれてた
杉本氏が長野県松本市で始めた工房が後にこれだけ注目されるとは。
何せスーパースタジオミュージシャンの集まり
TOTOと親交深かった人だし、マイクポーカロも使いました。
木材選びは超一流の杉本氏が北米に買い付けに行って
今ではもう売られていない本物のヴィンテージ木材
タイムレスティンバーメイプルネックにココロボ指板、
豪華なメイプルトップにマホガニー、
GOTOのペグにアーム付きブリッジ。当時は何処に穴が空いているか
教えて貰えなかったというホローチェンバーの空洞。
そして今の怪我した私には有難いミディアムスケール。
当初39万円位でしたが、購入なら勉強するよ、と。
何か売るモノ無いの?とM氏にマーシャルのキャビネット位……と。
幾らにも成らないよねぇ、という現実。
ウジウジしてる間に売れてしまいました。
後にレギュラー化しましたが、値段は上がりましたね。
気付けば50万円以上!
今はもっとでしょうか?
ホローチェンバーギターで気になったのはこのギターと
スローバーでしたが、後に販売ルートが広がった時
K楽器渋谷店で両方の話しをしたら「だって造ってる人が違うじゃないですか!」と。

このギターを逃しPRSと激安中古でラッキーにもGET出来たスローバー。
アームが付いている、付いていないとの差は大きかったですが
パワーの有るPUが乗ってるスローバーと縁が有ったみたいです。
ただ、私だけの感覚かも知れませんがホローチェンバーは勿論
ES-335等は所有している5150やマーシャルJCM900、2000等、
ハイゲインなアンプとのマッチングは個人的には好みでは無かったかも。
このsugiのDHだとどうか?は不明ですが、
何処のお店でもこのDHやスローバーはハイゲインでもイケる!
そう言われていました。

このギターは音を出した時、上品なブランデーの様な感覚でした。
まだ大々的に知れ渡ってない頃、
ミスターチルドレンの桜井氏もかなり試していました。

と、今の中古市場では05年頃の、この新品プロトタイプと
ほぼ同額で流行しているではないですかっ!
ネックは絶対反らない!とM氏は言ってましたが
後に本数増えた時、反ってしまい杉本さんに調節に出してるモノが有ると……。

しかし、現在、物価上昇の時代にコストが合わなくなり
新品ではハードケースでは出せずギグバックになったと聞きました。

当時の彼女に「太郎は何だかんだ言っても高いという理由で結局買わないよ」
その言葉通りになってしまいましたが、(お小遣い月1万円でしたので)
購入してたら一生モノだったと思います。

今sugiはアイバニーズの高級ギターとかも製造請け負ってるそうです。


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2 コメント

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Unknown (ごり)
2017-12-24 04:46:59
こんばんは。
正確な品番とかは失念しましたが、
私も楽器屋さんでSugiを試奏したことがあります。
2ハムで、メイプルトップで、ウィルキンソンが付いてて、このDH496にそっくりだったのですが
とにかく弾きやすく、音もそれこそセミアコの335みたいにスコーンとぬける気持ち良い音で、さらにセレクターの配線がスローバーと似た配線になっていて、ずっと弾いていたくなる弾き心地で、恥も外聞も省みぬ爆音試奏で、完全に自分の世界に浸ってしまいましたが、随分出すぎたマネをしてしまいちょっと気まずくなってしまいました。お値段もすごくて、40数万だったと思います。高嶺の花ですね。
材料厳選、加工技術も超一流という、気合の入った国産ハイエンドギター、いつかは1本所有してみたいですね。
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ごりさん (太郎)
2017-12-24 19:41:34
コレ、名前は変わっているんですよね。
元々はDSで出てたんです。後、レスポール系シェイプのSHというのもあり。
DSはソリッドボディーとホロチェンの二種類あり、やはりソリッドの方が売れていて
あの当時、私が知っていた販売店はイケベ、KEY、後、大阪の三木楽器だったと思います。
スローバーのエアー感より少し凝縮された音の感じで
(ボディーエンドの方に刀を断面切りしたような穴が何個か空いている構造でした。)
スローバーより若干ソリッド寄りかもなんですが、先日ネタにした
ラリーカールトンの「ルーム335」をコレで弾いた後、メーザー出の若い店員さんに嫌味にも「ルーム335」やられてしまった訳なんです。
以前かたよく例えてた表現なんですが「芳醇なブランデー」という感じでした。
ゴリさんと同じくですが、あのギターは弾いていたくなりますよね。
私も有名ミュージシャンとこのギター取り合っていた位ですから・・・。
そのプロトタイプの後、レギュラー品が流通し42万円位から50万超えて
今は・・・もっと行っているかもですねぇ。
私の頃、ブリッジはウィルキンソンタイプのGOTOのモノでした。
今は減ってしまいましたが、スタジオミュージシャンにも向いているでしょうね。
ベースで所有している人が居ましたが、当時リッケンバッカーをメインに使っていて
sugiのベースを購入して、「リッケンとは違う、sugiにしか出せない音が良すぎて・・・」と
sugi好きな私(持っていませんが・・)大真面目に言っていました。
ムックのギタリストがメインで使いだしてから色んなタイプ、決して廉価版では無いモノが
沢山で始めて、それから店で目にする機会が無いんですよ。
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