ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

クリーター「ファントムアンチクライスト」を聴き直す

2020年04月25日 | 音楽
2012年にリリースされた直後、すぐに頂いたライブDVD付きニューアルバム
クリーターの「ファントムアンチクライスト」
前作「ホーデスオブケイオス」がスタジオRECの生々しさ且つ当時最高傑作に近い作品だったので
このファントムアンチクライストを頂き、お互いの感想は
「メロデスっぽい」という感想で、何と無く残念感が有ったのですが
この作品は高音質です。

で、毎度毎度凄いクリーターのライブ。
2009年クリーターの凄味を観たいのが一番の理由で観に行ったスラドミ。
(この時はドラマーがマルコミンネマンという偶然必然の特典が有りました)
何だかんだ耳に馴染んで離れないフレーズがこの作品からもオンパレード、
2014年ラウドパーク、初めて埼玉スーパーアリーナに行った時
このファントムアンチクライストの楽曲が多く
この曲はハイライト的なクライマックスを迎える辺りに登場したノリ易く叫びやすい
アンセム的曲でした。

Victory Will Come


この年は後ろに映像や統一された映像等は無かったのですが
ベストセレクト的セットリストに、当時最新作だったこの作品の曲が
所々散りばめられ、ラウドパーク2014でクリーターを「ベストアクト」に挙げる人も居ました。

で、憂鬱な日々の中、久々に聴き返してみました。
アンセム的なコテコテジャーマンメタルなコーラスも有ったり、
すっかり定着したサミの荒々しい感じでは無いリードギターで
メロディアスなクリケット奏法が出たり、相変わらずのボーカル&ギターのミレは
トレモロ奏法とアーミングをふんだんに使った攻撃的なソロ。
相変わらずギターリフはトレモロ部分も多いのがクリーター的。
ミレも私が聴いた中では中低域のレンジ広く無いクリーンボーカルパートで
ピッチを合わせた歌を聞かせており。

中間部に躍動感ある大作的な決してBPMは低く無いミドルテンポの曲が続くので
これまでスラッシュメタル路線ではスピードナンバーを強く出していたクリーター
私個人はミドルテンポの曲も好きなんですが、畳み込み様な
密度の高い「ホーデス〜」とは大幅に路線を変えた様な感じがします。

インダストリアル、ゴシック路線から原点回帰してきた
「エナミーオブゴッド」「ホーデスオブケイオス」と生々しい80年代的
スラッシュメタルを繰り広げていたので、この「ファントムアンチクライスト」
大作路線の通過点的アルバムとして私の頭に有ります。
次作「ゴッドオブバイオレンス」で恐ろしい大傑作を生み出す事になります。
因みに、この「ファントムアンチクライスト」に付いていたライブDVDは
前作「ホーデスオブケイオス」のツアー。クラブチッタで初めてクリーターの凄味を体験した
そのライブにに沿うセットリストで素晴らしいです。
「ゴッドオブバイオレンス」のブルーレイライブもコレまた凄いのですが。

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6 コメント

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Unknown (Home In My Shoes)
2020-04-28 16:21:54
こんにちは(*´ω`*)。

