ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

近藤房之助 「サマーブリーズ」

2019年03月07日 | 音楽
私事かもなんですが
「暗黒の90年代」と言われた10年間ほど、
私の音楽的方向性は混迷しており、ロック畑以外を
沢山吸収しようとしていました。特に黒人が主役の音楽ですね。
黒人のグルーブに。

で、当時の私は歌がやりたくて、声の性質から2タイプ厳選でして
そんなに幅が広く無く刺激を受けるボーカリストとの出会いが無く
欲求不満状態でした。

そこでドーンと目に入って来たのは近藤房之助です。
当時、アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマで
コスプレしながらボーカル&コーラスを担当した
BBクイーンズの「踊るぽんぽこりん」が大ヒットし
一時期注目を集めていましたが、その中に居た近藤房乃助の
本当のブルーススタイルを観てKOされました。

日本人離れした歌声に声量、伸びやかにSOULを歌うかと思えば
ブルースの切ない歌声、テンション上がった時のシャウト。
私にはとても真似の出来ない人の姿を観ました。
ギタリストとしても有能で当時、白いスタインバーガーを手に持ち
BBキングスタイルというか、合間に渋いチョーキングを決めてました。
そのカッコ良い姿が本場アメリカでライブシューティングされた
ビデオを友人が買い、二人で感動していたのですが
米国人の反応は結構冷ややか・・・・・。
近藤房乃助の歌は本場の黒人のパワーやリズムに混じってしまうと
同等、又は以下の反応になってしまうのが
日本人、東洋人として寂しかったのですが
90年代、このライブアルバムをかなり聞き込みました。
この声を真似出来ないので、どうしようも無いのですが
刺激を得てました。

私の中で「サマーブリーズ」というと、アイズレーブラザーズが
一番フィットするのですが、近藤房之助の「サマーブリーズ」はも
強力でした。
かなり現代風(80年代からのシンセアレンジ)にディストーションギターと
ブラスチームのイントロ、リフ。

サマー・ブリーズ - 近藤房之助


当時、そんなに大きくは無かったかもしれない
ジャパニーズBLUES&SOULシーン。
今程、衰退はしていないですが、90年代後半に台頭した
MISHAや宇多田ヒカルと女性SOULシンガーブレイクの数年前に
決してヴィジュアルでも奇抜さでも無く(BBクイーンズがキッカケですが)
正統派なSOULやBLUESでカッコいい歌声で歌い上げた
「サマーブリーズ」。今でもお気に入りのライブテイクです。

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4 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2019-03-08 02:15:23
太郎 さん


コレは素晴らしいですね…。良いモノを聴かせて頂きました!

房之助さんの声ってズルいですよね、柳 ジョージさんとかみたいに (^^)。これで唄ったらなんでも名曲になってしまう♪
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2019-03-08 21:37:13
強烈にシンセの音が入るのが90年頃の近代的なアレンジに感じます。
(現在では古い効果音みたい?)
柳ジョージの歌声もソウルも深みがありますが
近藤房之助の場合はレンジも技量も上がりますよね。
この頃の録画テイクでしょうね。ブルースですが
スタインバーガー(?)で弾くギターの響きの凄く良いです。
私の名前の所クリックして頂けると動画開けると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=9RFrrN2wsmo
返信する
こんにちは。 (アクセル)
2019-03-09 16:37:30
たろーさん、こんにちは。
近藤房之助さんってビーイングじゃなかったですか?CD前持ってました。
返信する
アクセルさん (太郎)
2019-03-09 22:30:05
こんにちは。
今調べてみたした。ビーイングみたいですね。
もう67歳になるとは‥
返信する

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