キャラバンサライ

私恥ずかしながら2年前まで、この「キャラバンサライ」を知らなかったのです。
サンタナの作品はそこそこ持っているのですが、未だに「アミーゴ」も
聴いてないのです。
それまで、サンタナはあの衝撃のデビュー作、1stが最高傑作だと
思ってました。あの時代にラテン+いなた臭さ。
相当ハマったモノです。
勿論、2nd、3rdも好きで80年代のサンタナもかなり影響受けてました。
その当時はテクニック的にはあまり大した事ないと思ってましたが、
やはり、30歳を越えてからでしょうか・・・テクニック意外のカルロスサンタナの
官能トーン、チョーキングにハマるのは。
今でもライブでアドリブにツマるとお約束のトレモロピッキングが出ますが。

この「キャラバンサライ」を聴いた時、体調、そして精神的に
かなり辛い時でした。
このアルバムはその辛さを癒してくれたのです。
カルロスは発表時、新興宗教の教組的存在となり精神世界の追求を
始めた頃だと思います。そして、メンバーは嫌気をさし脱退していきますが。
あの5曲目だっけな？なんともいえないフレーズをかもし出し、
心に響くチョーキングを聞かせてくれた・・・・。
あれ以来、私のサンタナの最高傑作は、この「キャラバンサライ」に
変りました。

突然の「スーパーナチュラル」でのグラミー賞受賞、そして大ヒット、
続く、「シャーマン」も大ヒット、今でも大ギタリスト、コンポーザー、
プロデューサーとして活躍するカルロスサンタナ。

あの、ポールリードスミスギターは中途ハンパな腕だと持って居ると
ギターが浮いて見えてしまいます。（工芸品としても素晴らしいし）
素晴らしいギターだし、PRS（ポールリードスミス）ギターを
イメージするにはカルロスサンタナが出てくる人も多いと思います。
YAMAHAのSGも高中氏と並んでイメージ強いし。

B.Bキングの様に、あの年齢になっても活躍して欲しいです。