このテのバンドをよく知らないので、太郎さんのブログは大変ためになっております。筋トレのお供に適している曲ばかりなので。

いろんなバンドを聴き比べるほどの蓄積がないので、軽々にあれこれと書けませんが、硬質で聴き手を殺戮するかのような攻撃性、ジューダスを連想させてくれました。

って、ジューダスやっぱ神なのねって思います。彼らに続いた多くのバンド・ジャンルに影響を及ぼして。

それにしても凄いジャケットにタイトル(*´ω`*)。なんか欧米では怒られちゃうんじゃないかってほどです。

そういえば82年頃に家に来た宗教の勧誘さんが置いてったパンフレットに「ミスター・クロウリーなる神に背いた人間を賛美する邪悪な曲を演奏する悪いバンドがいて云々」とか書いてありました(笑)。
返信する
Home In My Shoesさん (太郎)
2020-04-29 01:01:38
こんばんは。
私もスラッシュメタル系スタンダード的バンドしか持っていなかったのですが
当ブログでお友達になった方が有難い事にこれまで大量にスラッシュメタル系のCDを
プレゼントしてくれていまして、かなり勉強になりメタルに関して
今は比較的スラッシュ脳になっておりまする。
このクリーターのボーカルギターでリーダーのミレはプリーストの影響を受けており
グラインダーをカバーしてました。ゴリゴリガキガキギターでKKタイプかも。
スラッシュメタルの様にヘビーはリフを売り物にしているバンドは公然と
プリーストの影響を受けていると言ってますね。
ジャケット、怖いですよねぇー。私怖くて部屋出す時はジャケット裏返してます。
と、ミスタークローリーのお話、かなり面白いですね!
メタルの歌詞はキリスト教を欺く歌詞のバンドが多いですし。
ノルウェーのブラックメタルの悪魔崇拝者は別として
皆、敬虔なクリスチャンなのに。
プリーストのロブなんか特にですね。カトリックかプロテスタントか忘れましたが。
返信する
下ネタもありますが…(苦笑) (ぶりぶりざえもん)
2020-04-29 04:34:14
遅くなりました!
仕事の都合上、コメント書きそびれました。
発売された当時、「メロデス」っぽいと
お互いぼやいていましたね?
実際にこのアルバムが発売された時期は
メロデスが猛威を振るっていた頃と
重なるので、そんな印象が強かったです。
タイトルがあまりにも直接的なので
「アンタもウ○チ喰らう人」(ごめんなさい!!)と
加○あつし的な下ネタで脳内補完してしまいます(苦笑)

Extrime~やComa Of~から
聴きだした人間から見れば
ちょっとトレンドよりだったかな?と思います。
自分も後追いになる方なので偉そうなことは
言えません(苦笑)
あのユーロスラッシュ特集本を読んだら
改めて驚きますね、
特別、演奏が上手いわけでなく
楽器を手に入れたと同時にバンド始めた少年達が
今ではヨーロッパ代表するバンドに
なってる訳ですから…ジャーマンスラッシュが好きと
言う方が多いのも頷けます!!

全国のスラッシャー!!コロナに負けるな!!
太郎さんも気をつけてください!!
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-04-29 23:32:29
ぶりぶりざえもんさんのお陰で
良い時期のクリーターの作品はほぼ揃いましたm(__)m
モロにメロデス!というバンドと微妙にスラッシュメタルを跨いでいる
そういう両曲面からもファンが聞ける作品だったのかな?とも。
聴いてお互いにメロデスっぽいね、という感想でしたもんね。
ウンチとは(^-^;
クリーターの作品名って如何にも!という名前が多いですね。
実はここ数日Extrem〜を聴いていたのでした。
このネタを仕込んだのは1ヶ月以上前なのですが。
マイケルアモットがファンの立場でインタビュー答えていましたが
特に2作目迄のクリーターって、当時の高い演奏力のシーンからすると
プロと呼べる演奏では無かったですね。そしてデスメタル的でも有りますよね。
もし路線がそのままで生き残っていたらデスメタルバンド、クリーターになっていたかも。

正直、密集のスラドミが開催されるか?
コロナ鬱テスト90点の私、そして怯えながら
毎日奮闘する方々、頑張れー!
霞ヶ関の人ー!!!(コレ以上は避けます。)
返信する
不謹慎ですが…彼等にもチェックして!! (ぶりぶりざえもん)
2020-05-01 03:26:20
ジャーマン系のカテゴリーに
しばしば括られることが多いですが
このバンドを外してはいけません!!

何が不謹慎かと、
本来は日本語では「検死官」を意味するのですが
ここ日本、いや、世界的に響きがタブーです(苦笑)

かつて、Anthraxが同時多発テロに便乗して
仕事に不満を持つアメリカの医療関係者が
単独で炭疽菌(アンスラックス)をばらまいて
バンドに風評被害を与えてしまった事件と被ります。

Coronerは渡しましたっけ?
Last Enterteimentは今の世の中を
映し出してる気がします。
ちなみに1st~3rdまでが彼等の真骨頂だと
思っています!!
聴いていて、面白い!!と今でも思います!!
返信する
ぶりぶりざえもん (太郎)
2020-05-01 20:26:05
先程、調剤薬局でスラッシュ本を読み続けていた所でした。
私、コロナーは一度も聴いた事無かったんですよ。この動画で初。
コロナーというバンドが話に出たのは唯一音楽学校時代に
ギタリスト科に居た奴だけでして。けどフェンダーストラトキャスターを使うというイレギュラーさで。
かなり変拍子導入且つ
かなりアヴァンギャルドに感じます。面白そうですね。
このバンド名は今厳しいですね。コロナビールが販売停止した位ですし。
アンスラックスも、ホントに災難でしたねぇ。
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