ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

RATT 1984

2022年05月20日 | 音楽
写真は手持ちのヤングギター87年7月号
3rdアルバム来日コンサートの写真です。

私、高校で正式なバンドを組んでカバーから始まったのですが
やる曲が何故かLAヘアメタルばかり。
主にRATTが多かったです。音楽性はUKなWASPも有りましたが。
自分がプレイするパートはギターだったりボーカルだったり。
何でRATT???俺はブリティッシュヘビーメタルがやりたいのに!でした。
当時、国内の人気カバーバンドは主にラウドネスとBOOWYの時代‥。
ハードさを控えRATTをチョイスしたのですが
洋楽が廃れイカ天ブーム時代で演奏力はどうであれ
全く人気無かったです。

で、RATT。「RATT‘N ROLL」と呼ばれるミドルテンポ中心の曲達。
今ではスラッシュ、エクストリームメタルの象徴的ギターとなった
ジャクソンのキングVは元々、このRATTのロビンクロスビーに
提供されたモデルでしたな。長身のロビンに映えます。

私自身、初めてRATT聴いたのは「ベストヒットUSA」
ボーカルのスティーブンパーシーのレンジが広く無い
歌声と、如何にも「USA」「カリフォルニア」的サウンドが
好みでは無かったのですな。
しかしレコードを借り、そしてコピーを始めると
ロビンとウォーレンのギターリフがカッコ良い事!
ツインリードも話題となりましたが
ウォーレンのリードは新しいスタイルでカッコ良く
当時の大ギターヒーローとなりましたね。
シュレッドでは有りながら、ペンタトニックで進めている途中に
少しだけイレギュラーなスケールをブチ込んでくる、
半音も多用しているのかな?ある意味「ハズし」的な。
そういうプレイでは同時代ギターヒーローだったDOKKENの
ジョージリンチも「ハズし」のプロ!でした。

このグラムロックというか、悪い意味で言えばポーザー的な
ファッションは日本では後にV系に移行して行くと思います。

RATT - Live in Rock Palace - March 18, 1984 (Pro-Shot) 👌


フォンアンクルーシェの赤いベースも84年!という感じですな。
フェンダージャパンでボクサーシリーズってありましたな。
そういえば、ウォーレンは何でか?日本好き?なワードを。
象徴的なギターと言えばシャーベルのワンハム蛇柄ストラトですが
このステージで使っている「ロンドン」と書かれたカタカナや日本刀、
(忍者、和文字ブーム?)、そしてフェンダージャパンのストラトのブリッジに
フロイドローズブリッジシステムに載せ替え、かなり使い込んでました。
後、パフォーマンス製のギターも。

84年だとメジャーのファーストアルバム?
私、RATTはインディ時も入れ最後の「ディトネーター」以外持っているんですよね。
RATTは観る機会が有りませんでした。
4作目のスコア持っているし、文化祭で演奏したりしましたが
この頃、露骨に売れ線意識して、ドンドン違和感を感じる様になった様に
個人的には感じておりました。次作でバンドは解散。
バンド創始者の1人、ロビンクロスビーは早くこの世を去り。
2000年代に入ってから、ロビンのパートを
何故か元モトリー・クルーのボーカリスト、ジョンコラビにして来日。
元クワイエットライオットのカルロスカバーゾの時期もありましたな。

このライブ動画、一番勢いが有りフラッシーな感じがして
カッコ良かったです。
何だか懐かしくなりました。
王道パワーメタル、スラッシュメタル系は
RATT等、LAメタル勢を嫌う傾向が有りましたが
いざカバーすると、意外にも大好きになるのでした。

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2 コメント

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Unknown (KANA)
2022-05-20 23:51:03
RATTが全盛だった当時は曲のテンポがほぼ同じで皆同じに聴こえる印象でしたが、今は歳を食ったせいか?凄くカッコ良く聴こえますね。最近は新譜よりも、10代の頃馬鹿にしていたポーザーなバンド達に手が出てしまいます。
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KANAさん (太郎)
2022-05-21 01:55:19
インディー1stや3rdの「ボディートーク」等スピーディな曲もあるのですが
やはり「ラットンロール」と言われるラット特有のミディアムテンポですよね。ですよね。
WASPやDOKKENの様にヨーロッパのウェットさを感じさせるバンド以外は
余り好みでは無いバンドが結構有りましたが、でも演奏して結構面白かったです。
当時のセックスシンボルが多かったLAメタル勢ですがメタル勢全般でファッションは
好みでは無いのですが意外とポイズンやシンデレラ等演奏して好きになりました。
今改めて聴くのも良いですよね。
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