ジミースヌーカ 死去

私の場合、もし会場で会って興奮するのは恐らくミュージシャンより
強さの象徴、屈強な肉体を持った子供の時の憧れである
プロレスラーでしょうなぁ。

素晴らしい筋肉を持ち、それで躍動的な技、スピード、ワイルド、カッコ良さ、
フィジー島出身、WWFでもメインイベンターだったジミースヌーカが１５日に亡くなってたそうで。
交際中の女性を殺した？との事、殺人罪となっていたのですね‥‥。
ただ認知症を患っており、しかも末期の胃ガンだったのもあり
逃走の恐れが無いとも事で身柄は拘束されなかったそうですが、
何とも‥ワイルドペガサス事、クリスベノワの事を思い出しますな。

私が最初にスヌーカを見たのは８１年、全日本プロレス世界最強タッグリーグで
ブロディーとタッグを組んでた時ですな。
その後、最終戦蔵前国技館のリング新日本プロレス在籍だった
スタンハンセンが登場、乱入という最高のインパクトを残した時でした。
私はアレが過去観ていたプロレス全ての中で今でも一番のインパクトでした。

ブロディーとのタッグ、リッキーステームボートとのオリエンタル対決
藤波との抗争色々ありますが
週間ゴングの表紙を飾った、ボブバックランドとの金網デスマッチで
血まみれのスヌーカが金網から出てくる写真が雑誌の表紙だったあの号のインパクトも
相当なモノでした。子供なんで高くて早々プロレス雑誌なんて買えませんでしたが。

日本でのインパクトは、やはり全日本プロレスでブロディーとの仲間割れですな。
アレは驚きでした。
スブルーザー・ブロディvsジミー・スヌーカ
ヌーカがWWFで定着する為、ブロディーのパートナーチェンジというブックだそうですが。

"ブルーザー・ブロディvsジミー・スヌーカ" を YouTube で見る

あの筋肉美でもの凄い躍動感の「スーパーフライ」と呼ばれた
ダイビングボディープレス‥‥外道、田中将人、棚橋達日本人レスラーが
同じく必殺技として使っていますが
あの躍動感で完成されたスーパーフライには、やはり体格的にも
到底及びません。このスーパーフライで藤波からピンホール取りましたしね。
新日本プロレスで再びブロディーとタッグを組みましたが
ヒョウ柄のショートタイツにあの筋肉と長髪、
まるでターザンの様な人ですね。

プロレスラーもミュージシャンも私が憧れた人達は
７０歳を越している人が沢山居ます。または前後。
この世代に私のヒーローだった人達が勢ぞろいしている位。
淋しい事ですね。我々もトシを取ったという事なんでしょう。

ジミースヌーカのご冥福をお祈りします。