桜庭vs中邑

昨夜、開催された１．４新日本プロレスの東京ドーム大会。
メインは棚橋vsオカダですが

ダブルメインイベントに中邑vs桜庭が組まれました。
いきなりタイトルマッチにするのは・・・まだ純プロレスに馴染んでいない
桜庭を勝たせようという感じはあまり感じなかったのですが
中々、スリリングな試合でしたね。
試合前にスタンハンセンが登場したらしい？ですが。

と、中邑も総合格闘技の経験がアレクセイイグナショフまで
５戦あるという事で、桜庭は憧れだった筈。

まだ若い中邑はこういう試合は非常にイキイキします。
最近は大分キャラ確立して面白くなりましたが、
前はもう試合見ていられなかった・・・。
が、こういうシュートに強い選手だと好勝負を展開しますよね。
今回の試合は桜庭がプロレスに大分馴染んだ・・・それは
今回、中邑に生かされたモノも大きいかもですな。

中邑真輔 ＶＳ 桜庭和志　インターコンチ選手権


しかし、寝技はうまいけど、自分も休憩する武藤の寝技とかひと昔の寝技と違い
１本を決めようとするスパーリングのような
緊張感のある寝技の攻防。
最終的に苦肉の策（？）で中邑が瞬間的にボマイエで顔面に膝を入れ
トドメのボマイエで３カウント。
ドンフライの時もあったように早いカウントで、桜庭がキックアウトする前に
勝敗を決めるという事で桜庭の面目を保った形になりました。

実際、見ごたえのある試合でしたし、桜庭が中邑の
ランドスライドで投げ技を受けたという新しい一面が出てきました。
昔のＰＲＩＤＥ、ＭＭＡの試合で桜庭が受けた投げ技というのは
（もちろんコチラは力投げガチ）ボブチャンチン戦の頭を打ったジャーマンと
クイントンランペイジジャクソンの餅つきパワーボムを耐え切ったのを
思い出しました。

真壁vs柴田戦後、真壁が語ってたようにプロレスでは相手の技を受けて
試合が成り立つので、技をかわし関節に持っていく柴田と桜庭が
たまに気にはなっていたのですが
今回、桜庭が投げ技を受けたという面が見れました。

さて・・・柴田も桜庭も大舞台で二人とも敗れる・・・
新日本ファンには嬉しい結果というのを出してしまいましたが
コレでこの二人の使い道はどうするのかしら・・・？と
桜庭vs中邑迄は長いプロセスが欲しかった気もしますが
桜庭が純プロレスに馴染む迄のプロセスなら良いのですが
柴田はプロレス出来ます、桜庭は過去、Ｕインターの対抗戦で
活躍し、選手、関係者にも評価が高かったので
コレでジ・エンドにならず継続して抗争して欲しいです。

ただ、小島やタイガーのように新日本所属というと存在が薄くなるので
やはり二人とも「アウトロー」で居て欲しいです。

それにしても、オカダカズチカのドロップキックは凄いですな。
身長があるから余計生えますし、ジャンプ力、瞬発力、バネと
黒人レスラーにも負けないドロップキックです。
ドラゴンゲート出身という事ですが、
過去の日本人ドロップキックの名手としては
初代タイガーマスクと並んで、オカダはドロップキックの名手ですな。